先日、東京国際フォーラムで行われた「ゴールドコンサート」に出掛けてきました
。これは、チャレンジド(障がい者)ミュージシャンのプロデビューを支援するコンサートで、今年で5回目です。ボーカル、ピアノ、ギター、パーカッションなど13組のミュージシャンがその技を競い合い、グランプリ、準グランプリ、特別賞が選出されるというものですが、とにかくそのレベルの高さにびっくりしました。音楽に垣根はありません。国境も、肌の色も、年齢も、そして、障害がある無しも関係なく、、、本物の音楽というものは人の心を揺さぶります。技を磨いていて、そしてそこに魂が入っているもの、そんな質のよい音楽を、このゴールドコンサートで堪能することができました。今回のグランプリは、視覚に障害を持つ、ボーカルとピアノの大石亜矢子さん、天使のような歌声
と希望溢れる詩が評価されました。最後の講評で、審査委員長の湯川れい子さんが、「審査基準は、いうまでもなく音楽のレベルです。これだけの重い障害を乗り越えてここまで頑張ったというような部分での評価ではありません。一般の人々がお金を出しても聴きたいと思えるかどうかというプロの基準での選出に関しては、他のコンテストと同じです。でも、、、私が一つだけ違いを感じたのは、詩の世界でした。チャレンジドミュージシャンだからこそ紡ぎだせる深い美しい詩、ここには私、心より感服いたしました、、、」と、素敵なご挨拶をなさいました
。最後に、楽屋で実行委員長の貝谷嘉洋さんや司会の鮎貝健さんと記念撮影、(フリーアナの中田有紀さんやオレンジページの清野さん、友人の相谷さんも写ってます)そして帰りに、グランプリをとった大石さんのCDと、貝谷さんの著書「魚になれた日」を購入し、とてもすがすがしい気持ちで会場を後にしました。質のよい音楽にふれ心が洗われる時間、これからもたくさん味わえたらいいなとしみじみ感じた夜でした



