
お久しぶりのブログになってしまいました。
お久しぶりのここ1ヶ月の間にイロイロな事がありました。
毎日変わらず、同じように過ごして、家族誰一人かけることなく夜を過ごす事が
一番の幸せだと思う私にとって、14年もの間私たち家族に
幸せを与え続けたトラの死は、堪えがたい悲しみでした。
トラが目の前で息を引き取った時に、この歳になって大きな声を出して
泣いてしまうなんて、正直自分自身驚いてしまいました。
こんなに悲しいなんて思ってもいなかったし、想像もできませんでした。
トラといつも身体を寄せ合って寝ていたミ~は、普段鳴かない子なのに
ここのところ大きな声で鳴き続けるので、私たちも悲しくなります。
次男はトラの世話を1ヶ月以上していました。
車を運転出来るけどしない息子は歩いて30分以上かかる動物病院へ1日おきに
トラを連れて行っていましたが、その手には豆が出来ていました。
「小さかった頃、お母さんが仕事でいなくて寂しい時に、トラはいつも一緒にいてくれたから
最後まで、俺が面倒をみたい。」
きれい好きだったトラがおもらしをするようになって、においがするようになると
他の猫たちはトラに近づかなくなり、狭い所に入るようになったトラを
きれいにしてあげたいとスプレー式のシャンプーやいろいろな
ものをお小遣いで買っては世話をしていました。
そのうち、おもらしもしなくなり、匂いもしなくなったトラ。
エサも口にするようになり、大好きなおこたでまたミ~と身体を寄せ合って寝始めました。
痩せてしまい、右の後ろ脚はすでに感覚がなく思うように歩けなくはなっていましたが
トイレにはちゃんと行っていました。
良い方向に向いているんじゃないか? 嬉しかった。
ある夜、珍しく私の布団の上で朝まで眠り、次の夜は息子の布団の上で朝まで寝ていました。
そんなトラに喜んでいた朝、トイレに起きたトラがトイレまであと少しの所で座り込んでしまったので
トイレまで連れて行こうとした途端に床の上にトイレまで筋を描くようにおもらしをしてしまい
トイレでへたり込むトラの姿に、夫も休みだったのでトラの為に何が必要かと皆で
買い出しに行ったそんな夜に息を引き取りました。
買い出しなんて行かないで最後の日を過ごせば良かった。
トラの具合が悪くなってから、私たちは元気になって欲しい、少しでも生きて欲しいという思いから
抜け出せなくて、この思いはもしかしたら「人間のエゴなのかもしれない」と言う気持ちと戦っていました。
私たちのエゴにならないようにしよう。そう毎日話はするけど、答えが出ない毎日でした。
トラを自由にしてあげようと散骨する事に決め、灰になって小さなつぼに入ったトラを家に持ち帰り
8月にNZから戻る長男を待ち、家族揃ったら本当にお別れをするつもりです。