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5日目続き/ムーレイ・イドリス

2008年05月04日 23時02分37秒 | モロッコ~フランス旅行2008
ヴォルビリスを離れ車で数分で、ここムーレイ・イドリスに到着する。
上の写真はこの町の名前にもなっているムーレイ・イドリス1世の霊廟。丸太で仕切られ、非イスラム教徒は入場できない。

この町は岩山の上に敷き詰められた様になっていて、さながら「空中都市」である。ラピュタを思い出した。この後、アイドベン・ハッドゥや南フランスのゴルドでもこの様な光景を見るのだが、山の上の方から見た景色が、まるで現存するマチュピチュって感じで凄く感動した。写真が撮りたかったのだが、スケールが大きすぎてフレームに入りきらない。また、なんだかつまらない景色に写ってしまう。仕方ないのでビデオに納める。ビデオの中でも「デカ過ぎて入らない・・・」という僕の呟きが入ってる。(笑)
(写真が見たい方はこちらこちら。中々、興味深いサイトです。)


この町のマドラサ(神学校)のミナレット(ここから「アザーン」が流れる)。コーランの一節が書かれている。写真右端がガイドの爺ちゃん。

イスラムの町の重要なものに、モスク、マドラサ、泉(水道の蛇口みたいなんだけど)、公衆浴場、公衆オーブンなどが有って、必ず案内される。フェズでもオーブンの中(といっても窯の中じゃないけど。笑)に入れてもらったが、そこではパンが焼かれていて、各家庭から子供達がおつかいで生地を持って来て焼いてもらう。各家庭のパン生地には各々違った穴が開けてあり、それでどこの家のかを判断するらしい。ガイドの爺ちゃんがパンを買ってくれて一切れ分けて貰う。美味いんだなぁこれが。

ガイドさんはやたらと家のドアにこだわっていて、「最近のドアは近代的で趣が無くて良くないネェ。」と愚痴をこぼす。この町も近代化の波がそういう所で押し寄せてるらしい。古い扉を褒め称え、最近取り付けられたドアにはダメ出しを続ける。サッカーをしてる子供が居てその横で弟らしき幼児が泣いている。靴が脱げてしまっている。ガイド爺さんは兄の方をアラブ語で叱り付け(多分「なんで、弟の靴をはかしてやらないんだ!」とでも言ってるのかな。)、弟の靴を履かしてやる。こういう親切っていうか愛情って完全に日本が失ったもんだよな。

町はモハメッド生誕際が近いためにモロッコ国内から人が集まり賑わいを見せていた。

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