５０年後の１９：５９分へ・・・。

あっけまして～おめでとうございます！
寒いですな！
大雪が降っている地方の方・・・雪だるまに騙されるなぁ～～～
雪だるまは・・・君を狙っているぞぉ～～

てなわけで・・・今年もヨロシクお願いします
プリシラ、元気だよぉ～ん
もぉ～う色んな事がありすぎて・・・

プリシラ・・・いけない事と知りつつ・・・電車の中でメールをしていた
そしてこの事も知っていた・・・隣におばあちゃまがいた事は・・・。
「今何時でしょうか？」
そのおばあちゃまがいきなり声を掛けてきた
なんだかなぁ～プリシラ・・・ご老人によく声掛けられるんだよなぁ～

はっきり言って・・・プリシラって声掛けづらいタイプだと思うけどなぁ～
年寄りにはそんな事、関係ないのかなぁ～

メールを止め、画面にある時刻の表示を見せながら・・・プリシラには珍しく小さな声で・・・
「７時５９分です」
ちょっとはにかみながら・・・はにかむ理由なんてないんだが・・・答えた。
推定年齢８０歳のそのおばあちゃまに・・・理由も無くはにかむプリシラの声が届くわけがなかった・・・
そして、推定年齢８０歳のおばあちゃまには当然プリシラの声は聞こえなかったが携帯画面の時刻の数字は見えてしまったらしい・・・
「あ～もうこんな時間」
かなり慌ている
・・・そうかぁ～ご老人にとってはこの時間はかなりの夜更かしになるんだな、プリシラの母ちゃんだってまだ初老クラスなのにこの間、夕方６時頃に電話したら、もぅ寝てるからって速攻で電話切ったもんなぁ・・・
そんな事を考えながら・・・プリシラ・・・ウトウトしてしまった

終点の駅に着いたのも分らない位の爆睡をしてしまったプリシラの手を誰かが握った・・・ハッとして目を開けると・・・推定年齢８０歳のおばあちゃまが・・・
「着いたよ」と言ったと共に・・・プリシラの手の中に黒い物体を・・・
「乾燥しているから、喉を大切にしなくちゃだめだよ」
プリシラは何が起きたか分らないまま
「ハイ、分りました」と答え・・・手の中の物体を・・・確認した

　　　　　　　　　　　『生　沖縄黒飴』
おぉ・・・黒飴かぁ～い・・・しかも、生かぁ～い
『生　沖縄黒飴』を握らされたプリシラは、杖をつきながら電車を降りるおばあちゃまを無言で見送るだけだった・・・。
待て待て！おばあちゃま・・・座っている時は分らなかったが、かなり足が不自由らしい・・・かなり周りの人の迷惑になっている・・・プリシラは慌てておばあちゃまの後ろにピッタリとつき階段を上り始めた・・・筋肉モリモリのプリシラだいっ・・・おばあちゃまが後ろに倒れてきたってへっちゃらだいっ！！
そして、やっとのことおばあちゃまは階段を上り終えた・・・少しの間おばあちゃまの後ろにいたが・・・プリシラが後ろにいる事に気付いて余計な気を使わす感じが何となくして・・・凄く小さいおばあちゃまの耳元までかがみこんで・・・
「先程は飴をありがとうございました、お気をつけて帰って下さいね」
と・・・今度はいつものプリシラらしく大きな声で・・・
おばあちゃまはプリシラが後ろにいた事にビックリしたらしく・・・少しの間立ち止まってしまったが、「あなたも気をつけなさい」・・・と言うと・・・きっとプリシラの去り行く背中をずっと見つめていた・・・に違いない・・・とプリシラは想像している・・・
それでなんだが・・・後になって気がついたんじゃが・・・おばあちゃまが「あ～こんな時間」と慌てていたのは・・・携帯画面の「１９：５９」という文字を
「９：５９」と間違えたんじゃないのかと・・・
あ～～どうして、はにかんじゃったりしたんだろ？？どうしていつものプリシラらしくデカイ声で答えなかったのだろう・・・

　　　　　　　　　おばあちゃま・・・無事帰宅・・・祈る。


　　　　　　　　ヤングモトム!!ヤングカモン!!