のんびりと魔女を描くブログ

魔女が絵の中で旅ができるように、只今、絵を描く修行中です。
よろしくお願いします。

水彩色鉛筆に逃げた宣言

2022-07-27 13:13:00 | 日記
こんにちは!さいたです。

「逃げちゃダメ」と言われることありますね。

『エヴァンゲリオン』でよく聞いたセリフでもあります。

辛い事があっても、大切なことならば自分がやるべきことから逃げてはダメだと。
ふんわりまとめるとそんな感じですね。

ふんわりね。

ところが最近は「逃げて良し」という意見も尊重されるようになりました。

辛くて自分を壊すより、逃げる方が正しい。
ふんわりまとめるとそんな感じですね。

ふんわりとね。

これって次の2つに似てますね。
「諦めたら終わりだ!」
「諦めも肝心!」
という2つの意見は対立しているけれど、どちらも正しいと言われている事です。

逃げるのが良いか
良くないかも、
これと似てます。

時と場合によって立場を変えるって事なんだと思います。

どちらの立場でも肯定されるのは、心に優しくていいですね。


そんなわけで、

私は逃げたことを正当化しようとしているわけです。

前回お話をさせていただきましたが、
私は桜の絵を描けませんでした。

それで
アクリル絵の具で絵を描く時間を作るのが嫌になってしまったんですね。


水彩色鉛筆や、水彩絵の具でイラストを描く時は、桜の絵が描けるのです。
見てやってくださいよ。

▼桜よ「散らないでぇ」の絵


▼「散り際も素敵なの」の絵


ほらね。のびのびと描いてるでしょう?

桜がピンクであって良い世界観だから描けるわけなのです。

だから私は逃げたのです。

こうやってイラストを楽しめばいいじゃないか。

折しも生活の中で絵を描く時間が作れなくなってきた時期。

アクリルはしばらく休もう。

水彩色鉛筆で気軽に描こう。

宣言しよう!

私はしばらく、水彩色鉛筆で絵を描く!

私はアクリルから逃げるっ!!

こうやって逃げました。

念のために申し上げますが、
水彩色鉛筆だってね、極めようとしたらとても難しいんです。
だから簡単なわけじゃない。

あくまでも、私にとって水彩色鉛筆とは気軽に描けると思うことができる対象なだけです。

さて、宣言をしたら気分も軽くなり、のびのびと好きな感じの絵を描いてみました。

この時は紫陽花がたくさん咲いていましたので、紫陽花をあしらって、

私の魔女作品と同じようにシリーズ化しようとしているキャンプ勇者も入れて、

描いたのがこちら▼


『翠雨』とタイトルをつけました。
とても楽しく描けました。
気楽に描けるって素晴らしい!

でも
物足りない。

木の葉がこの描き方では満足できないのでした。
一年前。まだ水彩色鉛筆しか使っていなかった頃と葉っぱの描き方は少しも変わってません。

そこがひっかかりました。

アクリルの表現で葉っぱを描いてみたい。

強くそう思ってしまいました。

と、いうわけで

次の作品は

アクリル絵の具を使います!!!



宣言をして、水彩色鉛筆を使って一枚の絵を描きましたが、

とくに宣言する必要、なかったなぁと今は振り返るのでした。

アクリル絵の具、時々水彩色鉛筆。

そんな感じですね。

変わらぬのは楽しく描くこと!
この先も!


最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。




桜を描こうとしたら1ヶ月かかってダメになった話

2022-07-14 08:52:00 | 日記
こんにちは!さいたです。
大変ご無沙汰しておりました。

記事に間ができてしまいましたので、夏の今ですが、春の内容を書かせていただきます。

桜の絵の話です。

春すぎるっっ!!!!



