のはら 寄り道日和

Always look on the bright side of life!

ベルリンフィルと子どもたち

2006-04-28 23:28:27 | えいがの事

先日、NHKBSで久しぶりにベルリンフィルのピクニックコンサートを観た。
これは毎年開かれる野外コンサートで、人気も知名度も大変高いイベント。
2005年は「フレンチ・ナイト」と銘打って、ラヴェルのボレロやサン=サーンスなんかやっていた。
お客さんは本当にピクニック気分でお弁当を持ち寄り、
暗くなってくるとロウソクに火をともしワインを口にしながら音楽を楽しむのだ。
みんなとってもリラックスしていて、ゆるやかでいい空気が漂っている。ああァ、行ってみたい。
そこでタクトを振っていた芸術監督、サイモン・ラトルがとてもチャーミングだったので
前から少し気になっていた「ベルリンフィルと子どもたち(2004/ドイツ)」を観てみた。

前出のラトル氏の企画で、ベルリンの一般の子ども(日本なら小中学生くらい)に
ベルリンフィルの演奏でバレエ「春の祭典」を踊らせることになる。
この映画は、子どもたちの中でも恵まれない環境にある生徒数人をクローズアップして追っている。

彼らは、はにかんでなのか「真剣」を知らないからかなかなか集中してバレエの練習が出来ない。
この企画のダンス教育を引き受けた振付師ロイストン・マルドゥーム氏が
真正面からの姿勢を絶対に崩さず、彼らに「集中しろ、自信を持て」と言い続ける。
そしてレッスンを続けるうちに子どもたちは何かを掴み、本番を成功させる…

これをキャストを立ててドラマ映画にしちゃったら、
とたんにお涙ちょうだい臭い映画になってしまうだろう。
それくらいシンプルな流れだった。言ってしまえば単調。
だけれど、そこははそれドキュメンタリーの強みで
静かに静かに第三者として子どもをみつめているためスンナリと観られる。
色々なスタンスではあるが、なにか人生の波に乗りきれない子どもたちが
多かれ少なかれこのバレエで何かを得た姿が爽やかで気持ちいい。

時折挟まれるラトルやマルドゥーム氏のインタビューは
ひとつひとつがいちいち頷けるものだった。
チャーミングな人というのは自分の立場をきちんとわきまえていて
さらに謙虚な心を忘れてはいないのだ。
その上まだまだ成長しようとしている。脱帽。
色々な立場の人の真摯な姿が見られるいい映画だった。

で、冒頭のベルリンフィルは実は重要性が低い(邦題に疑問)。
また今年のコンサートが近づいてきたので、そっちを楽しみに待ってみようかな。



生きものバンザイ

2006-04-25 21:25:24 | たわいのない事

前にここでも紹介した、砂利を敷いた裏庭

 

 

 

 

 

 

 

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あ~あァ…

見事に浸食されつつあります。

「ど根性つくし」と銘打ちたいところですが

もともとケチって砂利撒いているので、根性無しでも大丈夫っぽいです。

わすれな草なんかもパラパラ咲き始めました。

なんとかしちくれーーー


お食事中の方、心臓の弱い方などはご遠慮ください。

2006-04-20 20:14:46 | からだの事

いきなりですが、

 

 

 

 

 

 

 

 

著者近影

 

 

 

 

 

 

 

いきなりキタナイものを披露してしまってゴメンナサイ<(_ _)>

鼻の穴のようですが、そうじゃござんせん。

口の中、丁度ほっぺたの裏側のところに

血豆がタテに並んでふたつ、出来ました。

痛くも痒くもなく、ちょっと舌でさわったら何かできているので見てみたら…こうです。

この後、思い返してもブルッと来る方法で撤去しました。

疲れが出たのかな???丁度そういう時期だ。

「のはらさん、自転車操業だよなあ俺ら。サイクリング部。」

異動した先の職場で今年から要職に就かれたSさん、

いつもセカセカと忙しく動き回り止まった姿を見たことがない。

「Sさん、止まると倒れちゃいますよ!頑張りましょう!」そう返事してみました。

とは言いつつこんな口の中の写真を撮ってる私、

やるせないほどバカです。


またもや医者通い

2006-04-17 21:45:34 | からだの事

 

ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!

