ある夏の朝の事件 （鬼おやじ編）

　いつものように家族で朝食をとっていると、突然「ガ・ガ・ガァーン」という音とともに家が小さく揺れた。
　それと同時に「ブォーン」というアクセルを強く踏む音！

　　「逃げたな！　ナンバーを見ろ。どっちへ行ったか確認しろ。」

　　３　「ホロつきのＯＯ大型。ＯＯの方へ曲がったよ。」

　　２　「だめだー。ナンバーは見えないー。」
　この時、近所を犬と散歩していた方が、ナンバーを覚えていてくれ教えてくれた。（見慣れない車だったので、覚えておいたらしい。）

　すでには車で追いかけ出て行った後。

　　即、にてへ連絡。

　ぶつかった箇所を見てみると我が家の小庭の一部は無残・・・

　角は崩れ落ち、左右に長い（１．５～２ｍの）ヒビが入っていた。

　　２・３　「バカだなーー。逃げるなんて。」「今頃はオヤジに説教されてるな～～。」「こういう時のお父さんの説教は鬼よりも怖いぞ～～。」

　たちが、それぞれに出勤した後、が戻ってきた。

　大きなトラックで、道に迷い団地内へ入って来たらしい。
　最初は「気付かなかった。」と言っていたが、タイヤは裂けているし「警察に連絡していいのか？」と言ったら認めたらしい。
　たちと同じ年齢くらいの青年だったらしい。
　それから、の「何故逃げたのか？事故は、誰でも起こすかもしれない。でも、逃げるのは人間として卑怯だ。ウンヌン・カンヌン・・・。」と説教したらしい。
　（たちの思ったとおり・・・。）【このことで仕事遅刻です】

「目の前で、会社に連絡をし、自分の名前・住所も教え、庭を元通り直すと約束したので、警察には連絡をしない。」とは言う。　

　夕方遅く、青年の会社の上司と部長（？）と本人が謝りにみえた。
　は「逃げたという行為が許せんだけで、庭を元通りに直してくれればそれでいい。」
　青年が意外そうな顔をしてこちらを見ていた。

　帰り際外へ出た時に、青年に聞いた。
　「は怖かったでしょう？」
　小さな声で「ハイ。恐ろしかったです。」と答え上司に叱られた。
　
　この夏の暑さのせいで（数少ない植木が枯れないよう）延びていたが、ようやく直ったのは先月末。
　（同じブロックがなかったらしく、前よりもおしゃれに変身したが、ここだけ浮いている。）

　だがやはりツゲの木（が九州から持ってきた）は枯れてしまった。

　鬼より怖い夫は「まあ、しゃあないな。」　
　

　体調をくずしやすい季節になりました。
　風邪など引かないように注意しましょうね。（君もだよ）

　ハッピーな良い週末をお過ごしくださいね。