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Do Things in Style

日常のつぶやき

一心

2024-08-03 17:04:00 | Weblog
できるとこは全てやった。
もう残っていることは何もない。

時が経てば。
あとはそれまでの思いの果て。

どう考えるか分からない。
けれど、もうそんな事は関係ない。

選択の結果。
自分で選んだのだから。
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夏の陽炎

2024-08-01 21:27:00 | Weblog
夏の暑い日。
暑い日は殊更辛そうにしていた。

遠い季節。
一人でゆくには眩しすぎる。

浅い呼吸。
熱を持った身体。

あの時のジェラートをまた食べたい。

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2024-07-31 18:05:00 | Weblog
私に話しかける。
大好きな彼らの声。
名前を呼んでくれる。
彼らが語りかけてくれた唯一の動画。

私は毎日それを見て彼らの声を聞いている。

小さくて、可愛い私の家族。
唯一の家族。
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あなたへ

2024-07-19 00:00:00 | Weblog
やっぱ話はできなかったんだなぁ。

色々と聞きたいこと、話したいことがあったんだけどね。

まぁ、仕方がない。
自分で考えて、自分で決めることにするよ。

これまで、1番頑張ったことがあって。
それは2人の思い出の地巡り。体調が許す限りね。
いや、伊達に長い事一緒に居なかったから、思いつくだけでも結構な数でさ。
1番遠い所で、長崎にも行ったんだぜw
褒めて欲しいな、ホントに。
ホントに頑張った。

色んな場所に行く度、やっぱ実際に行くと思い出すことなんかもあってさ。
食べたものとか、見たものとか、話したこととか、色々ある訳よ。

でも、どっかに出かけた後はさ、必ず家に帰る訳じゃん?そうすると、その時帰ってきた後の事とかも思い出すんよね。

んで、今は帰っても。
まぁ話す人も居ないんで。
毎回、俺は何してんのかな、とか思うんだよね。
でもさ、まぁ愛する妻の面影だったりとか、仕草だったりとか、話し方だったりとか、そのお陰で繋ぎ止めてくれる気がしてさ。他にやることもないし、やっちゃうんだよね。うん。

今あの家にはなーんにもない。
なんていうか、自宅って感じがしなくて。
君の部屋なんか、文字通りなんもなくて、今もそのまんまだから完全に空き部屋。

ドアが空いてると、寝室から部屋の中が見えるから、昔は先にベッドに入ってから様子を伺っていたなぁと。
不思議とフッとそういうのが浮かんだりする時もあって。完全に何もないのに。


結婚前の時の事なんかもよく思い出した。
これ他人には絶対分からないけど、マジで色々あって濃い時間だったよね。

そういうのをずっと繰り返してた。
ずっとね。

でも、繰り返す度に思うのは。
懐かしいな、とかじゃなくて。
あぁ、もうそんな人は居ないんだな。
本当に死んでしまったみたいなんだな。
って。

俺は2つ守って欲しかったことがあって。
細かいこととかじゃなくて、なんていうかこれだけはー、みたいな。時々話してたと思うけど。
一つはじいさん、ばあさんになっても手を繋いで歩くぞってこと。
もう一つは俺より先に死ぬな、ってこと。

でもどっちも守って貰えなかったなぁ。
ホントに。昔から約束の守れない人だよ。


家から居なくなったあの日。
めっちゃ頑張って笑っていたけれど、なんとなく分かってたから。

本当に本気でやる、ってのが理由なら仕方ないかなと。また俺が涙を飲めばいいんだろう、って。


でも。
それは違った。
全くそんな風に見えなかった。
少なくとも今までは。
一体あなたは何をやっているのかな?
何でそんなで、命かけてるとか戯言を吐いているの?
自分を虚飾したって、なーんもいいことないよ?
20年かけても、分からなかった?
中途半端なことばっかで。
やるなら、本当に本気出して欲しいな。
独力で、他人に迷惑かけず、甘えずやって、その口で言ってることをホントにしなよ。


まぁ、そんなことをずっと思っていた訳。
でないと、無駄になっちゃうからね。色々と。

とても、残念。
今まで色々言ってきたけど。
やっぱね、都合の悪いことから、その場凌ぎで逃げて、言い訳しても。
自分のしたこと、自分からは逃げられないんだよ。必ず自分に返ってくるから。
色々と大変になるだろうけど、きちんと反省して大切なことを今度こそ理解することを願うよ。

そして。
今、愛する妻は死んだ。
よく分からない中で、1番これが無理矢理自分を納得させる結論になるかな。
これも、今こう書いている時点で、何となく分かっている事なのかもしれない。

だから。
さようなら、ともちゃん。
僕はずっとあなたを愛していたかった。
あなたが死んでしまったのなら。
俺ももう頑張らなくていいやね。
20年以上頑張った訳だし。

もっと色々な話をして、美味しいもの一杯食べて、楽しい場所へ行って。
ずっと続く。そんな夢を見ていようと思う。

それから既に手元にあるものは処分するね。
今後俺の所にまた何か届いても、恐らく所在不明になると思うから、自分でしっかり抜けがないか確認するんだよ。
これからは全て、自分でやっていくんだよ。

ある人から言われたよ。
ずっと守ってきたんだね、って。
うん。そうかもしれない。
でももう、守ってあげられないから。
自分でなんとかするんだよ。

これが、あなたにしてあげられる最後のメッセージになります。
私はこれが正しい、真にあなたの為になる事と信じています。
そこから立ち上がって、本当に輝く人になってね。
守るのではなく、きっと遠くから見守っています。


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玄関

2024-07-08 22:57:00 | Weblog
伽藍堂。
玄関は以前物が溢れていた。
片付いてきれいになったのだ。

家を出る時、家に戻る時。
この場所を見渡して、逡巡する。

かつて仕事に行く時は、必ず玄関まできて、ハグをしてから軽くキスをして。
「いってらっしゃい」

仕事から帰ると、部屋の方から
「おかえりー」

なんでもない日常。

本当にそんな事があったのかも、
分からなくなってしまった。

なんだったのだろう。
分からないなら、早く忘れてしまった方がいい。
早く捨ててしまった方がいい。

グダグダ言って、先延ばしにするのも
もう頃合いだろう。
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いつか

2024-05-14 14:10:00 | Weblog
Love me tender, love me sweet.
Never let me go.
You have made my life complete.
And I love you so.

