ノーやん日記パート2

夏至

 きょうは明け方、雨が降ったり止んだりした。朝10時ごろには日がさしだした。一日中むし暑い。年寄り仲間を訪ねた。あちこち窓を開け風通しをよくして午睡していた。玄関ドアの隙間風が心地よい。夏至の日はふらふらせんと横になってるんがいちばんか。汗をふきふき「体調どないです?」「あきまへん」。そういわれると、用件そこそこに「お大事に」。
 心臓の手術をくりかえし、人工透析をうけ、介護を受けているという年配者にも出会う。はげますことばがない。ただ「がんばってくださいよ」。なんともやるかたない。
 「後世を願やれ爺様や婆様 年寄来いとの鳥が鳴く」という山家のうたがある。大昔、関西の山鳩はそう鳴いたという。いまはお国が後世行きのおぜん立てをするようになって「後期高齢者」とないている。ちょっぴりお金をばらまきながら。
 朝から雨をもらった田んぼの蛙が元気に鳴いていた。
 夏至今日と思ひつつ書を閉じにけり 虚子
 くさむらや青きが上の夏至の雨 素石
 
 
 
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