この山の土地を購入して以来およそ20年間
手つかず状態の東の飛び地がある。
今年の春からようやくそこの開発に着手した。
私のアトリエから地続きのその場所は
朝日が拝める貴重な空間なので
いつか整備をして公園ふうにしたいと思っていた。
ここはヒノキや雑木が生い茂り
あたり一面笹やぶに覆われた土地だったが
夫がこの春頃からせっせと汗水流して
土地を切り開いてくれた。
そして、新たな苗木を植えていった。
木洩れ日の射す場所でティータイムができるように
テーブルとベンチや椅子も造った。
なかなかいい感じのスペースになったものだ。
訪れたお客さんをもてなすにも絶好な場所となり
10人ぐらいが集っても十分座れる。
この東のガーデンから見たアトリエ方向の眺めは
とても感じが良いと夫は自画自賛だ。
ただ最近になって気がついたことがある。
午後からの西日がきついのである。
植樹した木が大きく成長すれば解決するのだが
それにはまだまだ時間がかかる。
さて、どうするか…。
そこで思いついたのがパラソルだ。
雨の日の露天風呂に使っていたパラソルが
今は不要になっていたのを思い出し
こちらに持ってきたという訳だ。
お陰で西日も遮ることができて
パラソルも有効活用できる、まさに一石二鳥!
この森ができてからというもの
ここでティータームをする機会が一挙に増えた。
夏でもひんやりと涼しいのが何よりだ。
それにしても何という贅沢…。
恵まれた環境に感謝、感謝の日々である。