ふわふわな記憶

日々精進。

咲-Saki- 第122局 「戦線」 感想

2014-02-21 19:30:18 | 咲-Saki-


本編 122局「戦線」

今号は中堅戦前半の東4局からスタート。

現在3位の部長としては少しでも点数を稼いでおきたいところだけど、
中堅戦の前半東4局にして既に32000点まで落ち込んでいる有珠山高校の揺杏を守りながら
洋榎ちゃんや風神の明華を相手にしなければいけないという厳しい状況にあります。
準決勝中堅戦はメンバーも豪華で見どころも多いし、中堅戦の点数状況もとても熱い。





前回から余裕の表情をしていた揺杏。今回も「フフン」なんて言いながら
「やっべ・・・ ちょーやっべ・・・・・・ これは減りすぎだろうよー」と内心では
結構焦っている様子。それでもなかなかに楽しそうにしてるしいい性格してるなぁ~。


揺杏ちゃんによると二回戦では強豪の東白楽が臨海に集中砲火を受けていたことで
有珠山は助かっていたみたいですね。こーこちゃんが二回戦の次鋒戦終了時点で
「有珠山高校と八桝高校もちょー健闘しております!」って言ってたから、この時点で東白楽は臨海に集中的に狙われて沈んでいたのかな。

ハオは二回戦から防御に徹し、手の内を隠した打ち方をしているはずだからあまり攻めに強く出ていないだろうし、大幅に削られるとしたらやっぱりガイトさんに沈まされたのかもしれない。

準決勝の先鋒戦では成香ちゃんが-53300点でしたけど、東白楽の先鋒の選手がガイトさんに狙い撃ちされているおかげで二回戦では成香ちゃんはそこまで削られなかったということか。確かにそれならかなり助かってはいる。


それと、2年生の揺杏が3年生の爽のことを呼び捨てで呼んでいる点が全員の距離が近そうな有珠山高校らしい。そういえば2年生の成香ちゃんも3年生の誓子ちゃんのことを「ちかちゃん」って呼んでましたね。


さて。
その揺杏、あまりいろいろ考えるタイプじゃないのかなと思っていたら、
部長を利用して何とか凌ごうとしている様子。
そんな中、東4局は明華が西一盃口で揺杏ちゃんから2600の和了り。

今まで描写されている明華の和了系は全て自風牌が暗刻か……。





南1局、部長の親番で揺杏がの四面張でリーチをかけ、部長に差し込みを要求する表情を作る。
共同戦線による差し込みをする場面は幾度かあったけど、こういう表情をするキャラはいなかったからすごく新鮮でおもしろい。


そんな状況を見て「なんやこいつら 下位同士の悪巧みか」という手厳しいツッコミを入れる洋榎主将に惚れますね。




洋榎ちゃんはの両面塔子を落とし、揺杏の当たり牌を取り込んで、そなまま1300の和了。
この打ちまわしは咲さんや和も驚いてるけど、やっぱり洋榎ちゃんはただ強いだけじゃないよね。
相手の当たり牌を読み切ったような打ちまわしを幾度もしているし、その手の感覚に優れているんだろうか。

そしてこの局、明華は徹底して安牌を捨てていたわけですが、まぁダントツトップだから当然と言えば当然と解釈して良いのかな。まだわかりませんけど。



...からーの。






ここで部長が「そっか・・・ この子 私のこと 勘違いしてるわ」とエンジンがかかってきた様子!

