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2017年5月台湾旅行~ついに開業!桃園MRT編~

2017年07月01日 21時00分00秒 | 2017年05月台湾旅行
目次
エバー航空キティージェット編
COMPUTEX TAIPEI 2017 見学編
台湾三支線「内湾線」乗り鉄-前編-
台湾三支線「内湾線」乗り鉄-後編-
かき氷をたくさん食べる編
九分・基隆リベンジ編
昼の台北観光編
夜の台北観光編
ついに開業!桃園MRT編 ←この記事


この旅の目的の一つである桃園MRTにも乗りました・・・一応ね(^^;)
桃園MRTは前回の2月訪台時には開業前の試乗会が行われていて、私が帰国した14日の翌日からは人数限定で一般人の試乗会も連日行われました。3月からは運賃半額で開業、4月から正規運賃での運行となっています。

今回は往復とも桃園空港利用でしたので、乗車するチャンスはいくらでもありました(^_^;)

行き
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Computex TAIPEIの無料シャトルバス利用しました。だってタダだったし、ホテルは中山駅周辺だったのでこっちの方が便利だったので(ォィ

帰り
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国光のリムジンバス1819利用しちゃいました。だって台湾観光局から貰った無料券があったし、荷物多くて桃園MRTの台北駅行くの面倒くさかったんだもん(ォィ

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国光1819は桃園→台北で利用したことはありましたが、台北→桃園は初利用でした。行きと帰りでルートが違い、台北行きは高速を降りた後に市内の渋滞に巻き込まれることが多かったのですが、桃園空港行きはルートが違い高速までスイスイと行ってしまい40分ほどで空港まで到着しました。


ここまで桃園MRTは未乗ですが、折角なので桃園空港第一ターミナル(以後T1)→第二ターミナル(以後T2)で利用してみます。なお、ICカード(台湾の主要交通ICカード全対応)利用時は空港ターミナル間移動に限り無料で利用可能です。台北桃園空港のターミナル間移動手段はバス・スカイシャトル・桃園MRTとなりますが、前2者は無料、MRTも条件付きで無料と言うことでターミナル間移動が気軽にできますね。

T2でチェックインしたのちT1へスカイシャトルで移動しMRT体験乗車をします。
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T1到着口前には桃園MRT案内カウンターがあります。

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案内看板に沿って連絡通路へ

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進みます

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出発カウンター側にきました

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出発カウンター側のスロープ式エスカレーターを下ります。案内板下のエレベーターで直接改札階へ向かうことも可能です。

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バス到着階のさらに下の階へ

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通路を進みます

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やっと改札口が見えてきました。T1到着口から5分ほどかかりました。到着後利用はちょっと遠いなと思いました。

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運賃はこちら。台北駅まで160NT$、HSR桃園駅まで35NT$となります。

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改札内に入りました。

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ホームはさらに下の階になります。

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プラットホーム1がT2・HSR桃園駅方面、プラットホーム2が台北駅方面です。案内板には中歴の文字が見えますが未開通です。日本なら案内板の上に既開通区間終着駅の駅名シールを貼ると思いますが、台湾はこんな感じで意外と雑です。

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ルートマップは開通区間のみの案内。ただし未開通の乗換路線もうっすらと掲載されていたり。

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ホームの様子
ホームドアはフルスクリーンタイプ。ホームには柱が無いので広々としています。空港駅の設備としては比較的小規模なように感じました。

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ホーム先端部の様子
桃園MRTでは台北駅で一部航空会社(チャイナエアライン・エバー航空)のチェックインと受託手荷物預けが可能で、直達車(快速)列車の先頭車は荷物車となっています。桃園空港は2つのターミナルに分かれていますが、荷物を下ろすのは利用路線の発着ターミナルに関係なくT2で行うようです。

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直達車が到着したので乗車します。直達車は空港止まりでHSR桃園駅・環北駅へは行きません。

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車内液晶案内表示
下部の黒帯部分は必要に応じ文字のスクロール表示がされます。

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列車位置案内
LEDでこれまでの道のりが表示されます。A13の左側に不自然な未使用表記がありますが、数年後のT3開業時に利用されるのだと思われます。

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直達車の車内の様子
車内はクロスシート(方向転換不可)が2-2配置で並んでいます。一部座席は4人掛けのボックス席となります。

