ふわふわな記憶

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『ひなこのーと』 第1巻、ひな子ちゃんという大天使が降臨した!

2015-08-29 15:45:00 | コミックキューン
『ひなこのーと』 第1巻 感想


 『ひなこのーと』1巻が先日『コミックキューン』創刊号と同時発売された。『コミックキューン』は『コミックアライブ』の雑誌内雑誌の形として掲載されていた4コマ誌だったが、8/27に独立創刊することに。作者の三月先生は『コミックキューン』で2作品描かれていて、もう一作の『私の友達が世界一かわいい。』も超良質な百合ラブコメでニヤニヤが止まらないのですが、『ひなこのーと』は更に心の琴線を掴んでくるのだ。

口下手であがり症

 主人公のひな子ちゃんは人に話しかけられると固まってしまう口下手少女である。動物を相手に会話の練習をする田舎娘っぷりにはかわいさゲージもカンストものの破壊力なわけですが、人に話しかけられると固まってしまうあがり症と動物に好かれる性質が相まって、地元の畑を動物から守る「かかし」として頼られてしまっているレベルなわけです。

 こんな自分はダメだと悩んでいた彼女は、学校見学で観た演劇部の演劇に感動して、自分を変えるために上京することを決意する。そして、下宿先「ひととせ荘」に住む個性的な少女たちとの出会いが彼女の世界を変えていくのである。

個性的な同居人

 食べた...............www
 オーケー落ち着け。本は紙でできている。紙は食べ物ではない。ゆえに本は食べられない。(証明終了)。うむ、これは数学的にも明らかである。もはや個性的というレベルをはるかに超越した存在、本を食べる少女・くいなさんとのファーストコンタクトが一生忘れられないレベルのインパクトだった...w

 本を食べているのを見られていたのが恥ずかしかったらしく赤面するくいなさんはかわいいけれど、「読書が好きで...本が友達というか...食べちゃいたいくらいかわいくて...」などど完全に狂人的な事を言ってのけるくいなさんが実におもしろいよね。友達を食べちゃうのかよw!というのもそうだけど、まず本を破っちゃダメでしょうよ...wでも、こういう変人の友達、一人くらいは欲しいものだ。一緒にいると常に笑っていられそう。


 
 憧れの演劇部に入るために上京したひな子ちゃんだが、顧問の先生が演劇の修行に出ているため藤宮高校の演劇部は休部状態となっていた。そこで、「ひととせ荘」に住む、本食べる少女のくいなさん、メイド服が普段着の真雪さん、高校2年生の大家・千秋さんの3人とひな子ちゃんは小劇団「ひととせ」を結成することになった。
 

大天使の降臨!

 (゜Д゜)ノ はらしょー!!!

 ヤバイ。なんだこのかわいさは...!反則だっつーの。完全に衝撃が走った瞬間である。この圧倒的なまでのかわいさにただただ感服するしかない。恥ずかしがり屋ですぐ赤面してしまうひな子ちゃんは何を着ていてもかわいいんだけど、コスプレ衣装に身を包んだひな子ちゃんが圧倒的にかわいいいいいいい!

 一枚も二枚も上のかわいさ力に満ち溢れてる。完全に大天使の降臨である。かわいさスカウターも計測不能で破損するレベル。あがり症を治すために喫茶店で接客をしてみようという真雪さんの提案が完全にグッジョブだった。


 『かわいいは正義』という考え方がデファクトスタンダートとなった昨今、世の中はかわいいものに溢れるようになった。だがしかし、かわいいものが溢れている世の中でも常に別格のかわいさを誇る大天使が存在するのだ。

 僕の中で三大天使と言えば、宇宙一のかわいさを誇る『咲-Saki-』の宮永咲さん、パンチラマイスターの異名を持つ『魔法少女リリカルなのはViVid』のコロナちゃん、きゅんCぬレベルの癒し力を持つ『スロウスタート』の一之瀬花名ちゃんだった。それぞれがオンリーワンのかわいさを秘めており、この子たちの笑顔がどれだけの世界平和に繋がっているかを考えるとその影響力は計り知れないまである。

 彼女たちの存在は、毎日家と会社の間をメトロノームのように行ったり来たりして疲れ切った心に潤いをもたらすオアシスなわけですよ。だが、出会ってしまった...!四人目の大天使に!感謝するぜ、『ひなこのーと』という作品に出会えたことを!ひな子ちゃんという大天使と出会えた奇跡を!



完璧なプロポーション

 ひな子ちゃん、見た目にそぐわぬ圧倒的なプロポーション。端的に言って、エロい。『ひなこのーと』、内容もゆるさの中にひな子ちゃんの成長を感じる青春ストーリー的側面もあるのだけれど、ひな子ちゃんのかわいさが完全に心の琴線に触れてくるせいでただただ「かわいい!」という感想が溢れ出てきてしまう。まったくもって罪作りなかわいさである。


 
 顧問不在で休部となっていた演劇部だが、残った部員たちは同好会という体裁で活動をしていた。そして、その数週間後に顧問が帰ってくるというドタバタな展開にも驚いたが、文化祭の出し物の演劇でひな子ちゃんが主役を演じることになるという急展開が起こる。

知らなかった世界

 あがり症を克服し、ダメな自分を変えたい。その想いで上京してきたひな子ちゃん。最初は不安でいっぱいだったけれど今は支えてくれる友達がいる。みんなのアドバイスで少しずつ苦手なことを克服してきたひな子ちゃんが初めて立つ演劇の舞台。みんなの気持ちに報いるためにいい舞台にしたい。そんな湧きあがる思いから頑張るひな子ちゃんの姿が素晴らしいの一言。

 ずっと「かかし」だった少女は今、知らなかった新しい世界へと足を踏み出していった。「人前で喋るのってこんなにも楽しいんだ」という彼女のモノローグはもう感無量だよね。あぁ、きっと青春が聞こえる。


理想の自分は...舞台ここにいた!

 気持ちが良いくらいの王道展開...!それもまた良しだよね。でも、これはまだ序章。『コミックキューン』で最新話の第13話を読んでもまだひな子ちゃんのあがり症&口下手は完全には治っていないからね。人とスラスラお話が出来るようになるまでの道のりはまだまだ長そうだ。愉快な仲間たちに囲まれてひな子ちゃんが少しずつ成長していくこれからのお話に期待!


2 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-08-29 21:05:06
ずっと疑問に思っているのだけど「ひなこのーと」の「のーと」ってなんなんだろう?
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Unknown (むらさき)
2015-08-29 22:22:10
「のーと」って記録に近い意味があるからひなこの成長記録的な意味じゃないかな。
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