そんな部長を見て洋榎ちゃんも嬉しそうなのが良いね。洋榎ちゃんは二回戦の時も不調の部長に対して「つまらない」と言い、今回は明華の早和了りの打ち方に「つまらんな」と言っていて、全力の相手と闘いたいという思いがあるんでしょう。本当にまっすぐないい性格してますよ。


南二局 親:明華




今まで早和了りに徹していた明華。しかしここに来て、東南対々混一混老三暗刻で三倍満の大物手をテンパイ。ツモれば四暗刻だし、親だから三倍満でも36000点。直撃なら揺杏がトビ終了してしまい、ツモられたら16000オールという危険な状況。


はっちゃんは東北を鳴くことで南西が入ってくるけど、明華は門前で手を進める印象ですね。
北家の時しか発動できないはっちゃんに対して、何の制約もなしに、場風+自風を集めることが出来るのなら明華は強すぎる。

速度のアドバンテージも凄いし、打点も三暗刻やチャンタ、混一色や混老頭と組み合わさると高い。
防御に徹するように指示されていたはずだけど、ここに来て攻めに出たのはなんでだろう?
これだけではまだ手の内を全部見せているわけではないんだろうか、もしそうなら世界ランカーの実力は恐ろしいな。





部長の対面が明華になってますけど、正しくは揺杏ですね。
単行本で修正されそうです。





部長が平和ドラ3の聴牌。ドラ3ならではなくですね。


爽が言ってるけど、でもでも確かにあまり変わりはない。

三色が付かなければどっちも7700点。(ツモれば8000点)
三色が付けば6翻と7翻(タンヤオが付いたとして)で12000点。
この危険な状況ではリーチもかけないでしょうからね。
ただ後者の場合はツモれば片方は倍満になるので全く同じというわけではないですが・・・。




の形から
明華の捨てたを部長がポン。
でしか和了れないうえに三色は付きますが、翻数も一つ下がるのでこれには咲さんと和とのよりんも驚くよなぁ。





結果的には部長がをツモって、1000・2000の和了り。
部長が鳴かなければ明華がをツモって四暗刻だったと考えると怖すぎる。


いやはや。今回はかなり熱かった。
部長は相変わらずダイナミックなツモだし、明華も牌を浮かせたり触らずに牌を倒したりしているし、この卓レベルの高さが尋常じゃない。


ここまでの揺杏が
東1局:明華に1300の振り込み
東2局:洋榎ちゃんに5200の振り込み
東3局:明華が2000・4000の和了りで揺杏の親被り
東4局:明華に2600の振り込み
南1局:洋榎ちゃんに1300の振り込み+リー棒分持っていかれる
南2局:部長が1000・2000の和了り




毎局点棒が減っていってるんだけど大丈夫なのだろうか・・・。
部長もどんどんエンジンかかってきてるし相手が相手だから難しいかもしれないけど、
揺杏も頑張って!



爽は結構有珠山のみんなからの評価が高いみたいだけど、爽が大将なんですかね?
扉絵とかの扱いも由暉子ちゃんの方が大きかったから、てっきり由暉子ちゃんの方が大将なのかと思ってたけど、フナQの今年イケてる一年生には挙げられていなかったし、もしかしたら爽が大将っていうこともあるのか。

どっちにしてもこれから有珠山がこの状況をどうやって覆していくのかは楽しみですね。




以下、余談。





今号付録のポスターすごくいいですね。
すごくおもちだ・・・。




とりあえず2冊確保してきました。

ビッグガンガンの方の付録も楽しみだな~
次回のヤングガンガンにも怜&竜華のポスターが付くそうです。大和田秀樹先生の「リツハユ」も特別読み切りとして掲載されるそうなので「ちょー楽しみだよ~」





2 コメント

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Unknown (たんぴんいーぺー)
2014-02-21 21:45:58
字牌の暗刻は単騎以外振り込まず、タンヤオ、ピンフとも重ならない最高の安牌3枚だから防御力もそれなりにあるからね
ただミョンファさんちょっと怖い
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Unknown (ふわふわ)
2014-02-22 00:53:04
>たんぴんいーぺーさん

防御面でもかなり使いやすい能力ですよね。
今のところこれといった制約もなさそうなので、
さすがは世界ランカー・・・驚異的な能力です。
確かに普段のかわいらしい表情と本領(?)を発揮した時の表情のギャップはありますねw

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