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シートの機能
リクライニングはしません。テーブルはパソコンを広げるのに問題ないサイズです。肘掛け先端の黄色いボタンは読書灯のボタンです。網ポケットがあります。

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天井には読書灯が装備されています。荷物棚はありませんが、車内に荷物置き場のスペースが確保されています。桃園メトロ FREE Wi-Fiが利用可能です。

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ボックスシート部分
窓側にドリンク置き場になる小さなテーブルがあります。通常席にもテーブル部分に飲み物を置けるようなくぼみがあります。

なお、これらのドリンク置き場は罠ですのでご注意を。台湾の他のMRT同様に桃園MRTの車内は飲食禁止です。飲食が見つかると罰金が科せられますのでご注意を。

各駅停車の車両はロングシート通勤車となります。

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終点のT2到着直後にドア付近以外の車内灯が消灯され暗くなります。早く降りるようにという心理的な効果を狙っているのか省エネ目的なのかは不明です(^_^;)

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今回乗車した前の車両が荷物車でしたが、積み卸し作業は見ることはできないです。

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ホーム側も荷物車部分はセキュリティエリアとなります。不審な荷物などの混入対策はきちんとなされていますね。

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T2駅は島式ホーム(ホームの両側に線路がある)のT1駅と異なり上下線が別々のホームになります。またホーム幅員も広めにとってありT1に比べ空港駅らしいつくりとなっています。

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改札階へ
天井の造形はT1と同じですね。タイムゾーン毎に都市名が並んでいます。

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改札口

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ICカード利用でしたので0NT$表示です。

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改札口には預けた荷物がどこにあるかを表示する端末がありました。台北駅で荷物を預けた場合は引換証のバーコードをスキャンすることで荷物が現状どこにあるかの確認ができます。荷物はそのまま飛行機に載せられ目的地の空港で受け取ることができるので便利ですが、心配性な自分はどこかで行方不明になるんじゃないかと思ってしまい利用は躊躇してしまいます。

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T2駅外観

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T2駅前には出発便と到着便の案内板があります。

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案内板後方のスロープ式エスカレーターを上がると到着フロア。

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さらに上がると出発フロアになります。T1駅と違い上下移動だけで出発・到着とも対応でき便利だと思いました。


桃園MRT雑感
台北-桃園空港移動で利用したわけではありませんが、空港鉄道のメリットは時間が読めることでしょうか。バスは渋滞に巻き込まれたら時間は読めませんし、U705・新幹線ルートはHSR桃園駅での乗り継ぎタイミングによっては時間がかかることもあるのと、荷物を持った状態で乗換の手間が発生します。

一方で、桃園MRTの台北駅は既存の台北駅西側にあるものの台鐵やMRTとの乗換には難アリです。また、T1駅は到着ロビーから駅までの距離が長いのも気になります。

運賃は160NT$(ICカードや往復利用の割引無し)と公共交通機関がリーズナブルな台湾にしては比較的高めの設定です。海外からの旅行者なら気にならないでしょうが、今までの台北駅へのメインルートだったバスは125NT$(ICカード利用で115NT$)ですから、台湾の人は45NT$の価格差をどう考えるのか気になるところです。

どちらにせよ、延期に次ぐ延期で開業が遅れていた桃園空港と台北駅を結ぶMRTが開業したのは良いことだと思います。今後は空港から先の目的地や状況に応じ様々な交通機関が選べるので、空港の利便性もアップですね。

台北桃園空港から目的地別ルート例
・台北駅
 桃園MRT(時間優先)・国光客運バス(価格優先・24時間運行)
・台北市内
 各空港バス(台北駅での乗換を考えると、目的地エリアへ直通バスがあるならそちらの方が便利)
・高鐵桃園駅・高鐵桃園駅以南各地
 桃園MRT→高鐵乗換(HSR桃園駅は高鐵桃園駅前)
 桃園MRT開業後、U705系統は減便された模様

桃園MRT車両の写真を撮りたいときは、地上区間の駅でマナーを守って撮影しましょう。


2 コメント

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Unknown (Kimi)
2017-07-15 23:45:46
>とまとさん こんばんは。
リムジンバスは荷物も預けることができますし、市内各所から出ているのでやはり便利です。
座席は台湾の標準的なものになりますが、必要十分な感じです。
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Unknown (とまと)
2017-07-03 23:03:03
バスの席は大分ゆったりですね~
返信する

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