怪奇ではなく回帰現象

2006-03-02 16:11:28 | 日々雑感
カリフォルニアのサンディエゴ動物園では男性用トイレを非水洗化し、
年間40000ガロン(15万リットル)の節水を実現した。
それだけではなく補修や掃除の手間も節約されたという。
さらに、サンディエゴでは自宅のトイレを非水洗化すると400ドルの奨励金を出す。
排泄物は重力で下っていく。臭気が戻ってくるのを防ぐために基部にカートリッジが
備えられている。
アメリカ中西部の乾燥地帯では水は貴重である。何百マイルも離れたところから水を
輸入するよりはトイレの非水洗化が望ましいと言う。
また、非水洗トイレは水分が少ないぶんバクテリアが繁殖しにくいと言う研究者もいる。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=5238296

日本では、江戸時代いや昭和の中盤まで排泄物がみごとに循環していた。
しかし、文明化(?)された昨今、「ボットン便所」や「バキュームカー」を
知らない人々も人口の半数近くを占めているのではないだろうか?
人類は原油の枯渇によってではなく水の枯渇によって滅亡すると言われている。
日本でも、この回帰現象が起こることを期待する。