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五十路男の独り言集。
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InDesignのxml更新時のルビ適用について

2022年03月23日 19時58分14秒 | パソコン

 

はい、表題の通りです。

ブログで何回かルビについて取り上げて、前回はWordで自動ルビ振りを実現しましたが、あくまでも目的は、いかに省エネでプレーンテキストにルビを振ってInDesignでの作業負担を減らすか、なのです。

 

さて、InDesign上でのルビの適用法は、おそらく主に二つ。

・ルビウィンドウを呼び出して手動でルビ振り
・文字の整形をしてスクリプトでルビ振り(多いのが「漢字(るび)」の形にして、記号やら何やらで変換ポイントを認識させるやり方)

これに対して、文章取り込み時に自動でルビ振りをする方法が、こちらは主に三つ。

・「漢字(るび)」の形にして、“<cRuby:1><cRubyString:る び>漢字<cRuby:><cRubyString:>”で置換して、InDesignのメニュー「配置」からテキストを読み込む
・InDesignで、クリップボードの設定でペーストの項目を「すべての情報」にして、ルビのついた文章をコピペ(Word原稿のみ(?))
・InDesignでxmlの書き出し時にルビのタグ書き出しが可能だが、逆にそのタグのあるxmlを読み込めば、タグのついた状態でテキストが更新される
ルビタグ⇒ <aid:ruby xmlns:aid="http://ns.adobe.com/AdobeInDesign/3.0/"><aid:rbc><aid:rb>漢字</aid:rb></aid:rbc><aid:rtc><aid:rt>る び</aid:rt></aid:rtc></aid:ruby>

 ※「る び」←空白はモノルビの便宜上の指定書式
 ※他にもあればお教えください<(_ _)>
 

★xml実例(画像)

Excelでデータを作って、xmlの対応付けをして書き出します。

 ↓

 

ルビの親文字となる文字列を自動ルビ振りで、xmlコードに置き換えます。

 ↓

 ↓

 

xmlをエディタで開いて、該当する箇所に貼り付け(ルビがおかしいので、ここで修正)

 ↓

 

InDesignであらかじめスタイルとタグを設定しておいて、xmlファイルを更新すると、ルビがつく

 

 


意外に、ルビ付きxmlに関する情報がネットに見当たらないことに、びっくりしました。xmlの扱い方に関する記事は、InDesignCS3が出たあたりからすでにネットにあることは確認していいますが、ルビ付きに関してはなぜかヒットしない。一手間加えれば、文章DBとの連携もわりといいところまで行くような気がするのですが、なぜでしょうか…。まあ、いかんせんその一手間とこのタグの文字数が多いため、敬遠されるのかもしれません。

で、xmlルビタグをいろいろ使ってみて、敬遠されるほかの原因らしきものも見つかりまして。

●文字コード
InDesignから書き出すxmlファイルはUTF-8でもShift_JISでも書き出せますが、Excelではバージョンによってまちまちな印象です。なので、<>の文字を書き出すと、コード変換が起こり、 &lt; の文字列になってしまい、InDesignでの読み込みに支障を来します。

また、自動ルビ振りで変換したコードをそのままWordから書き出そうそすると、「"http://ns.adobe.com/AdobeInDesign/3.0/"」のダブルクォーテーションも「“”」(全角?半角?)に変換されたりして、なんでやねん、みたいな。

文字コードの問題は、この問題に限らず、いろんなところでいろんなハレーションを引き起こしますよねぇ(´・ω・`)ゞ

●ルビxmlの可搬性
反対にルビ付きxmlをExcelで読み込むと、ルビ情報のみがセルに反映されて、本文はどこか行方不明になります。データとしては残っているんですが、なぜかルビタグが優先されてしまします。何かやり方があるのかもしれませんが、ワタクシの知識では解決できず。むぅ。


なので、書き出したxmlテキストを、コードのまま自動ルビ振りにかけて、変換されたテキスト文字列をまるっと元のxmlテキストに貼り付けることで、問題を回避することができます。スマートではないですけど。

もしかしたら、InDesignでxmlを扱う「お作法」とまったく違うことをやっている(やろうとしている)のかもしれません。xmlは構造文書のマークアップ言語らしいので、ワタクシの使い方はたしかにその道から外れているのかも。業界から離れてそういう情報はとんと疎くなってしまったので、仕方ないですよねー(棒

もし、これはこうだよ的なアドバイスがあれば是非お願いします。

 

まだまだ試行錯誤中なので、ちょっとまとまりがない記事になってしまいましたが、取り合えず今回はこの辺で。

 

 



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