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日向坂46、四期生12人が全力で挑んだ『おもてなし会』 初々しくも垣間見せた“背中を押すアイドルとしての姿”

2023年02月15日 23時30分00秒 | 日向坂46

こ~んばん~わ





 日向坂46 四期生にとって初の単独イベント『おもてなし会』が、2月11日、12日に幕張イベントホールにて開催された。生配信も行われた12日の公演を現地で観て筆者が感じたのが、四期生が日向坂46としてすでに獲得しつつある“ハッピーオーラ”と、その一方でまだ色濃く残る初々しさ、そして既存のグループにはなかった新たな色彩だ。

 乃木坂46、櫻坂46を含めた坂道グループにおける、新期生のお披露目の場としても位置づけられる『おもてなし会』。2018年12月に日本武道館にて行われた当時のけやき坂46 三期生(上村ひなの1名のみ。欅坂46 二期生との合同開催)は加入発表から10日余りで、2022年2月に加入がアナウンスされた乃木坂46 五期生はその同月に幕張イベントホールにて、今年1月に11名の加入が発表された櫻坂46 三期生は3月にぴあアリーナMMにて行われることを考えると、昨年9月に12人の加入が発表された日向坂46 四期生はアナウンスから約5カ月後の『おもてなし会』という坂道全体においても特異な形式と言える。




 この5カ月ーーイベント中にスクリーンに映し出された「加入からこれまでの歩み」での昨年8月の研修合宿を含めれば約半年、四期生は様々な“初めて”を経験してきた。初フォトセッションに、初MV撮影、先輩メンバーとの初対面、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)の初収録、初オンライン ミート&グリート、さらに昨年11月には全国ツアー『Happy Smile Tour 2022』の千秋楽である国立代々木競技場 第一体育館にて初ライブパフォーマンスを見せ、翌月の有明アリーナでの『ひなくり2022』にも参加。ほかにも雑誌のインタビューやラジオ出演など、数々の初めてを経て、四期生は今回の『おもてなし会』へと辿り着いている。



 その半年での明確な成長のしるしとしてパフォーマンスされたのが、アンコール曲を含めた7曲のミニライブだ。幕を開けたのは四期生にとって初のオリジナルソング「ブルーベリー&ラズベリー」。チアダンス経験者であり、“ライバル”と呼ぶ石塚瑶季とともにダンスメンバーとして四期生を引っ張る存在の清水理央をセンターにして、12人はフレッシュにパフォーマンスをする。その新鮮さの中に垣間見えるのが、確かに芽生えつつあるアイドルとしてのプロ意識。先述したツアーの千秋楽、『ひなくり2022』、今回の『おもてなし会』でもアンコールで2度目の「ブルーベリー&ラズベリー」が披露されており、ステージの数だけ四期生は急成長を遂げ、その過程を目撃しているのだと感じるようなパフォーマンスだった。また、今回の『おもてなし会』からマスク着用を条件に声出しが解禁されており、MCで小西夏菜実が触れていたように、初めての〈ブルーベリー&ラズベリー〉コールが会場には響いていた。おひさま(ファンの呼称)との生のコミュニケーションは、自分たちが日向坂46であることを改めて実感させたことだろう。




 研修合宿に加え、1月から2月にかけて行われた『おもてなし会』のリハーサル期間で四期生は新たなレパートリーを取り入れた。それが「ドレミソラシド」「キュン」「こんなに好きになっちゃっていいの?」「青春の馬」「JOYFUL LOVE」といった日向坂46の代表曲。「ドレミソラシド」でセンターに立つのは『おもてなし会』冒頭の自己紹介で同曲をフルートで演奏していた吹奏楽部出身の正源司陽子。「キュン」は“自然体の笑顔”をモットーとする藤嶌果歩がセンターに、さらに「こんなに好きになっちゃっていいの?」は小西、研修合宿の課題曲であり四期生の背中を押していた楽曲「青春の馬」は清水、「JOYFUL LOVE」はドキュメンタリーにてMV撮影地の岐阜県まで足を運び楽曲に人一倍の思い入れがある宮地すみれが、それぞれセンターに選ばれた。選抜された理由が透けて見える楽曲センターであるが、ここで特筆したいのが「こんなに好きになっちゃっていいの?」だ。




