能勢謙三の鹿児島まち案内日記

おすすめの道5 与次郎ケ浜長水路

与次郎ケ浜長水路

南北1・6キロ余、一直線に延びる長水路

今回は海の道を紹介します。海の道といっても、文字通り大海の中を走る道ではなく、埋立地に並行して造られた海沿いの道(防波堤)です。

鹿児島市街地の中ほど、甲突川河口の天保山南部に昭和42~47年に造成された与次郎ケ浜。この時、長水路も生まれました。与次郎ケ浜は太陽国体(昭和47年)のメーン会場になり、長水路は観光と憩いの場になりました。

長水路は、埋立地の海側に防波堤をもう一つ造った形です。細長い水路と防波堤で構成されています。
長さ1・6キロ余の長水路の中央部にはシンボル的なマリンタワーがありましたが、利用者の減少に伴って今は撤去されています。

南北に一直線に延びる防波堤の上を走る道。この道の良さは、何といっても桜島と鹿児島湾の眺めです。目の前には海と桜島しかありません。遠くには湾岸の山々が連なっています。広大で圧倒的な眺望が魅力なのです。海を行き交う船も楽しみです。

日陰ひとつありませんから、真夏に歩くのは大変かもしれませんが、自虐的に歩くにはもってこい。真冬も同じことが言えます。

朝歩くもよし、真昼に歩くもよし、夕方歩くもよし。一人で歩くもよし、恋人と歩くもよし。TPOに合わせて歩けばいいのではないでしょうか。どんなバージョンも受け入れてくれそうな長水路です。

願わくば、シティービュー・ウオーターフロントコースを、ここを通るルートに変えて欲しいと切望します。

今、バスで行くなら市営27番線で高齢者福祉センター前(りぼん館前)で下車するか、鹿児島交通32-1番線で与次郎海岸通りで下車すれば便利です。

若者たちが遊びに来ていた



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コメント一覧

ガヤマス
暑い中、まち案内お疲れ様です。
与次郎の塔のてっぺんには金の玉がついておりました。それを友人らと見て大笑いしました。
中に入って階段を下ると、水族館のように長水路の海の中が窓からのぞけるようになっていて、オープンのころは魚が見えた記憶があります。しばらくして行くと、長水路のよどみのせいか、魚の姿が消え、クラゲだけが泳いでいました。不思議な場所でした。
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