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レジェール(樹脂製リード)フレンチカットを購入!

2023年12月20日 12時10分34秒 | instruments

物価高と円安のせいで、ケーン(葦)のリードが遂に1枚600円、安くて500円の時代に突入しました。こんな超消耗品にそんなお金掛けてられません。そして、ハズレ・リードも多い!そこで、樹脂製リードの購入を視野に入れるようになりました。今のところ、ケーンとの併用というのが前提ですが。

いわゆるプラスチック・リードは、その昔ビッグトーンで吹きたくて、9番とか10番のマウスピースにBariっていうリードのソフトを付けて吹いてました。

 

今も持ってました。まぁ、デカい音は出るけど、荒っぽくて汚い音だし、リードの角で唇切って流血するし(それを防ぐ為にテープを貼ってた跡が残ってます)、全く使えないリードでした。今はだいぶ改良されたのかな?
 
随分昔にクラシックの雲井雅人カルテットさんを、インタビュアーとして取材した時に、全員レジェールだとお聞きし、ずっと気になってましたが、その頃はケーンのリードもそれほど高くなく、購入には至りませんでした。しかし、こんなご時世ですから、試奏した上で購入を検討しようと決意しました。しかもレジェールに「フレンチカット」が新商品としてリリースされたとの事で興味津々です。
 
フレンチカットってのは、このリードの様にカットが2段になってるヤツです。2段になってないのはアメリカンカットと呼ばれてます。2段になってる方が振動幅が広くて、先端だけでなくリード全体が振動してる様な、それでいて「コシ」を感じる事も出来ます。ある程度の抵抗感が無いと僕はダメなんです。
僕のお気に入りがコレ、Vandorenの青箱3半。普通はクラシック用として使われてますが、僕はジャズ系のリードが全てNGです。で、コレが高騰しちゃって困ってる次第。

で、新宿DACさんに予約入れてレジェールを試奏させて頂く事になりました。音にシビアなクラシック奏者が使用してるくらいだから、出来は良いに違いありません。
 
しかし、メインはあくまでバンドレン青箱。本番や本番前の練習はそれで行くとして、リハ、レッスン、その他日常的な練習でリードをへたらせて無駄に消費して行くのをなるべく避けたいので、そこでの代役としてレジェールを使えれば、お気に入りのケーンのリードが温存出来るし、経済的にもかなり助かります。但し、吹奏感、抵抗感、イントネーション、レスポンス、そして最も重要な音質が近くなければ使い物になりません。
 
写真撮り忘れましたが、DACさんでは「スタンダード(旧名クラシック)」(番手3.75)、「シグネチャー」(3.75)、そして「フレンチカット」(3.75〜4)の3種類をそれぞれ2枚ずつ(若干固体差が有るらしい)試奏させて頂きました。
 
一番僕に合わなかったのがシグネチャーでした。倍音が好みではなかった。スタンダードは、意外とコシが有り一音のロングトーンに関してはかなり好みの音でした。ただ、音を連続してフレーズなんかを吹くと、ちょっと嫌味な倍音が出る感じがしました。それと音の繋がりがあまり好みではない。惜しい!
 
で、やはりフレンチカットがフレーズ吹いてても、最もバンドレンに近い感じがして、ノーストレスです。バンドレン青箱の3半とほぼ同じ吹奏感なのが4番だったので、それをご購入決定!割引などして頂き4400円程でした。ネットでもこれくらいかと。
 
帰宅して普段のルーティンを2時間程やりました。

マッピに取り付けるとこんな感じ。

 演奏動画あります。

やはり若干音が硬くなり、トナリン独特のエッジが強調されてしまいますが、息が混じったサブトーン的なサウンドは保たれています。これは使えると思いました。あくまで主に練習用ですが。
 
プラスチック・リードはマウスピースを傷めるとの情報もありますが、Bariを使ってた時はあまりその実感は無かったです。ただ、ビンテージで割と衝撃や圧力に弱いトナリンですから、十分注意はしたいと思います。




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