シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

パンドラの箱

2011年03月21日 | おしゃべりフライト
開けてはならない箱を開けた途端、ありとあらゆる災厄が世界中に飛び出していった という、パンドラの箱・・・・

箱の中からは病気、盗み、ねたみ、憎しみ、悪だくみなどのあらゆる悪が、人間の世界に飛び散ったのです。

エピメテウスがあわててふたを閉めますと、中から弱々しい声がしました。

「わたしも、外へ出してください・・・」
「お前は、誰なの?」

パンドラが尋ねると・・・・・

「わたしは、希望です」
と、中から声が返ってきました。

実はプロメテウスが、もしもの為に箱に忍び込ませておいたのです。

こうして人間たちは、たとえどんなひどい目にあっても、希望を持つ様になったのです。

ただ一つその箱の片隅に残っていたのが希望・・・・・

パンドラの箱の物語は解釈次第で物語の理解が分かれますが・・・・・

この神話から・・・・・「開けてはいけないもの」「禍いをもたらすために触れてはいけないもの」を意味する慣用句としても「パンドラの箱」という言葉が生まれました。

私は・・・・・最後に残された・・・・・・希望・・・・・中から弱々しい声・・・・最後が・・・・・・希望・・・・・・それを・・・・・・その神話をふと思い出したのです。

ランニングマシーンでニュースを見ながら・・・・・・地震・・・・・・亡くなった方・・・・・・避難所の生活・・・・・・

ここプーケットにいて日本を・・・・・・祖国を・・・・・・災害を・・・・・切ない気持ちで・・・・・毎日・・・・・・祈っています。

テレビや新聞で被災地の状況を見て、誰もが『自分にやれることはないか』と思っているはず・・・・・・ジムでストレッチをしている時も・・・・・いろんな国の方から・・・・・・声を掛けられます・・・・・・応援してくれています・・・・・本当に暖かい声です・・・・・・

この気持ちが・・・・・・この想いが・・・・・・この声が届きますように・・・・・

パンドラの箱から災いがすべて開け放たれ・・・・・・おどろいてパンドラの箱の蓋を閉める寸前に・・・・・弱弱しい声ながらも・・・・・・希望が・・・・・・・最後に希望が表れたのです!

被災された方々の中にも・・・・・一丸となって協力し合って助け合って・・・・・・そしたらきっと・・・・・・希望が見えてくる・・・・・インタビューにこう語られていました・・・・・・畏敬の念を持つとともに・・・・・・自分が日本人であることに誇りを覚えました・・・・・・すごいなぁ~・・・・・・と感動を覚えました・・・・・・

パンドラの箱・・・・・・それは・・・・・・希望・・・・・・・


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