お山と称している所に居を構えている我家の周りには
蕗畑が広がっている
蕗の赤ちゃんからグングンと育ち、今は青年、
もうすぐ固そうになる茎は老年の貫禄を持つ
終いには一メートル位の背丈になり、
刈り払い機で倒されてしまうのである
コロボックル
小学生の頃読んだ、絵本かどうか忘れてしまったけれど
まさにコロボックルがこの巨大な蕗の茎を持ち、
巨大な葉の下にいる
コロボックル
アイヌ語で「蕗の葉の下の人」という意味だそうだ
コロボックル
愛くるしい呼び名だ
いつか、コロボックルが蕗の葉を持ち
コロボックルの秘密の場所に
連れて行ってくれるかも知れない