今日の収穫

The Jazz Mandolin Project "The Deep Forbidden Lake"
多分、日本では入手困難じゃないかな。本日、アメリカから届いた。

なんで、マンドリンやねん・・という話だけど、只今、製作中のNEW4のニュー・アルバムに1曲エキゾチックな曲が有り、ギター・天野丘にギター以外の楽器を弾いてもらいたいと要請したら、マンドリンなら手に入ると言う事を言われたのがキッカケ。（結局、マンドリンを弾いてもらう事にはならなかったけど・・）

マンドリンがどういうサウンドかもよく分からず、ネットで調べてみた。クラシックではお馴染みで「サンタ・ルチア」なんかでこの楽器が使われる。同じ音を連打するトレモロがこの楽器では多用される。更に調べていったら、このバンド「The Jazz Mandolin Project」のHPに行き着いた。そのサイトにサンプルが有ったので聞いて気に入ってすぐ購入と相成った。AMAZONで買えば１４００円ほどで直輸入盤がゲット出来るのでお薦め。音楽はバンド名の通りジャズも勿論やっているのだけど、あまりジャズっぽくなく、スタンダードを入れつつジャンゴ・ラインハルトの古い曲も取り入れているのが興味深い。その他、トム・ウェイツやニール・ヤングなどのカントリー～ブルースな楽曲、レディオ・ヘッドなどのUKロックまで幅広い選曲。全体のサウンドとしてはマンドリン、ピアノ、ウッド・ベースと非常にシンプルで、リバーブ感などはECMサウンドを彷彿とさせる。（ジャケットもね。笑）

僕としては、なんと言ってもピアノのギル・ゴールドスタインの参加がこのアルバムを買う大きなモチベーションとなった。彼のピアノが音楽に入り始めると空気が変わってしまう。すごい存在感だ。こういう多くを語らずに全てを語れるピアニストって居ないよね・・。最近は暇が有るとサックスで彼のコピーをしたりしている。天野丘曰く「ギル・ゴールドスタインは信頼のブランド」（笑）なので、それだけでもこのアルバム、買いでしょう。

最近、ストレス・・というか悩み事が多くて、生きてるのか死んでるのか分からない状態で一日を過ごしている。でも、アルバム作りの準備で忙しいし、仕事がやってきては何とかそれをこなし、気が付いたらさっき朝だったのにもう真夜中って感じだ。そんな毎日なので音楽も突飛なものより癒されるものを自然と手にしている。お疲れ気味の方にはピッタリかもしれない。