咲-Saki- 第143局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第142局 「中継」 感想)
今回はセンターカラー。『咲-Saki-』の掲載が久しぶりということも相まってカラーの喜びもひとしお。Bブロック準決勝大将戦開始のタイミングでAブロック準決勝大将戦で激闘を演じた4人を扉絵に起用するのは良いチョイスですね。
だが、今回のヤンガンの素晴らしさはこんなものではなかった。
表紙を手に取った瞬間に感じた圧倒的なまでの神聖なオーラ。かわいい――それはすなわち正義である。今回、センターカラーと言っても本編では咲さんのカラーシーンはなかったのだけれど、満足しました。咲さんはロングスカートでもミニスカートでもどっちでもかわいいのである。
咲さんのあまりのかわいさに爽もネリーも思わずガン見である。不敵な笑みを浮かべる爽、正面で向かい合いラスボスのごとく奥で待ち受けるネリー、そして真っ直ぐに前を見つめる末原さん。それぞれが強者の雰囲気を持っていてワクワクするね!
決勝戦に近付くにつれて険しくなっていく山のごとく、3人は咲さんの前に立ちはだかるのである。
すこやんとこーこちゃんが登場。大将戦ではこの2人が実況&解説役として描かれるのかな。
へぇー、すこやんが初めて牌を触ったのは10年前だったんだ。つまりは、麻雀を覚えたての状態でインターハイを優勝してしまったのか。しかもエース区間の先鋒。ホント、「怪物」としか言いようがない...。
すこやんが先鋒ということは必然的にはやりん・赤土さん・のよりんは先鋒ということか。なら、朝酌女子のオーダーは大体イメージ出来るね。
それにしても、今回のすこやんの発言トンデモないな...。『シノハユ』であれだけ、麻雀とともに本気の青春を過ごしてきた少女たちを描いていきて、その少女たちは、インハイにさしたる想い入れもなく麻雀を始めて間もない相手にインターハイの優勝を攫われてしまうのだから。これは精神的にはかなりのダメージ。赤土さんがトラウマを抱えることになったのにも、少し関係がある話かもしれないなぁ。
そして、牌に青春をかけ、本気でインハイに挑んだ少女たちがそれでも夢半ばに敗れて涙を流す姿はすこやんの目にはどう映ったんだろう。「心残り」があると言っているけど、赤土さんと同じようにインハイというものに対してすこやんもやはり何か思うところがあるのだろう。
ついにBブロック準決勝大将戦が始まる。
咲さんが見据えるのはお姉ちゃんが待ち受ける決勝戦。ここで勝てば、照るのいる白糸台高校とやっと戦える。だからこそ、たとえ誰が相手であってもここで負けるわけにはいかない。靴と靴下を脱ぎ、開幕から本気モードの咲さん。
前半戦の席順は咲さん、末原さん、ネリー、爽となり、起家はおそらく咲さん。
ふんふむ。咲さんが山にある槓材を感じ取れるのは1~2巡前になってからみたいだ。
東1局、咲さんが山にある4枚目のを待っていると、末原さんが爽の捨てたをポン。咲さんはこの末原さんのポンを受けて末原さんの打ち筋に何か違和感を覚える。
違和感ってそっちか...w対局室に入った時に気付かなかったの?とツッコミたくなるくらいに気付くのが遅い咲さんがかわいい。
と、ボケを挿んだところで末原さんがをツモって1000・2000の和了り。
末原さんはこの形から待ちの4面張を捨てて切りでをポン。一見、不可解に見える鳴きだが、この鳴きによって咲さんがツモるはずだった槓材のはネリーに流れてしまった。そして、「下家に末原さんがいて ポンで槓材が対面にまわった」この一連の流れは2回戦の一局目と同じなのである。
あの時は偶然だった...、でも今回は違う。本来であれば鳴くはずもない形からあえて鳴きにいったのは咲さんの嶺上開花を封じる意図が確かにあったから。
赤土さんばりの観察眼恐るべし。本当に素晴らしいね。考えることで「凡人」は「怪物」たちに応変する。自分にないものを嘆いてもしょうがない。自分に出来ることを突き詰めて一矢を報いた末原さんにはただただ凄いと思わされるなぁ。
しかし、咲さんの嶺上開花を封じるにあたってこういう方法があったとは。穏乃のように山の深いところを支配することが出来るなら話は別だろうけど、基本的には槓をされてしまったら咲さんの嶺上開花を止める手段はないから確かに槓をさせないようにするのがセオリーなのだけど、そうなると生牌を切らないで明槓を防ぐくらいの対策がやっとでしょう。4枚目を掴ませないことで暗槓を封じるという発想はおもしろい。
もちろん完璧に封じることは出来ないけれど、咲さんの視線が山に向いたら鳴きを入れていくことでそれなりに嶺上開花を防ぐことは出来そうだ。少なくとも無策でぶつかっていくよりははるかに有効な手段と言える。
そして、末原さんは咲さんだけではなく爽やネリーに対しても何らかの対抗策を用意している模様。咲さんには頑張ってほしいが、今回の末原さんはちょーかっこよかった。それに、爽とネリーはいったいどんな麻雀を見せてくれるのか。大将戦おもしろすぎる!
