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今回は海の道を紹介します。海の道といっても、文字通り大海の中を走る道ではなく、埋立地に並行して造られた海沿いの道(防波堤)です。
鹿児島市街地の中ほど、甲突川河口の天保山南部に昭和42~47年に造成された与次郎ケ浜。この時、長水路も生まれました。与次郎ケ浜は太陽国体(昭和47年)のメーン会場になり、長水路は観光と憩いの場になりました。
長水路は、埋立地の海側に防波堤をもう一つ造った形です。細長い水路と防波堤で構成されています。
長さ1・6キロ余の長水路の中央部にはシンボル的なマリンタワーがありましたが、利用者の減少に伴って今は撤去されています。
南北に一直線に延びる防波堤の上を走る道。この道の良さは、何といっても桜島と鹿児島湾の眺めです。目の前には海と桜島しかありません。遠くには湾岸の山々が連なっています。広大で圧倒的な眺望が魅力なのです。海を行き交う船も楽しみです。
日陰ひとつありませんから、真夏に歩くのは大変かもしれませんが、自虐的に歩くにはもってこい。真冬も同じことが言えます。
朝歩くもよし、真昼に歩くもよし、夕方歩くもよし。一人で歩くもよし、恋人と歩くもよし。TPOに合わせて歩けばいいのではないでしょうか。どんなバージョンも受け入れてくれそうな長水路です。
願わくば、シティービュー・ウオーターフロントコースを、ここを通るルートに変えて欲しいと切望します。
今、バスで行くなら市営27番線で高齢者福祉センター前(りぼん館前)で下車するか、鹿児島交通32-1番線で与次郎海岸通りで下車すれば便利です。
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