先日、小学校当時に私の担任をしてくださった恩師から一冊の本が送られてきた。
星野富弘氏。私に全く知らない作家であった。
「中学の体育教師になり、クラブ活動の指導中、頸髄を損傷、手足の自由を失い9年間にも及ぶ入院生活。そのとき筆を口でくわえ絵を描き始める。」
読み始めたら1時間もあれば読んでしまえる半分絵本。
一度読んでみた。作家の苦しさをなにか感じられ重たい気分になった。
私には全く分からない経験のない世界。
一週間ほど開けてもう一度読んでみた。
こんどは最初に感じた重たい気分が半分になり明るい気分に成ってきた。
読むたびに感じ方が変わっていくように思われる。
モーパッサンの「首飾り」も読むたび毎に変わっていった。
次に読むときはどう変わってゆくのか。