先日、友人からHITACHIのノートパソコンがおかしくなったので、
診てほしいと連絡が入ったた。
早速状態をみてみると、
電源を入れると真っ黒な画面に白いカーソルが左上で点滅して、
数分待っていると真ん中より少し下の左側に白い四角が表示され、
その時点で止まっているようだった。
OSはXPのプロフェッショナルが入っていたとのこと。
この状態になる前には、画面のあちこちの文字が
□□□のように表示されていたとのことであった。
その友人はリカバリーをしようかと思っていたそうだが、
最悪でもマイドキュメントとディスクトップフォルダのデータだけでも
吸い出せないかということであった。
内臓ハードディスク自体がかなりあやしい状態と思われたので、
取り外してHDケースに入れ、他のパソコンにUSB接続し
データを救出することにした。
1.裏面のCD装置を止めているロックを解除しCD装置をはずす。
2.HDを留めているネジをはずし、HDを外す。
3.HDを2.5インチHDケースにつないで、他のパソコンに接続する。
4.Documents and Settingsユーザー名My Documents
Documents and Settingsユーザー名デスクトップ
のフォルダをコピーする。
ドライバー類が入っているフォルダがあったので
それもコピーしておく。
以上で、無事にデータは吸い出すことができた。
一応チェックディスクをしてみると、エラー箇所があるようで、
途中でHDからカチンカチンという金属音までしだした。
やはりHDの一部が壊れていることが判明したもののだめもとで、
逆の手順でもとに戻し、回復コンソールを使って、
ウィンドウズを起動するところまで治らないか試してみることにした。
1.電源をつける。
2.HITACHIのメニュー画面が表示されたら、F12を押す。
3.XP回復コンソールのCDを入れる。
4.デバイス選択メニューから「CD-ROM」を選択しENTER。
5.回復コンソールを「R」で起動する。
ここから、コマンド入力する。
CD
「ENTER」
ATTRIB -H C:boot.ini
「ENTER」
ATTRIB -S C:boot.ini
「ENTER」
ATTRIB -R C:boot.ini
「ENTER」
DEL boot.ini
「ENTER」
BOOTCFG /Rebuild
「ENTER」
FIXBOOT
「ENTER」
EXIT
「ENTER」
これで、再起動するので 「F12」でデバイスメニューを表示させる
メニューからハードディスク選択する。
オーッ!、XPのロゴが表示され無事起動したではないか。
しかしながら、友人が言っていたようにアイコンの文字が
□□□や訳のわからない文字で表示されている。
ワードの文章などがエラーで起動しないといった弊害が出ている上、
一部のファイルにはアクセスできないような状態になっていた。
アイコンキャッシュやフォントのキャッシュファイルを削除してみたり、
ディスクトップの設定で使用するフォントを変更してみると、
一時的には改善されるが、
再起動すると元の木阿弥といった感じだった。
ここで、この内臓HDは断念することにした。
ハードディスクを購入し、メモリも256M(128M×2)だったものを
384M(256M+128M)へアップする。
ちなみにハードディスクはU-ATA100の20G、
メモリはDR266とDR333が混在という状態になった。
XPを再インストールし、抜き出していたデータを元に戻し、
修理完了ということになった。 m(_ _)m