ひびわれの話が続いてすみません。観察日記のつもりです。
昨日は液体の薬とチューブに入ったゼリー状の薬をつけた。この薬で多くの菌が殺されたでしょう。いい気分。そして今日はひびの傷口が明確で鋭い形をなしてきた。周囲を硬い皮膚が囲むことによって傷としての存在感が大きくはなった。しかし殺菌と乾燥によって、化膿の原因となる悪玉菌の存在はそこから消失していた。徐々に回復への道をたどろうとしているのを感じた。
ちなみに薬を買うとき、薬局の方にたずねてみた。そうすると、チューブに入ったゼリー状の薬が最も殺菌作用が強いと勧められた。大きさは小さいながら、確かに効果がありそうだ。しかし、液体の薬を勧められるのと期待していた私はちょっぴり物足りなくて「このマ〇〇ン(有名な殺菌消毒薬)のような液体の薬はどうなのでしょうか?」と尋ね返した。そうしたら、マ〇〇ンのような液体の薬は、傷口に液体が染み込み痛いので、という返事が返ってきた。へええ、私の好きな感覚は、今の市場ではあまり望まれていないのだな~。
私は傷にマ〇〇ンのような液体の消毒薬がしみ込む感覚が大好きだ。もちろん痛いのも歓迎。さらにそこから泡がでてきたりなんかしたらさらにうれしいのだ。まさにその一連の消毒液が黴菌と真正面から闘ってくれている、というのを実感できるから。ゼリー状の薬ではおだやかすぎてその闘いを実感できないではないか。しかし、一番効き目がある、という言葉に負け、結局そのゼリー状の薬と、愛する液体消毒薬を購入した。マ〇〇ンにしたかったが、同じタイプで安くて好評という液体消毒薬があったので、そちらにした。
まず液体消毒薬をつけた。じわじわじわ。いいですね~、悪玉菌と闘おうとしてくれている。しかしマ〇〇ンでなかったからか、実はそこまで黴菌がいたわけではなかったからか、寒かったからか分からないのだが、思ったよりもしみ込んだり痛かったりする感覚はなくもちろん泡もでなかった。なんだか物足りなかった。その後ゼリー状の薬をつけた。さらに刺激はなくおだやかだったが、透明でざらざらしていたその薬は、誠実に仕事をしてくれそうな気がした。透明でざらざらした薬への印象はすこぶるよい。口内炎のときにつけてもらったことがある透明ざらざら薬は口の中という薬が最も働きにくそうな場所でもしっかりと働いてくれてうまく直してくれた。皮膚の組織を再生させる成分が入っているにちがいない。有効なタンパク質成分かもしれない。ちなみにタンパク質には、鬱を引き起こすもととなりやすいという困ったタイプもあると知ったばかりだったが。
液体消毒薬といえば、一番好きだったのが赤チン。乾きそうにないのにすぐに乾くところ、傷よりも赤い血みたいな色の存在感が好きだった。赤チンは製造時に水銀が発生してしまっていたということ、水銀を発生させないで作る方法もないわけではないのだがかなりのコストがかかってしまうということなどで、作られなくなった。(「赤チンはどこへ」というコラムがあります)しかし作られなくなってもしばらくは家においてあった赤チンが一番効き目がある、ということで、ちょっと有毒かもしれない、と思いながらも、よくつけていた。今、赤チンは薬局ではまったく見かけなくなった。とはいいつつ、海外では作っているところもあるようだが。