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データベースのバックアップ Oracle

2007-01-04 01:56:33 | Oracle
1. RMAN
RMANのバックアップタイプには、バックアップセットとイメージコピーの2種類がある。
またバックアップセットでは圧縮を行うことも可能。
デフォルトのバックアップタイプは、CONFIGUREコマンドで設定する。

データベースがオープン中の場合は、RMANでは、
ARCHIVELOGモード時:表領域/データファイルがオンラインでもバックアップ可能。
NOARCHIVELOGモード時:表領域/データファイルがオフラインであれば可能。

増分バックアップも行える。増分バックアップとは、レベル0という元のバックアップに対する差分のみバックアップ(レベル1)を行うことで、バックアップの時間とデータサイズを少なくするものである。
差分増分バックアップ(前回の増分バックアップからの差分)と累積増分バックアップ(最後のレベル0バックアップからの差分)がある。
レベル0はイメージコピー、バックアップセットのいずれでも行えるが、レベル1はバックアップセットしか行えない。
・レベル0のバックアップ BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;
・レベル1のバックアップ BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 [CUMULATIVE] DATABASE;
*CUMULATIVE指定時は、累積増分バックアップを意味する。

ブロック変更追跡機能とは、CTWRバックグラウンドプロセスにより専用のブロック変更追跡ファイルにブロック変更(物理位置)を記録しておくことで、増分バックアップの高速化を図る機能である。有効化されていれば、RMANが自動的に使用する。
・ブロック変更追跡の有効化は以下のSQL文で行う。
ALTER DATABASE ENABLE BLOCK CHANGE TRAKING USING FILE ファイルパス;
・ブロック変更追跡の無効化は以下のSQL文で行う。
ALTER DATABASE DISABLE BLOCK CHANGE TRAKING;

Oracle推奨のバックアップは、最初のバックアップ時に全データベースのイメージコピーを作成し、日々のバックアップでは、以下のようなイメージになる。
RECOVER COPY OF DATABASE;(前日までの増分バックアップをイメージコピーに適用)
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE;(イメージコピーに対するレベル1の増分バックアップを適用)

REPORT OBSOLETE~:不要となったバックアップを表示
REPORT NEED BACKUP~:バックアップが必要なデータファイルを表示

CROSSCHECKコマンドにより、RMANリポジトリのバックアップ情報に対応したバックアップファイルが正しく存在しているかどうか(期限切れかどうか)を確認できる。

DELETEコマンドにより、不要なバックアップファイルや期限切れのバックアップファイを削除できる。

2. ユーザ管理のバックアップ
NOARCHIVELOGモード時:オープン時では行えない。ABORT以外のオプションでデータベースを停止し、OSコマンドで全てのデータベースファイルをバックアップする。
ARCHIVELOGモード時:オープン時でも行える。以下の手順で行う。
ALTER [DATABASE/ TABLESPACE 表領域名 BEGIN BACKUP;
OSコマンド等でバックアップ
ALTER [DATABASE/ TABLESPACE 表領域名 END BACKUP;


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