映画ロケ地訪問記

映画の舞台となった場所を、のんびりと訪れていきます。

ミッション・インポッシブルⅡ(シドニー編④)

2006年12月20日 | Weblog
終盤近く、トム君の彼女(殺人細菌キメラが体内に)が、断崖から身を投げようというシーンがあります。その場所は、シドニー湾に面するノース・ヘッドという場所で、国立公園に指定されています。ノース・ヘッドへの行き方は、シドニーのサーキュラーキーのステイト・トランジット・フェリーからマンリー(manly=男らしい)行きが出ていますので、それに乗ること約30分、片道500円ぐらいです。

マンリーからノース・ヘッドまで徒歩で約1時間ぐらいです。一応、柵がありました。



撮影ポイントから少しはなれた所に、断崖絶壁の展望台があります。ここはシドニーの自殺の名所だそうです。


マンリーには、多くのビーチがありますが、代表的なのはマンリー・オーシャン・ビーチです。この海岸は、後のルモンド映画の先駆けとなった「世界残酷物語」で女性ライフセーバーのシーンで紹介されています。




サーフィンの盛んな所で、いい波が来ます。

マンリー・フェリー乗り場です。

ミッション・インポッシブルⅡ(シドニー編③)

2006年12月19日 | Weblog
シドニー中心部からバスで30分ほど南に行った所に、ラ・ペルースという風光明媚な岬があります(マップ)ここでクライマックスの銃撃戦、バイクチェイスの撮影が行われました。


ジョン・ウー監督の舐めるような俯瞰ショットで島を一周します。ここはBare Island という島です。


島の裏側の岩をよじ登って、トム君は敵のアジトに侵入します。


花崗岩でできた島で、波の浸食で荒々しい様相となっています。


島の裏側あたりです。磯遊び、日光浴もできます。


この辺りは釣り、ダイビングのスポットとして有名です。






この地下に敵の秘密基地があるという設定です。昔、砲台がある要塞でした。








現在、中には入れません。監視カメラがあります。


バイクのジャンプシーンは、CG臭いです。




地元の子どもたちがダイブしていました。






ヘリからロケット弾を撃ち込まれ敵の車が吹っ飛びます。一応、ここは国立公園の指定を受けています。












トム君はここを一気に駆け上がります。白い柵は撮影の際に取り付けられ、現在は撤去されています。





ここで奇想天外の香港映画並のスローモーション・アクションが展開されます。



トム君は、ここから壮絶なバイクチェイスを始めます

この辺りには、店は全くありません。行く際はランチや飲料水を持っていくことをお勧めします。週末は移動売店のワゴンが来ますが、値段は高めです。


すぐ近くに穴場のビーチもあります。人もほとんどいません。

ミッション・インポッシブルⅡ(シドニー編②)

2006年12月18日 | Weblog

トム君はこの屋上に夜、ヘリからワイヤー1本で研究所に侵入するのでした。


冒頭、科学者が細菌キメラを研究所から持ち出します。その研究所が入居しているビルです(←猛毒の細菌研究所が大都会のビルの中にあるというのは、おかしな設定ですが)

右端のビルが映画に使われました(正直、真ん中のビルと勘違いしていました)


空撮で登場する一面の緑は、ボタニック・ガーデン・ドメインという30ヘクタールもの公園です。この公園に面した通りに映画で登場したビルがあります。


この公園には野生インコやこうもり、各種の野鳥が住んでおり、タダで『動植物園』を楽しめるようになっています


映画の中盤、幽閉されているトム君のカノジョが車に連れられてくるシーンで、ハーバーサイドが少し出てきます。


昼間に行くと大した事ありませんが、夜に行くことをお勧めします(夜間でも治安はとても良く、レストランも多数あります)



少し海に向かって進むと、潜水艦や巡洋艦があります。

ミッション・インポッシブルⅡ(シドニー編)

2006年12月15日 | Weblog
ミッション:インポッシブル2:Mission: Impossible II
監督 ジョン・ウー 製作テレンス・チャン、トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
出演トム・クルーズ、タンディ・ニュートン、ダグレイ・スコット
公開 2000年 上映時間 123分
DVD販売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

ご存知スパイ大作戦のリメイク版の第2作。細菌兵器キメラをめぐって、テロリストと戦いを繰り広げるというよくあるストーリーですが、全編オーストラリア・ロケを敢行した作品。近年、ハリウッドではオーストラリアで撮影される映画が多く、「猿の惑星」「マトリックス」シリーズなど急増中主な理由に、人件費が安く、英語が通じること、ロケに適した雄大な自然に恵まれていること、そして同国出身のメディア王ルパート・マードック(映画会社20世紀FOXのオーナー)が所有するFOXスタジオがあるため、映画製作には何かと便利なことが挙げられています。ロケ誘致と同時にオージー映画人のハリウッド進出も活発になっています。


映画の冒頭は、豪州の象徴であるオペラハウスの空撮から幕が上がります


ヨットの帆をモチーフにデザインされていますが、当初3年の工期が結局は完成まで14年も掛かりました。

内部には土産屋がありますが、大した物はなく、しかもベラボーに高いです

遠くからだと真っ白に見えますが、近くから見ると黄ばんでいて、結構老朽化しています。


シドニーハーバーブリッジ。1920年代の大不況の際、景気刺激策として着工され、1932年完成。全長1149メートルの世界第2位の橋脚です。

橋脚を登るツアーが毎日ありますが、1万円以上するので断念しました

橋には歩道が付いており、約15分ほどで対岸まで渡れます。


飛び込み自殺やテロを防ぐべく、フェンスを高くして、警備員もパトロールしています。

オーストラリア随一の高さを誇るシドニータワーです。映画でも2シーン登場します。

料金が高かったので、昇るのはやめました