桜の絵を描いてみたのですが、タイトルにも書きましたように、1ヶ月もチャレンジしておいて最終的に没になりました。

なぜ没になってしまったのか。

白でありピンク色である桜の、掴みどころのない色の表現の難しさと、その表現に対して私自身にアート力が足りなかったのです。

何度もチャレンジするうちに、見えてきたきっかけを順を追って書いていきたいと思います。

(ここで言う桜は『ソメイヨシノ』のことです。)



前回、下地を学ぶときに桜を描いていました。

▼これなんですけど。


描いているうちに桜の色がわからなくなってしまったんですね。

色を濃くしようとするとピンク色になっちゃう。
薄くしたら白なんですよ。全部同じような色になって花が目立たなくなるんです。

この絵の元になった写真は、空が曇っていました。写真でははっきりと桜と空が分かれて見えるのに、絵で描くと同じような色になって、違いがわからなくなる。

どうにもならず、構図が悪かったかな?と言い訳して描き直しました。

今度は晴天の桜にしました。
▼これがモデルの写真


▼チャレンジ2回目



背景の桜が紫すぎて、もはや何かわからない。
色を薄くすると白くなる。
このふんわりピンクはどうやって表現すればいいんだ???

桜の色がつかめません。

もう嫌だっ!と放り投げました。

数日後、気を取り直しました。

▼チャレンジ3回目



一部分だけ載せてます。
途中までなんとかなりそうでした。

どうにもならなくなったのは、
手前の桜が白くなりすぎているのを直すと、やはり背景と同化することです。
濃くすると不自然なピンク色になる。

晴天とか曇天は関係ないのかもしれない。

やはり桜の色の表現の仕方がわかりません。

遠い桜も近い桜も、遠近感の出し方もこんがらがって、何をどうしたらいいのか、わからなくなってしまいました。

ただ、桜の描き方が写真と同じでは、絵としての桜を表現できないかもしれない、と感じるようになりました。

なぜなら▼



桜の背景の下の方を青くする方が、不自然でもなく、引き締まった絵になったんですね。

写真では当然青色はありません。

これが絵で表現するということなのでは?

アートの力です。

とはいえぐちゃぐちゃになってしまった私の頭。

この絵はくちゃくちゃポイしました。

桜を描くのはまだ早いんだと諦めようとしましたが、ここでやめるのはなんだか悔しい。

桜の下の部分を青色にするという、写真とは違う絵の表現というのを試してみたい。

そこで
1、写真は参考程度にする。
2、遠い桜、中間の桜、近い桜をきちんと整理して、遠近感をしっかり描く。
3、色は違っても気にしない。

これを心に刻んでラストチャレンジ▼




遠い桜と中間の桜を描き分けました。
下の方には写真と違い青色を使います。

しかし▼



近い桜にどうやって影をつけても、桜になりませんでした。
近い桜の影もアートの力を使わなければ、桜にならない??

そもそも私が花を描く画力も足りなかったのか。

私にはこの影を表現できなかった。

どうすることもできない。

ここで桜を描くのを心から納得して中断しました。
桜の花を一厘描く練習が必要だと思います。



桜は空の雲と同じ。

雲は空の他に大地があるから美しい。
雲だけ描いたら目立たなくて意味のわからない絵になりやすい。

桜の花も同じです。桜だけ描いても色が掴みにくい。
花は白いのに、集まるとピンク色になる。
形はあるのに、まるで掴みどころのない雲のようです。

周りに桜でないものを描けば、絵になるのかもしれない。
でも、世の中の芸術家は、桜だけの絵を描いている。

それはすごいことだったんだなぁと思いました。

私に足りないのは、近いものを描く力と、写真とは違う、見えないものに色を見つけるアートの技術です。

そこに存在するものを、同じように描いては、写真を超えることはできない。
(同じように描くこともまだまだできてないくせに、大きなことを言ってます。)

まずは掴みどころのある色のものをコツコツと描いていこうと思いました。

そこで技術を掴めたら、
また桜を描いてみせるぞという意気込みを持ちました。

そう思って気がつけば、1ヶ月の間、桜を描いたのに完成はできなかったのでした。

周りはとっくに初夏の景色。

あっという間の春でした。


最後まで読んでくださりありがとうございました!次回もよろしくお願いします。