次号は休載で次回は6/19発売号で掲載予定。咲さん頑張って...。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第142局 「中継」 感想)
今回はセンターカラー。『咲-Saki-』の掲載が久しぶりということも相まってカラーの喜びもひとしお。Bブロック準決勝大将戦開始のタイミングでAブロック準決勝大将戦で激闘を演じた4人を扉絵に起用するのは良いチョイスですね。
だが、今回のヤンガンの素晴らしさはこんなものではなかった。
世界一かわいい咲さん
表紙を手に取った瞬間に感じた圧倒的なまでの神聖なオーラ。かわいい――それはすなわち正義である。今回、センターカラーと言っても本編では咲さんのカラーシーンはなかったのだけれど、満足しました。咲さんはロングスカートでもミニスカートでもどっちでもかわいいのである。
強者が集う
咲さんのあまりのかわいさに爽もネリーも思わずガン見である。不敵な笑みを浮かべる爽、正面で向かい合いラスボスのごとく奥で待ち受けるネリー、そして真っ直ぐに前を見つめる末原さん。それぞれが強者の雰囲気を持っていてワクワクするね!
決勝戦に近付くにつれて険しくなっていく山のごとく、3人は咲さんの前に立ちはだかるのである。
すこやんとこーこちゃんが登場。大将戦ではこの2人が実況&解説役として描かれるのかな。
牌にかける青春
へぇー、すこやんが初めて牌を触ったのは10年前だったんだ。つまりは、麻雀を覚えたての状態でインターハイを優勝してしまったのか。しかもエース区間の先鋒。ホント、「怪物」としか言いようがない...。
すこやんが先鋒ということは必然的にはやりん・赤土さん・のよりんは先鋒ということか。なら、朝酌女子のオーダーは大体イメージ出来るね。
それにしても、今回のすこやんの発言トンデモないな...。『シノハユ』であれだけ、麻雀とともに本気の青春を過ごしてきた少女たちを描いていきて、その少女たちは、インハイにさしたる想い入れもなく麻雀を始めて間もない相手にインターハイの優勝を攫われてしまうのだから。これは精神的にはかなりのダメージ。赤土さんがトラウマを抱えることになったのにも、少し関係がある話かもしれないなぁ。
そして、牌に青春をかけ、本気でインハイに挑んだ少女たちがそれでも夢半ばに敗れて涙を流す姿はすこやんの目にはどう映ったんだろう。「心残り」があると言っているけど、赤土さんと同じようにインハイというものに対してすこやんもやはり何か思うところがあるのだろう。
ついにBブロック準決勝大将戦が始まる。
あと一つ
咲さんが見据えるのはお姉ちゃんが待ち受ける決勝戦。ここで勝てば、照るのいる白糸台高校とやっと戦える。だからこそ、たとえ誰が相手であってもここで負けるわけにはいかない。靴と靴下を脱ぎ、開幕から本気モードの咲さん。
前半戦の席順は咲さん、末原さん、ネリー、爽となり、起家はおそらく咲さん。
ふんふむ。咲さんが山にある槓材を感じ取れるのは1~2巡前になってからみたいだ。
東1局、咲さんが山にある4枚目のを待っていると、末原さんが爽の捨てたをポン。咲さんはこの末原さんのポンを受けて末原さんの打ち筋に何か違和感を覚える。
今頃...w
違和感ってそっちか...w対局室に入った時に気付かなかったの?とツッコミたくなるくらいに気付くのが遅い咲さんがかわいい。
と、ボケを挿んだところで末原さんがをツモって1000・2000の和了り。
末原さんはこの形から待ちの4面張を捨てて切りでをポン。一見、不可解に見える鳴きだが、この鳴きによって咲さんがツモるはずだった槓材のはネリーに流れてしまった。そして、「下家に末原さんがいて ポンで槓材が対面にまわった」この一連の流れは2回戦の一局目と同じなのである。
意図してやってる......!!
あの時は偶然だった...、でも今回は違う。本来であれば鳴くはずもない形からあえて鳴きにいったのは咲さんの嶺上開花を封じる意図が確かにあったから。
研究し、彼女は癖を見抜く
赤土さんばりの観察眼恐るべし。本当に素晴らしいね。考えることで「凡人」は「怪物」たちに応変する。自分にないものを嘆いてもしょうがない。自分に出来ることを突き詰めて一矢を報いた末原さんにはただただ凄いと思わされるなぁ。
しかし、咲さんの嶺上開花を封じるにあたってこういう方法があったとは。穏乃のように山の深いところを支配することが出来るなら話は別だろうけど、基本的には槓をされてしまったら咲さんの嶺上開花を止める手段はないから確かに槓をさせないようにするのがセオリーなのだけど、そうなると生牌を切らないで明槓を防ぐくらいの対策がやっとでしょう。4枚目を掴ませないことで暗槓を封じるという発想はおもしろい。
もちろん完璧に封じることは出来ないけれど、咲さんの視線が山に向いたら鳴きを入れていくことでそれなりに嶺上開花を防ぐことは出来そうだ。少なくとも無策でぶつかっていくよりははるかに有効な手段と言える。
そして、末原さんは咲さんだけではなく爽やネリーに対しても何らかの対抗策を用意している模様。咲さんには頑張ってほしいが、今回の末原さんはちょーかっこよかった。それに、爽とネリーはいったいどんな麻雀を見せてくれるのか。大将戦おもしろすぎる!
次号は休載で次回は6/19発売号で掲載予定。咲さん頑張って...。
今は他社視点だからそう見えるのだろうが、臨海の底が見えない感じの描かれ方好き
他社ではなく他者です
申し訳ない
カンドラが乗らないという分かりやすい弱点も
たぶんやろうと思えばできるよね咲さん。
敗退フラグだから姫松、有珠山は確定なんだろうけど末原さんも爽もちゃんと見せ場があってほしいw