 一途な恋心を歌った「こんなに好きになっちゃっていいの?」は、「キュン」や「ドレミソラシド」のような明るく、爽やかな曲調とは別ベクトルの切なさといった表現力が求められる楽曲だ。サビの難しい曲調や常に移り変わっていく振りなど、あらゆる面において日向坂46の感情表現を一段上げた3rdシングル曲だったとも言えるが、今回そのセンターを務めたのが小西。「人見知りで顔が冷たいと思われがち」だとドキュメンタリー内でも語っていた彼女は、オーディションでそんな自分を克服するため「喜・怒・哀・楽」を表現していた。中身は明るく、四期生のツッコミ役だということはおひさまの中では浸透していっているものの、緊張からガチガチの真顔というイメージがまだまだ強い小西。「こんなに好きになっちゃっていいの?」はそんな小西のコンプレックスを長所に変えた選曲であり、大サビのラストフレーズで微かに見せた笑顔が、この楽曲の物語の結末を、そして小西の成長を体現しているように思えた。オリジナルのセンター・小坂菜緒とはまた違った、小西だけの「こんなに好きになっちゃっていいの?」である。



 また、今回の『おもてなし会』では、けやき坂46時代からの伝統パフォーマンスを先輩メンバーから継承するというコンセプトが存在していた。マーチングドラムに、カラーガード、ダンスパフォーマンス。言わば先述したミニライブも、れっきとした継承の一つである。さらには私服ファッションショー、いきなり即興劇まで。合宿でバラエティの研修として大喜利に挑戦していた四期生は、まさに日向坂46に憧れて入ってきた新世代。この日は、石塚と清水、岸帆夏と宮地、小西と正源司のペアが2分間の芝居を披露していた。印象的だったのが石塚と清水の即興劇にコメントを求められた際の平岡海月の一言。お題には「英語しかしゃべれない場所」という条件が入っていたものの、緊張していた2人はほぼ日本語のまま芝居を進めてしまっていた。本人たちを含め、おそらく観ているほとんどの人が気になっていた部分を、「吹き替えになっていたということで」と優しくフォローしていたのは、年長者であり四期生のまとめ役というのが見えた一幕だった。




 もう一つ、心に残ったのが公演終盤のメンバー一人ひとりの挨拶のなかで、正源司が話した「どんなアイドルになりたいか」への答えだった。人生は選択の連続であり、迷っている人はたくさんいる。彼女自身もそうだった。「背中を押していけるアイドル。私はそういう時に、隣に誰かがいてほしかったんです」と正源司は、会場のおひさまに語りかける。過去、彼女にあった出来事はドキュメンタリーの中で明かされているが、だからこそ正源司は一貫して苦しい思いをしている人の背中を押して、一緒に手を繋いで前を向いていけるようなアイドルになりたいと誓う。2月14日で16歳になったばかりの正源司。加入当初から抜群のセンスや価値観を発揮してきた彼女は、日向坂46に新たな風を吹かせてくれる予感がする。



 一方で厳しい目線で言及すれば公演中にミスが目立っていた部分も多々あり、先述した一人ひとりの挨拶でもほとんどのメンバーが泣き出してしまうのは初々しさが残るところ。捉え方を変えれば、感情が豊かになった12人がそれほどまでにこの『おもてなし会』に向けてレッスンを積み重ねてきたという証拠でもある。

 〈似てるような 全然似てない〉四期生12人は、これから日向坂46の32人としての一端を担っていくこととなる。空色、さらには虹色が人それぞれに思い浮かべる色が違うように、四期生が加わったことで日向坂46もまたグループが持つグラデーションを深めていくはずだ。




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