ノーやん日記パート2

梅林にあまねし梅の香

 晴れ。さぶい。午前の外出自粛。ネットで新型コロナ感染症対策で献身的に働く大阪の看護師さんが15日、大阪府知事と厚労大臣に「保健所職員を増やしてください」と訴える5万人超の署名を提出した記者会見をみる。保健師さんの訴えに思わず涙した。凄まじい現場のご苦労、涙なしには聴けないお話だった。政治の責任をひしひしと感じる。

 M紙とY紙の内閣支持率世論調査結果をみる。新聞社のカラーに準じて数値に差はあるが支持と不支持が逆転したとか政府のコロナ対策はよくないとかの傾向は同じだ。マーティン・ファクラー著「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」(2016年2月刊)を読む。5年前の本だがマスメディアの政権ポチぶりは変わらない。権力取材に立ちむかうスタンスが日米は段違い。日本は記者クラブ制度に見られる通り権力情報依存型報道。そのご指摘はどんぴしゃりだろう。お昼は、讃岐のきつねうどん。インゲン豆とシメジ、蒲鉾加えて。

 妻は南千里の整形外科へ診療に。愚老は千里南公園へ散策・吟行。鯉釣り池は本日休業で池の周辺ひとけすくなし。公園の柿の実をつつきに来るヒヨドリがいた。梅林には3年前大阪を直撃した台風21号の爪痕示す倒木大樹の切り株が転がっていた。まるでモニュメントのように。人もメジロも来ぬ梅林。視野狭窄は緑内障のせいか。それとも愚老のおつむの…せいか。

 梅の香のあまねしうかぬ梅が丘 昇龍子

 

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