いしだのりこの 海苔弁当

日々、思うこと、見たこと、聞いたことをたらたらと・・・

Challeng! 切り拓こう 多様な弁護士の道

2012年03月31日 | 日記
昨日、「大阪弁護士会の男女共同参画を進める会」の主催で標記の集まりを持った。

スピーカーは3人。皆さんご存じの大平光代さん。さすが、トークにメリハリがあり、中味もあり、わかりやすくておもしろくかつ元気をもらえる。「生大平さん、初めて見ました。美人ですね」のうれしい感想あり。

そして、とても60期には見えない貫禄の中井真雄さん。その貫禄とうらはらの厳しい即独実体験の包み隠すことの無いお話。実に、間の取り方がうまく聞き入ってしまう!

ついついお二人のお話に聞き惚れて、私の順番を忘れそうだったが、コーディネーターの矢倉昌子さんの適切な采配で何とか無事終了した。そういえば・・・私には【美人ですね】の感想は無かったな。結構人って嘘はつかないものだ・・・

参加していただいた皆様、開催の実行委員の皆様にただただ感謝。

それにしても最近の若手の置かれている状況は、かいま聞くだけでも胸が痛む。

先輩弁護士の皆さん。我々が先輩にしてきて貰ったように、協力し合って後進を一人前の弁護士に育て上げましょうよ。
お金のある人は雇用を提供し、場所のある人場所を提供し、知識と知恵のある人は知識と知恵を提供し、何も無くて経験だけならあるという人は、その経験を提供するだけでも大きな意味がありそうだ。

考えなければ・・・
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親子喧嘩

2012年03月29日 | 日記
おとついの晩、三女と久しぶりに大喧嘩をした。
末っ子でわがままな娘で、かつ性格も似ていることから、結構喧嘩は多いが、最近娘も大人になったので、回数は減っていた。

喧嘩の原因は、4月から法科大学院に通うため下宿をするが、その生活費についてである。
最初は私から仕掛けた。他の院生の生活費から見て、多いかも、もう1万円下げよかなというと、娘が激怒しだした。
娘の言い分はこうだ。金額は既に合意したことである。それをもとに自分は計画を立てている。今更減額とは何だと、合意に至った経緯を詳細にまくし立てていく。
このへんが、この娘の下手なところである。いきなり、権利だの義務だのを持ち出してくる。
親としては、「え~っ、そんなんいわれても・・・けどやってみるけど・・・」と可愛く言えば、帰宅したときに、お小遣いとして減額以上のプラスをすることもある。しかし、合意の履行云々を求められると、あんたへの親としての養育義務はもう終わっていると返したくなる。

で、さんざん言い合いをした後の娘の捨て台詞。
「私もこんなお金のかかる法科大学院なんか行きたくないわ。こんな制度を作ったのは、あんたら世代やろ。責任とるべきや」

ぐっ・・・痛いところを突いてくる・・けど、家に帰ってもこんなん言われると疲れる。

その日はそれで終わったが、昨晩帰宅すると、娘は奨学金制度を調べ、頑張って勉強して免除とると申込書類を書いていた。
私が娘に言いたいのは、そういうことで無く、仕事ではともかく家庭の中に合意による義務の履行云々を持ち込まないで、信頼と愛情だよということだが・・・わかってない。

そして、私の捨て台詞。
「あんた、絶対離婚するな」

どっちもどっちか。

ま、頑張って勉強する気になったのであれば、これも教育的指導だと思っておこう。
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捜査手法・取り調べの高度化を図るための研究会最終報告

2012年03月28日 | 日記
平成24年2月、中井国家公安委員会委員長が主催する「捜査手法・取り調べの高度化を図るための研究会」の最終報告が発表された。

大阪弁護士会から声を上げ、今や全国的な展開がされている取調の可視化だが、ここ数年、密室での厳しい取調で虚偽自白をしてしまった事件の無罪判決や再審無罪が獲得され、取調の可視化についての国民の認識もたかまっていた。
本報告書は、取調の録音・録画の拡大を謳っており、この点は、「うんうん」である。

しかし、可視化することにより、「職人芸」のようなあうんの呼吸で自白を取ることが難しくなるとして、過度の自白依存から脱却し、客観的証拠の収集のため、捜査手法の高度化が必要と言うことで、最終報告では、下記の手法の検討がなされたとのことであるが、ここは、「う~ん」だ。

1 DNA型データベースの拡充
2 通信傍受の拡大
3 会話傍受
4 仮装身分捜査
5 量刑減免制度
6 王冠証人制度
7 司法取引
8 刑事免責
9 証人を保護するための制度
10 被疑者・被告人の虚偽供述の処罰化
11 黙秘に対する推定

この項目の羅列を見ていると、なんか背中がむずむずしてくる。
1,2,3あたりはプライバシーを覗かれて丸裸にされる感が一杯である。これからその対象、方法等々議論されると言うことであるが、甘い基準でされてはたまらない。
いえ、何も悪いことをしているわけでは無いですが、警察に目を付けられたら知らない間に盗聴機を家に付けられてるって、絶対気持ち悪い!

11の黙秘の推定。黙っていると不利益に推定されるということのようだが、あれ?刑事裁判の最初に告知される「貴方には黙秘権があります」の黙秘権って、いったい何だった?


なんか、違うよねー、怖いよねー
これは弁護士的には相当の注視と議論が必要な問題ではないだろうか。

参考までに警察ニュースでの本報告書の紹介記事はこうだ。
「最終報告では、取調べの録音・録画の試行を否認事件にも拡大すべきとするとともに、客観証拠による捜査手法を速やかに導入する必要があると提言している。」




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春雷

2012年03月28日 | 日記
先ほど雷が一鳴りした。春雷だろうか。

「春雷」と聞くと、躍動する筋肉を黒光りする皮に包んだ利かん気の強い小ぶりな牝馬を思い出す。私が、学生時代に馬術部に属していた時、大会の障害飛越競技に出てきた他大学の馬の名前が春雷だった。綺麗で,激しいその馬のイメージにぴったりの名前だった。

「春嵐」は今年はまだこないのだろうか。その後は一変したように暖かくなる「春の嵐」も好きだ。昔、古い木造住宅に暮らしていたとき、春の嵐が吹いてがたがたと鳴る窓をとおしてヒューヒューと吹く風の音を寝床で聞くのが好きだった。

雷、風、そして桜が膨らむ。春が来る。

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