着陸教室再びなのだ

おらのヘマ作業で消えたので..今日の感覚で書きます..

知人からの質問..の続編
去年末に..タマタマ飲み屋で合流の知人から...

確かに着陸時のスピードを下げれば..
着陸が易しくなるのは解るけど..
降下すると..スピードが逆に上る..
どうすればいいの?

まあ...
この話を解決する...
基本が..普段の生活の中にある..

例えば..
今...目の前の鉛筆を..床に落としても壊れない..
ところが..これ..ビルの24階とかから...
落としたらどうなるか?..

まぁ..こんな話なのだ..
何セ..地面から..高い場所にある物は..
それだけで...凄いエネルギーを所有しているのだネェ..

飛行機も..高い所から地面に落ちる場合は...
いや..厳密には..降下する場合は..
エンジンを吹かさなくても..スピードが下がらない..
場合によっては..逆にスピードが上るのだ...

もうひとつ..物が重いものと軽いとでは..
同じ物でも..軽い方が..衝撃が少ないでしょ..

大昔..ピサの斜塔でリンゴを落としていたおじさんの話を
書いただけだが..
まぁ..本当に解っている人は..少ないのかなぁ...

何で飛行機が..というけど..
まず飛行機の重さを分けてみると...

ジャンボの場合...
機体..170トン
お客など...40トン
燃料最大...170トン

ということで..今日は軽くしたいので..
機体屋根を外して..オープンカーで飛ばします...
なんていうことは..できない..

さらに..
お客さん..今日は重いので..降りてもらえません...
これは..実は長距離線を中心に
時々やっているらしい..

さて..一番..簡単に調整できそうなのが..
燃料...大体..170トンはタンクのサイズの話で
こんなに積んで..離陸は...ほとんど無いと言われる...

さて..話を成田の着陸の光景に切り替えると...
..みんなスポッターは..ナイスとか..下手糞とか..
でも..これ..こんな話が絡んでいる...
例えば..NCAがフラフラと進入してくる...
ぁぁ..斜めッチャつたよ...なんていうけど..
貨物機は満載だと..旅客機より60トン以上余計に積んでいる..

逆に..アメリカ機は慣れているよね..
スーーット降りるもん..
でも..コレにも理由がある..
アメリカと成田を結ぶ便は..
アメリカ出発点から千歳までの飛行申請で..
燃料搭載する..
ということは..千歳－成田の燃料はというと..
予備燃料で飛んでいることになる..
(これ..お役所が特認している....)
ということは..アメ機の燃料タンクはカラッポに近い..
国内線ジャンボより..軽い可能性すらある...

ココから先は..Fsで..やってもらいたい..
荷物が満載と...燃料カラッポ近いのだと..
どっちが..楽に着陸できるのかとね...

あと..スピードブレーキの位置を確認すること..
スピードブレーキと..フラップ...車輪
は..カナリ減速に有効だけど..
使用最高速度の制限がある..
理由は..高速の風圧で壊れてしまうからである..
これは..Fsでも完全に再現されている..

なので..巡航の段階で..降下する下準備として
ある程度..速度を下げておく必要性がある..
降下を開始すれば..速度が上るのは当たり前なのだ..

良い着陸は..事前周到の準備にある..