Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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石原裕次郎「富士山頂」を真夜中に見る。

2009年07月08日 11時05分24秒 | entertainment
これって、めちゃくちゃ金かけたプロジェクトXだよな~。

昨夜はライブだった。今日も夜中に演奏の反省をしようとi-Riverを再生しようとしたらセカンドセットがまた録れていない!この欠陥商品にまたまたブチギレて中々寝付けない。そういえば、録画してた番組も溜まってるし、それを見て気分転換しよう・・って事に。

で、「富士山頂」を見た。

三菱電機が富士山頂の測候所に巨大レーダーを設置する一大プロジェクトを描いた作品。「黒部の太陽」に近い内容なんだけど、子供の頃、石原裕次郎という人が何をやりたかった人なのか分からず、「太陽にほえろ」のボスだったり、「西部警察」のボスだったり、自分は身体をあまり動かさず、子分に働かせてカッコつけてるだけの人かと(ヒドイなこれも・・笑)、正直思っていた。大人になって、改めてこういう映画を見ると、なるほどなぁ!と思う事がたくさんある。

事有るごとにTVで石原裕次郎のメモリアル番組をやっていて、「役者は男子一生の仕事にあらず」という若い頃の言葉が引用されるが、この映画を見て、この人がやりたかった事ってのがようやく分かった気がする。戦後からの復興、高度成長期のアメリカに対する「追いつけ、追い越せ」精神、仕事として何か日本という国家のレベルをもっと上げるために何かやりたい!という強い気持ちが有ったんだろうな・・と。映画で取り上げるのは、いつもそういう大きな仕事をやり遂げた人達の話だという。(僕はその殆どを見ることが出来てない) これって、やはり「プロジェクトX」だよな。熱くなれるし面白いに決まってる。リアルタイムで昭和に生まれ育った人間なら。

今回の23回忌のメモリアル番組の中で、TV番組を自ら編集までしている秘蔵映像が出てきたけれど、あぁ、この人は俳優以上にプロデュースがやりたかったんだと分かり全てに合点が行った。刑事ドラマでは、体調の面もあったのだろうけど、自分が目立つより、もはやプロデュースの方に傾いて行ってたんだろうな。モノ作りという面で、僕もアルバム製作でプロデュースに命を懸けて来たので、こだわってモノを作ってファンを楽しませたいという気持ちは痛いほど分かるけど、人間的にも金銭的にもそのスケールのデカさで、多くの人が魅力を感じて付いて来て、そしてその結果、万人に愛されたんだろうなぁと今になってようやく実感できる。気持ちは同じでも、こうは中々なれないよね。やっぱりカッコいい!

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5 コメント

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Unknown (有 灰色)
2009-07-08 17:55:26
見た見た!
今まで門外不出だった映像を公開した石原プロの英断と小マサさんの「裕次郎をみんなに判ってもらいたい」って気持ちが伝わってきましたよね。

なんか最近新田次郎が良く出てくるな・・・
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やはり昭和の人間は、 (SGURU)
2009-07-08 21:21:36
熱いっすよね。
チョッと前まで、そういうの鬱陶しがられたけど、少しずつ見直されてる様な気がします。

落ち込んでる時に、頑張ろう!って思えますよね。

書き込みありがとうございました。
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あ、そういえば (SGURU)
2009-07-08 21:28:05
新田次郎といえば「八甲田山」を思い出しました。

あちらは、高倉健とソフトバンクの犬のお父さん。

日本映画の黄金時代でした。客席は満員で立ち見も当たり前でした。娯楽多様化の現代と大違いです。
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そういえば2 (有 灰色)
2009-07-09 09:19:44
意外と知られていない新田作品「聖職の碑」がDVDになってる!ビデオでは出てなかったので買おうかと思ってます。こちらは鶴田浩二と三浦友和。これも熱いですよ~
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え?出てるんですか? (SGURU)
2009-07-09 10:54:48
マニアックですけど知ってます。
八甲田山の次に出た映画ですね。子供の頃の記憶で曖昧ですが、先生と生徒が登山して遭難する話ですよね?観には行ってないのですが、CMしてたのは覚えています。
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