あ、今晩はみなさん。のはらです。
上の絶叫は娘っ子です。
足の指にイボが出来ました。
皮膚科で液体窒素で凍らせる治療をしました。

「ねえねえねえなんで煙が出てるの熱いお湯なのヤケドになるでしょそれともドライアイス?」
いっつもモタクラモタクラと喋る娘が一息に先生に言いました。
「ちがうんだな~違うんだなあ~~」とニッコリ笑う先生の後ろにスタッフレディ×2登場。
私も参加の羽交い締め作戦。そして治療開始…

患部を凍らせるってどんなものか?と興味があったんだけど
娘のしがみつく強さとオイオイ泣きでこっちまで怖くなってきました。
-196℃の世界を一時的に作ってイボの原因菌を殺すのだそうです。
イボウィルスはバナナで釘が打てる世界では生きていけないようナリ。
今ネットで調べたら、やっぱりそれなりに痛い治療のようです。
今後患部は黒くなってポロリと落っこちるらしい。なにげに楽しみ♪


「ブロークバック・マウンテン」のおかげです

2006-04-15 13:16:00 | えいがの事

むぅいぃ~~~ん。お元気ですか皆さん。
朝6時起床、娘っ子を送り出し出勤、勤務、帰宅、飯作り、風呂、娘と9時過ぎに就寝。
ほぼこんな感じの日々を送っていたのはらです。
色々ネタもあるのでPCの前に座りブログ更新しようとして
そのままひっくり返って寝てしまった日もありました。
9時間寝ていてまだ眠たい。疲れているのか、はたまた「春眠暁を覚えず」というやつか…


久しぶりにツタヤに行ってDVDレンタルしましたが、
「ブロークバック・マウンテン(2005/アメリカ)」が消化不良でもたれが残り
結局何度目かの「ドニー・ダーコ(2001/アメリカ)」レンタル。
こんなに何度も借りるならDVD買っちゃってもいいんだけど
それはしちゃいけないような気がするんですよねこの映画。


やはりイイ。最高。作品を観るにしてもジェイクを観るにしてもこっちが圧勝。
…と夜中の2時半に子どもの添い寝からもそもそ起きて明け方まで観ていました。
ラストで涙してグイグイ目を拭きながら、外はもう鳥の声がチュンチュンチュン。
そしてまた寝て、完全に体内時計が狂っています。
地元の映画祭も一本くらいは観に行きたかったのに、お祝い返し強行軍でボツ。
やっとレイトで観た「ブローク…」は思ったほどでもなくてガックシ。


《以下ネタバレ有り》
あれが愛の物語なんだろうか。単に恋慕じゃないのだろうか。
年に数回逢瀬を続けるなんて、そこいらの不倫カップルと同じじゃないか。
次の楽しみのために退屈な日常をなぞって暮らすなんて…
特にイニスなんて、娘もウェイトレスのGFもおざなりな応対で
かといって越えられない垣根に苦悶する様子も見えない。
死んでしまった人を想い、新しい世界に踏み出すんじゃなく回帰してしまうしね。
あんな親父さんを、ずっと家族愛を持って接していた娘が一番可愛くて偉かった。
「もう元には戻れませんねえ…」と微笑み合って旅だった
オオカミとヤギの話「あらしのよるに(2006/日)」のほうが私には来るものがあった。
(あれって子どもに見せても良かったのかなあ、と今も思うくらい純愛ドラマよ)

つーことで「ドニー…」再見、ジェイクの不敵な笑みも素晴らしく、改めて良さを知った。
このことが「ブロークバック…」の私に対する功労ですな。

さーて、昼寝しちゃお。