能勢謙三の鹿児島まち案内日記

3661 信任は4人に1人

しんいちさん、「4区画が空き」に対してコメントありがとうございます。同感です。鹿児島銀行は本店ビル「よかど鹿児島」のあり方について、読みを誤ったと私も思います。本館1階のイスとテーブルが置かれたホール以外、客にあまり利用されていない現状がそれをよく示しています。空きを埋めるように、本館2階の一画に8月1日、鹿児島ブランドショップが県産業会館(名山町)から移転・オープンしますが、これも同ショップ本移転までの暫定措置です。
しんいちさんもおっしゃるように、テナント各店の「現金はダメ」方式が間違いだったと思います。現金中心の私は、ハナから「よかど」は自分には使えないな、とあきらめました。こんな人も少なくないのではないでしょうか。
私はもともと、「よかど」に誰もが集まる公共的な施設ができればいいのにと考えていました。例えば歌や演奏や演劇や講演を楽しめる多目的ホール。この意味で、そもそも鹿児島ブランドショップも初めからここに本移転させてもよかったのではないでしょうか。
銀行本店としての造り自体おかしいと思います。1階から本店窓口がある3階まで客を導く長~いエスカレーターがありますが、銀行と客との距離を感じさせます。上から目線すら感じます。
本店ビルは、電車通り向かいの山形屋を超える高さです。通りにのしかかるように建っていて、私は威圧感を覚えます。今、ファミリーマートがある位置あたりには、登録有形文化財の渋い本店別館が建っていました。本店新築にあたって、鹿銀はこの別館をあっさりと壊しました。これにもあきれたものでした。歴史的な建物を取り込んだ、つつましい本社ビルを造れなかったものか。

さて、鹿児島県知事選が終わりました。現職の塩田さんが再選を果たしましたが、当日有権者数128万4427人に対して、塩田さんが得たのは33万7357票でした。つまり、有権者の26・3%、いわば4人に1人しか塩田さんを信任しなかったことになります。塩田さんはこの現実をしっかりと胸に刻み込んで、国ではなく県民の方を向いた仕事をして欲しいと考えています。

私は6日(土)に宮崎市へ、7日(日)は投票を済ませた後、指宿市までドライブしました。
宮崎市。
タクシー乗り場にもベンチ。
バス停のデジタル案内板。「あと〇分で到着します」と詳しく表示。
整然と張られた時刻表。

池田湖。


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