流行語大賞

今年の流行語大賞は「インスタ映え」「忖度」でした。

「ちがうだ〜〜ろ〜〜」「この〜〜ハゲ〜〜」はトップテン入りはしたものの大賞には選ばれませんでした。

なんとなく理由がわかりますよね。

さて

今年の我が家の流行語大賞は「そういうところがたまんない」に決定

超入門！落語 THE MOVIEで見て、ずっと二人で熊の皮の話題で盛り上がっています。

クアラルンプール滞在中もホテルのラウンジでワイン飲みながら、甚兵衛さんと医者のやり取りを真似して、笑い転げました。

それは、今も続いていて、我が家の流行語大賞です。

落語【熊の皮】とは

八百屋の亭主の甚兵衛が疲れて帰ってきた。完売してきたというのに、家にも入いれず水を汲まされ、お米を研がされ

横町の医者から、祝い事があったからと、赤飯が届けられていたお礼に無理やり行かされます。

そのうえ女房が口上を教えます。

「うけたまわれば、お祝い事がありましたそうで、おめでとう存じます。手前どもまで赤飯をちょうだいしまして、ありがとう存じます。と、ここのところは音で覚えればいいから」

「肝心なのはね、女房からくれぐれもよろしく申しました、とここだよ！おまえさんはおめでたいから、決して最後のを忘れるんじゃない。それからあの先生は道具自慢だから、なにか道具の一つも褒めといで」と注意されて送り出されます。

医者の書生に最初に言った言葉

「先生はご臨終ですか？」書生は転がるように医者に伝えます。「先生、甚兵衛さんが来ました。今日は最初から飛ばしてますぜ」

「そうかい、それは楽しみだ。お通しして」

甚兵衛は「先生、書生さんに言った言葉間違いました。最初からやり直していいですか？」

「いいよ、お言い」

「先生はご在宅でしょうか」

「お前さんの前にご在宅中だよ」

「この次の言葉は音で覚えればいいと言われているんです。」

「なんだ、こまったな、さっぱり何を言っているのかわからないよ。あれ、なんだいお前ひっくり返ってなんで腹を抱えているのさ」

書生が笑い転げながら、赤飯を配ったことを話します。

「そうかそうか、お礼に来たのか、いいねぇー、わたしはそんなお前が好きなんだよ」

「そうですかー、あっしは先生のこと、そんなに好きじゃありませんよ」

「そういうところがたまんないねぇ」

ここ、ここの言葉

「そういうところがたまんないねぇ」

超入門！落語 THE MOVIE

【熊の皮】が、たまんない



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