黒い砂漠日記 ～奇妙な男

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ドベンクルンで目にしたアズナク神話の巻物。市議会が集まっている建物の2階で、アズナクの神話に関する書類を読んでいると、いつの間にか手すりに寄りかかっていたフードの男、アルザイ。

話を聞いてみると、思わせぶりな口調とは裏腹に、その実手がかり程度の情報しか持っていなかった。ただ、貴重な手がかりの情報だ、無視するわけにもいかず、アルザイの言葉を頼りに、ドベンクルンを行ったり来たりして情報を集めた。

そうしてまずたどり着いたのは、マルチャー前線基地からカルク渓谷を抜ける道のそばにある洞窟だった。

そこにいた男たちは、竜の卵を盗んだことを自慢していた。アズナクの名前が出ると、慌てて知らんぷりをしていた。何か知っているのか、そうでないのか、この時は判断がつかなかった。

代わりに、竜の卵の化石を盗んだことを自慢している男から、私がその竜の卵を男に気づかれずに手元に引き寄せてみると、その卵には不思議な模様があり、巻物を手にした時に感じたものと同じ神秘の力を感じた。どうやら男は嘘は言っていなかった。ただ、その隠された価値に気づいていなかっただけだ。

模様に示された方向に行くと、アルザイがすでに到着していた。やけに遅かったな、と余計なひと言を呟いてから、竜の卵の表面の模様が渓谷を横切ったところを示していたといった。

ふとその方向に私が目をやると、変な声が聞こえた。

－－信じられない話だと思うけど、よく聞いて。

私は驚いて周囲を見回した。しかしここにいるのは私とアルザイだけだ。その間も言葉は続いていたが、目の前の男の唇が動いているのを目の当たりにして、私は首をかしげた。たぶんその時の私の表情は、ずいぶんと間抜けな顔だっただろう。

話を要約すると、私は幾度となくここに来ていて、何度も失敗していて、これから起こることをしっかりと見つめなければならない、ということだった。

無表情にこちらをじっと見つめるアルザイ。私は彼に声をかけぬまま、ふうと息を吐いた後、示された方向に馬を進めることにした。

次にたどり着いたのは、マルチャー前線基地をかすめるように迂回した先にある、ちょっとした水辺だった。透明で綺麗な水がたまっているほとりに、碑石と何やら不思議な力を感じる壺があった。

碑石に書かれていることの意味するところはよくわからなかったが、その内容に出てくるものに似たようなものは、石碑の周囲にあった。捧げよ、とあったので、適当な供物を壺に入れてみた。一瞬にして目の前の景色が変わり、たどり着いたのは、最後にアルザイと会った場所。目の前にアルザイもいる。

やられた－。

数瞬ののち、私は天を仰ぎ、大きく息をついた。とにかく元の場所に戻り、正しい供物を捧げなければ、次へ続く道が見えない。

何度かアルザイの顔を見るはめになったが、供物を捧げヤクの世話をし、つぎにたどり着いた場所はまた碑石。今度は蛇のことが書いてある。光に導かれるままに進むと、私の何倍もの体を持つマンブ蛇が、鎌首をもたげて周囲を伺っていた。

アズナクは近しい人との別れを惜しんでいて、石碑には、「雷の音を怖がる」ぐらいだから連れて行けない、と嘆いていたが、この蛇がその近しい人（の成れの果て）だというのだろうか。

マンブ蛇をなんとかやり過ごし、アズナクの記憶を辿って不思議な力で昇降している円盤をとび超えながら、アズナクの最期を追体験していった。

シェレカンの墓まで行き、その頂に登ろうかというところで、アズナク最期の記憶を体験した。ふっと光に包まれたかと思うと、目の前にはアルザイがじっと立っていた。いままでと変わらず、山肌の鋭い陽光を浴びながら、突然目の前に現れた私に驚きもせず、小首をかしげるだけだった。私は一度深呼吸をして、アルザイを見返した。顛末を一通り報告すると、アルザイは満足げにうなずいた。そしてそれきりだった。

 

 

ドベンクルンに向かいながらしばらく歩いて気づいた。

また馬を回収しに行かなければ。

肩がひどく重くなったように感じ、私は今日何度目かの大きなため息をついた。

 

 

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はい、黒い砂漠日記です。

 

このクエストは、ドベンクルンでガクツナックシナリオのとっかかりになる本を探していた時に、偶然始まったもので、流されるまま進めていきました。なのでいまいち内容がわかっていません。すみませぬ。

最近はカドリーでの狩り金策しかやっておらず、合間にボス戦やら取りこぼしたクエストやらを消化する日々を過ごしております。一応時給100M（リアル1時間の狩り）はクリアしているので、まあ及第点でしょう。レアドロップのカドリー守護者のリングが思いのほかgetできるのですが、市場にもあふれていて、期待値には届かないし、強化も真III以上はなかなか通らず、(´・ω・`)みたいな気分です。

司令官はたいしたことないけど、門番長はムリ(´・ω・`)ゞ