Love me tender, love me true,
all my dreams fulfilled.
For my darling I love you,
and I always will.

Love me tender, Love me long.
Take me into your heart.
For its there where I belong.
And will never part.

Love me tender, love me true,
all my dreams fulfilled.
For my darling I love you.
And I always will.

I said love me tender, love me true,
all my dreams fulfilled.
For my darling I love you.
And I  always will.


君がピアノを弾いて。一緒に私が唄う。
「そういうのやってみたいんだ」
密かにいつか話してみようと思っていた。

2人は君と共に眠りについた。
桔梗が綺麗な場所で。
私もじきにそこで眠る。
もう少しだけ待っていてほしい。
やり残した事が終わるまで。


一緒に眠っていたベッド。
広くなっても、結局片方に寄って眠る。
君が居た頃と同じように。
でも、もうすぐそんな思いはしなくて済む。

桔梗が綺麗なあの場所で。
寄り添って眠るんだ。


いつか話してみようと思っていた。
今度は必ず話そう。

私の為に弾いてくれ。
私は君の為に唄う。寄り添うように。


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無題

2024-02-14 16:04:00 | Weblog
再び戻ってきた。
病室というのは、何故か治療する意欲を削ぐ気がする。

同じ景色。
同じ毎日。
刹那的に生きる意味のようなものを見失う。

戻ってきて、それはここでも同じ事に気づく。
同じ景色。
同じ毎日。
1人静かな部屋。


一年経って。
一年経って、それまでの幸福と時間を振り返る。

1人ではない部屋。
寝室では隣から聞こえる寝息。

呼吸の音を聴いて。
身体越しに心臓の鼓動が聞こえて。
体温を感じて。
寝顔を見て、安堵した気持ちで自身も再び眠りにつく。

確かに生きていた。
2人とも。
生きていたんだ。

あの瞬間。
温もりは突然消え失せ、鼓動が止まり、呼吸は聴こえなくなった。


生きていれば。
生きてさえいれば、また、と。
ただ待っていた。待っているはずだった。

ある時。
本当に2人は消えたのだと。
そう理解した。
唐突に。


一年は。
同じ日々の繰り返し。
身体の負担を感じながら、同じものを少量食べ、ただ眠る。

それでも。
あの優しい声と、愛しい姿を毎日思い出し。
毎日独り語りかけていた。
ただ、独り語りかけていた。

生きていれば。
生きてさえいれば、きっとまた。
そう願っていた。

記憶と暮らしている。
ただの記憶。君の記憶。君との記憶。

指輪が独り寂しそうに佇んでいる。
何故か戻ってこなかった片割れはどうしているだろう。
そう呟きながら、帰りを待っている。
記憶の中で。記憶の日々を。

きっとまた同じ。
同じ繰り返しの一日。
私はこのまま死んでゆくんだろうか。
果たして何の意味があるんだろう。

何のための時間だったのだろう。




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自分だけじゃなかった

2023-12-20 00:23:47 | Weblog
そうだ。
こいつらも大事な家族と離れ離れになったんだ。
自分を投影しているのは分かっているけど。
何か不憫で。すまない。
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精一杯だった日

2023-12-19 13:46:07 | Weblog
明日でちょうど一年になる。
人生で最も虚勢を張っていた日。

彼女が家を出て、車に乗り込み、その姿が見えなくなるまで。
精一杯笑って手を振った。

本当はこうなる事がなんとなく分かっていたけれど。
最後に会話できる時を信じて。

視界から車が消えた瞬間、ただひたすら泣いた。
あの一連の瞬間瞬間を克明に覚えている。
きっと忘れる事はないだろう。

いつもなら。
一緒にクリスマスを過ごし、新年を迎えるのに。
そう思っていたあの日。

来年の今頃はどうなっているのだろう。
そう思っていたあの日。

会話する機会さえ無慈悲に奪われ。
あげく裏切られてさえいたなど、想像できるはずもなかった。

私はこの一年、はっきり言って最低の年を過ごした。
あらゆる意味で。

自分がしていた事は、ただ思い出を振り返ったり、考えることだった。
祖父が亡くなり、自身も体調を崩し、好きだったことをする気にもなれず。

ただひたすら苦しいだけの日々だった。
今もそれは変わっていない。

私は今何をしているのだろう。
何故こんな無意な日々を過ごしているのだろう。

窓の外を眺めながら、そんな事を考えている。
ふと、あの車影が見える気がする。
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何故

2023-12-13 01:49:31 | Weblog
今更になって。

荷物が届いた。
ネットで注文した品だろう。
恐らく間違えて以前の登録先のまま発注したのだろう。
宛名はもう居ない妻のものだった。

無神経というか。
酷く気分が悪かった。



時々かつての写真とか、動画をスマホが薦めてくる。
ライブラリに残っていないものまで。

かつて妻が私に送った動画。
家族のように可愛がっていたぬいぐるみ達に声を当てて。

そんなに昔じゃない。
けれど、はるか以前のように感じられる。

妻の声で。
彼らが私を呼ぶ。

何故今更。
どうしてだよ。
俺はずっと。。。やっと。。。
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