先日、バイソンさんは渡辺貞夫さん(as)とFMの仕事でご一緒だったらしく、本日のピアニスト、グレッグ・マッケンジー氏も一緒だった様子。
日本人に囲まれて最初は寂しそうだったけど、下手な英語で話しかけてあげると嬉しそうに答えてくれた。ギターの平岡氏もロスで長年ギグをやってきたツワモノなので、結局三人で色んな話をした。横で聞いてたベースの小川クンが「いいなぁ、英語が喋れて・・」なんて言ってる。「あんた、バークリー行ってただろが。」と言うと、「あぁ、適当でしたから。」・・って、あそうか、我が母校は適当で卒業できたんだっけ。(笑)
グレッグはリズムが黒人独特のしなやかさで、演奏中に色んなメローディーが飛び出す面白さも有り、聞いてて本当に楽しい。弾き捲くりの所は全く無く、「勉強してまっせ!」的な部分がまるで無く、余裕がたっぷり有って、ウォームで、美しい。う~ん、パークホテル東京でバカ外人ピアノと大ゲンカしてから、ちょっと外人恐怖症になっていたんだけど、グレッグは本当にナイスガイだし、久々に心から「いいなぁ~!」と思える演奏で完全に自分もお客になってしまった。
楽屋で彼と結構話したんだけど非常に面白かった。2000年を越えた頃から彼の故郷、NYでも仕事が減り続けてるらしく、車で仕事に行くと駐車場がべらぼうに高いという。NYにも日本の「白枠」のようなパーキング・ロットが有るんだけど、そこは深夜の仕事でしか使えない。「物価が日々上昇しているってのに、俺たちミュージシャンのギャラが20年前と同じってどう言う事だよ!」なんて言ってるグレッグを見て、「それ、日本のミュージシャンと同じ事言ってまっせ。」と答えた。(笑) すると「いや、でも東京の物価の高さは並大抵じゃないよ。引越ししたら<デポジット・フィー(敷金)>3か月分、<サンキュー・マネー(礼金の事でしょう)>1か月分とられちゃった。サンキュー・マネーって一体何なんだよ!!」これには爆笑。彼は日本にミュージシャンのユニオンが無い事を不思議だとも言っていた。まぁ、それが有るNYでも仕事が無けりゃ結局大変なんだけどね。家族の事や(彼の奥様は日本人)、NY~東京を行ったり来たりしてるという仕事の話もたくさん聞けて非常に有意義な時間を過ごせた。
2日間のレコーディングでバンドも締まっているとこへ、彼のナイスなピアノで更にライブも熱をおび、僕も気合が入ったんだけど、肝心な聞かせ所のバラードでテナーのパッドが張り付き、いきなり変な音が出てガックシ。(苦笑) おい!こういう時こそお前が頑張らんかい!とダメ人間の僕が飼い犬を叱るように楽器を叱るのだった。(笑)
日本人に囲まれて最初は寂しそうだったけど、下手な英語で話しかけてあげると嬉しそうに答えてくれた。ギターの平岡氏もロスで長年ギグをやってきたツワモノなので、結局三人で色んな話をした。横で聞いてたベースの小川クンが「いいなぁ、英語が喋れて・・」なんて言ってる。「あんた、バークリー行ってただろが。」と言うと、「あぁ、適当でしたから。」・・って、あそうか、我が母校は適当で卒業できたんだっけ。(笑)
グレッグはリズムが黒人独特のしなやかさで、演奏中に色んなメローディーが飛び出す面白さも有り、聞いてて本当に楽しい。弾き捲くりの所は全く無く、「勉強してまっせ!」的な部分がまるで無く、余裕がたっぷり有って、ウォームで、美しい。う~ん、パークホテル東京でバカ外人ピアノと大ゲンカしてから、ちょっと外人恐怖症になっていたんだけど、グレッグは本当にナイスガイだし、久々に心から「いいなぁ~!」と思える演奏で完全に自分もお客になってしまった。
楽屋で彼と結構話したんだけど非常に面白かった。2000年を越えた頃から彼の故郷、NYでも仕事が減り続けてるらしく、車で仕事に行くと駐車場がべらぼうに高いという。NYにも日本の「白枠」のようなパーキング・ロットが有るんだけど、そこは深夜の仕事でしか使えない。「物価が日々上昇しているってのに、俺たちミュージシャンのギャラが20年前と同じってどう言う事だよ!」なんて言ってるグレッグを見て、「それ、日本のミュージシャンと同じ事言ってまっせ。」と答えた。(笑) すると「いや、でも東京の物価の高さは並大抵じゃないよ。引越ししたら<デポジット・フィー(敷金)>3か月分、<サンキュー・マネー(礼金の事でしょう)>1か月分とられちゃった。サンキュー・マネーって一体何なんだよ!!」これには爆笑。彼は日本にミュージシャンのユニオンが無い事を不思議だとも言っていた。まぁ、それが有るNYでも仕事が無けりゃ結局大変なんだけどね。家族の事や(彼の奥様は日本人)、NY~東京を行ったり来たりしてるという仕事の話もたくさん聞けて非常に有意義な時間を過ごせた。
2日間のレコーディングでバンドも締まっているとこへ、彼のナイスなピアノで更にライブも熱をおび、僕も気合が入ったんだけど、肝心な聞かせ所のバラードでテナーのパッドが張り付き、いきなり変な音が出てガックシ。(苦笑) おい!こういう時こそお前が頑張らんかい!とダメ人間の僕が飼い犬を叱るように楽器を叱るのだった。(笑)
それにしても、ミュージシャンのギャラが20年前と同じとは… どの業界も厳しいんですね。ちなみに、翻訳単価は20年前と比べると確実に下がっています。景気回復しているらしいのに、私のようなしもじもの翻訳者にはまったく実感なし。ユニオンがあれば単価下落に歯止めをかけられるのかなぁ…
グレッグみたいな素晴らしいピアニストでも愚痴ってるくらいだから、あんな野郎にNYで仕事が有るわけ無い。んで、折角仕事を頂いた日本でこんな態度取ってるんだから、日本を舐めてるよね。プレーが素晴らしい人は人間性も良い人が多い。(昔のヤクザなプレーヤーはともかく・・笑) まぁ、こんな野郎をガイジンだからって理由で雇ってる側にも問題が有るんだろうけど、毅然とした態度で臨むしかないですね。そろそろ雇う側もリスナーも「ガイジンだからホンモノ」ってんじゃ無くて、音楽そのもので判断してくれよ!って感じだね。
思い出したら腹立ってきてつい熱くなってしまいました。(苦笑)
そうか… 外人だからって理由で雇っているケースがあるんですね。日本人ってまだまだガイジンコンプレックスが抜けないのかもしれないですねぇ… 困ったもんだ… と偉そうなことをいいながらも、近所でちょっとかわいいハーフっぽいインターの男の子が歩いていると、思わず振り返って眺めまわしてしまう私。はい、反省!テヘッ
今なら「欧米か」と突っ込みを入れるとこですが、その光景を見る度に悲しくなりますね。プライドが高いなら高いで、外人にも同じように接しろよと。日頃、「私はレベルの高い男しか相手にしないのよ」みたいな態度をとってるお前も、結局、見た目最優先の薄っぺらな感性しかないのかよ、と・・。
まあ、これは日本人の歴史的な経緯や、大人側の教育の影響も多分にあるでしょうが。明治以降、欧米に追いつけ追い越せの価値観でこれまで進んできた民族ですからね。
とまあ、愚痴ばかりで申し訳ありませんでした。