号外――大好きでした…日本のヨーダ

2007-06-29 00:08:19 | 日々雑感
宮沢喜一氏のお姿を最近お見かけしなかったので
心配はしていました。

ぜひに一度、お目にかかりたかった方です。

STAR WARS の YODA と宮沢氏の魅力が
いつもダブっていました。

宮沢氏がお亡くなりになったことが
「なにがなんでも改憲派」の助けと
なることがありませんように。

ご冥福をお祈りいたします。


オススメの本:『司法は腐り人権滅ぶ』井上薫著(講談社現代新書)

2007-06-22 16:38:43 | 日々雑感
裁判員制度の導入が決定され、
オモシロイ裁判本やゾッとする裁判本が
書店で平積みされていますね。

でも、この本を読むと、
そもそも裁判員制度って憲法に反しているのでは
という疑問がわいてきます。

もし万一、裁判員に選ばれたとき
「憲法に抵触しそうなのでオコトワリします」って
言ったらどうなるんでしょうね。

今年2月に行なわれた内閣府の世論調査でも
この裁判員制度に、
参加したい(5.5%)参加してもよい(15.2%)
あまり参加したくないが義務であるなら参加せざるをえない(44.5%)
義務であっても参加したくない(33.6%)
と、8割の人々が否定的に見ています。

にもかかわらず、この法律案が通過してしまう国会って
国民の意思を反映しているとは言えないでしょうね。

井上薫氏の『司法は腐り人権滅ぶ』はつくづく勉強になります。

日本の裁判所は司法裁判所であって、
法律にもとづいて具体的事件を裁判する権限を有する。
しかし、抽象的裁判をし一般的判断を下す権限はない。
すなわち「憲法裁判所ごっこ」をする権限はない。
ということを理路整然と教えてくれます。

個人国債(年利1.5%らしい)を買うということ――その2

2007-06-21 19:29:38 | 日々雑感
前々回のブログの補足、といいますか…。

だれが、J氏――日本という国にお金を貸すのか?
お金を貸すからには担保がある。

では、その担保とは何か?

となると、国債の担保は、
これから国民が納める(はず)の税金
&国民の個人資産(預貯金&株式&土地?)以外にない!
と思えるのですが、

どなたか財政(みたいな分野)に詳しい方、
担保の正体を教えてください!

参議院不要論:その8―――ドント方式とパンダ候補

2007-06-20 11:55:30 | 参議院不要論
参議院議員選に客寄せとしか思えないパンダ候補を擁立する政党、
「品格」アリとは思えない。

「政治にはあまり詳しくない」ので
「夕方のテレビニュースを意識的に見て勉強しています」
とおっしゃる女優さんも立候補なさるようで、いやはや…

それでも、パンダ候補を擁立するのはナゼ?
ということでドント方式ってどうゆ~の?というお勉強もかねて
前回2004年の参議院議員選の結果をもとに試算してみた。

Ifその1:神鳥忍と荻原健司が自民党ではなく民主党から立候補していたら
     自民党も民主党も議席数に変化なし
Ifその2:神鳥忍と荻原健司が自民党ではなく社民党から立候補していたら
     社民党2→3、公明党8→7
     社民党にとってパンダ候補は効果アリ、なぜかとばっちりは公明党に
Ifその3:神鳥忍が女性党から、荻原健司がみどり党から立候補していたら
     公明党8→7、共産党4→3
     女性0→1(神鳥忍当選)、みどり0→1(中村敦夫当選)
     これまた自民党には痛くもかゆくもない結果に
データはhttp://www2.asahi.com/2004senkyo/kaihyo/pr_tousen_hireiku.html

弱小政党にとってパンダ候補はかなり有効な手段のようだが、
しょせん弱小どうしの票の奪い合いってとこか。

比例区で個人名を書いて投票した人は31%、
182万票をゲットした公明党の候補1名を除くと
わずか27%。

参議院は所詮ムダ、どうせムダなんだから
拘束名簿方式にして政党名のみ書くようにしたら
選挙にかかる費用、だいぶ減るのでは?

2大政党さん、パンダ候補やめたらどうですか?

個人向け国債(年利1.5%らしい)を買うということ

2007-06-19 14:53:40 | 日々雑感
ある知人のはなし(2005年)

この知人、J氏としておこう。
かれは、10年前の時点で3000万円のローンを抱えていた。
なんとかうまくやりくりすれば返して行けそうな額だった。
しかし、それからの10年間、2005年に至るまで、
要るのか要らないのか訳が判らないもの(注1)を
多数購入し、現在なんと総額6000万円の借金を抱えている。

かれの世帯の収入は530万円、
それではとてもやっていけないと、
今年もJ氏は借金をした。
今年の借入金は340万円。

かれは、いったい何に年間870万円ものお金を使っているのか?
だれが、かれにお金を貸すのか?

かれの支出のおもだったものを見てみよう。(注2)
  借金の利子の返済    196万円
  「ふるさと」への仕送り 174万円
  老年の父母への仕送り
        や医療費  161万円
  増改築費         98万円
  教育費          59万円
  防犯対策         50万円

J氏に金を貸し、ますます多額の借金を抱えさせることが
得策でないことは明らかである。
J氏の借金癖を直さなければ、いずれ周囲に被害が及ぶだろう。
にもかかわらず、「確実に利子が入るから」と、
かれの借金まみれの生活に手を貸すのはいかがなものか。

大手企業ではボーナスが支給される季節らしい。
証券会社・郵政公社の個人向け国債のCMが目に付く今日この頃。

注)J氏とはもちろん日本のことである。
   このおはなしでは桁数を下げているが、
   実際、日本の借金(地方を除く)は600兆円。
   年間の歳入は53兆円、歳出は87兆円、
   足りないぶん34兆円は国債を発行して
   借金まみれの暮らしをしている。

   「借金しましょ」「そうしましょ」というのが
   国会の予算審議なのだ。

注1)バブルが崩壊し地価・株価の下落が続く中、桁外れ、かつ的外れの
   「景気対策」が繰り返された。大型で用途の定かでない箱や
   道・橋・港湾施設・空港が続々と作られ、
   日本は「世界一の借金王になってしまった」(故・小渕首相談)

注2)借金の利子の返済=国債費(19.6兆円)、
  「ふるさと」への仕送り=地方交付税(17.4兆円)、
  老年の父母への仕送りや医療費=社会保険費(16.1兆円)、
  増改築費=相変わらずの公共事業費(9.8兆円)、
  教育費=文科教育費(5.9兆円)
  防犯対策=防衛費(5.0兆円)