さようなら原発・町田の会

11月11日に結成となる、町田の脱原発の連絡会です。

9月19日 6万人集会 武藤類子さんのメッセージ

2012-01-14 20:21:13 | 日記

1月11日の学習交流会で、活動交流をしていた中で、「9月19日の明治公園の6万人集会の武藤類子さんの発言をぜひみなさんに知らせたい」と発言された方がいらっしゃいました。

私は当日、会場に入れなかったので直接武藤さんのお話を聞くことはできませんでしたが、Youtube等に武藤さんの発言がアップされていたので、ぜひみなさんもご覧になっていただきたいと思います。

URL:http://www.youtube.com/watch?v=5xdszFXI2J0

~以下、武藤さんのメッセージから

みなさんこんにちは。福島から参りました。

今日は、福島県内から、また、避難先から何台ものバスを連ねて、たくさんの仲間と一緒に参りました。初めて集会やデモに参加する人もたくさんいます。福島で起きた原発事故の悲しみを伝えよう、私たちこそが原発いらないの声をあげようと、声をかけ合いさそい合ってこの集会にやってきました。
はじめに申し上げたい事があります。

3.11からの大変な毎日を、命を守るためにあらゆる事に取り組んできたみなさんひとりひとりを、深く尊敬いたします。

それから、福島県民に温かい手を差し伸べ、つながり、様々な支援をしてくださった方々にお礼を申し上げます。ありがとうございます。

そして、この事故によって、大きな荷物を背負わせることになってしまった子供たち、若い人々に、このような現実を作ってしまった世代として、心からあやまりたいと思います。本当にごめんなさい。

 

皆さん、福島はとても美しいところです。東に紺碧の太平洋を臨む浜通り。桃・梨・りんごと、くだものの宝庫中通り。猪苗代湖と磐梯山のまわりには黄金色の稲穂が垂れる会津平野。そのむこうを深い山々がふちどっています。山は青く、水は清らかな私たちのふるさとです。

3.11・原発事故を境に、その風景に、目には見えない放射能が降りそそぎ、私たちはヒバクシャとなりました。

大混乱の中で、私たちには様々なことが起こりました。

すばやく張りめぐらされた安全キャンペーンと不安のはざまで、引き裂かれていく人と人とのつながり。地域で、職場で、学校で、家庭の中で、どれだけの人々が悩み悲しんだことでしょう。 毎日、毎日、否応無くせまられる決断。逃げる、逃げない?食べる、食べない?洗濯物を外に干す、干さない?子どもにマスクをさせる、させない?畑をたがやす、たがやさない?なにかに物申す、だまる?様々な苦渋の選択がありました。

そして、今。半年という月日の中で、次第に鮮明になってきたことは、

・真実は隠されるのだ

・国は国民を守らないのだ

・事故はいまだに終わらないのだ

・福島県民は核の実験材料にされるのだ

・ばくだいな放射性のゴミは残るのだ

・大きな犠牲の上になお、原発を推進しようとする勢力があるのだ

・私たちは棄てられたのだ
私たちは疲れとやりきれない悲しみに深いため息をつきます。

でも口をついて出てくる言葉は、「私たちをばかにするな」「私たちの命を奪うな」です。

福島県民は今、怒りと悲しみの中から静かに立ち上がっています。

・子どもたちを守ろうと、母親が父親が、おばあちゃんがおじいちゃんが・・・

・自分たちの未来を奪われまいと若い世代が・・・

・大量の被曝にさらされながら、事故処理にたずさわる原発従事者を助けようと、  労働者たちが・・・

・土を汚された絶望の中から農民たちが・・・

・放射能によるあらたな差別と分断を生むまいと、障がいを持った人々が・・・

・ひとりひとりの市民が・・・ 国と東電の責任を問い続けています。そして、原発はもういらないと声をあげています。

私たちは今、静かに怒りを燃やす東北の鬼です。

私たち福島県民は、故郷を離れる者も、福島の地にとどまり生きる者も、苦悩と責任と希望を分かち合い、支えあって生きていこうと思っています。私たちとつながってください。私たちが起こしているアクションに注目してください。政府交渉、疎開裁判、避難、保養、除染、測定、原発・放射能についての学び。そして、どこにでも出かけ、福島を語ります。今日は遠くニューヨークでスピーチをしている仲間もいます。思いつく限りのあらゆることに取り組んでいます。私たちを助けてください。どうか福島を忘れないでください。

もうひとつ、お話したいことがあります。

それは私たち自身の生き方・暮らし方です。 私たちは、なにげなく差し込むコンセントのむこう側の世界を、想像しなければなりません。便利さや発展が、差別と犠牲の上に成り立っている事に思いをはせなければなりません。原発はその向こうにあるのです。 人類は、地球に生きるただ一種類の生き物にすぎません。自らの種族の未来を奪う生き物がほかにいるでしょうか。 私はこの地球という美しい星と調和したまっとうな生き物として生きたいです。 ささやかでも、エネルギーを大事に使い、工夫に満ちた、豊かで創造的な暮らしを紡いでいきたいです。
どうしたら原発と対極にある新しい世界を作っていけるのか。誰にも明確な答えはわかりません。できうることは、誰かが決めた事に従うのではなく、ひとりひとりが、本当に本当に本気で、自分の頭で考え、確かに目を見開き、自分ができることを決断し、行動することだと思うのです。ひとりひとりにその力があることを思いだしましょう。

私たちは誰でも変わる勇気を持っています。奪われてきた自信を取り戻しましょう。 そして、つながること。原発をなお進めようとする力が、垂直にそびえる壁ならば、限りなく横にひろがり、つながり続けていくことが、私たちの力です。

たったいま、隣にいる人と、そっと手をつないでみてください。見つめあい、互いのつらさを聞きあいましょう。怒りと涙を許しあいましょう。今つないでいるその手のぬくもりを、日本中に、世界中に広げていきましょう。
私たちひとりひとりの、背負っていかなくてはならない荷物が途方もなく重く、道のりがどんなに過酷であっても、目をそらさずに支えあい、軽やかにほがらかに生き延びていきましょう。


1月11日 学習交流会を行いました

2012-01-12 17:55:25 | 日記

11月11日の結成集会から2か月経った1月11日、今までの活動を交流する学習交流会を行いました。参加は20名でした。

 

始めに、共同代表の藤井先生からあいさつをいただきました。

藤井先生は、「ガンジーの7つの罪の一つに、理念なき政治がある。原発政策でもいまだ理念が持ててない政府に対し、原発NOの声をあげていこう」と発言されました。

 

次に、共同代表の中野弁護士から情勢報告。

今年のたたかいは、原発の再稼働を許すかどうか。4月には現在稼働している6機の原発が停止し、必ず電力が足りないというキャンペーンが行われるだろう。アメリカの圧力により、30数年ぶりに原発新設(東芝製)を許可しようとしている動きなどもある。全国に広がるパパ・ママ運動や、私たちのような脱原発の会をもっと広げ、打ち破っていこうと報告されました。

(開会あいさつをする、藤井先生)

 

次に、事務局の酒井さんから運動の到達点と、3・11イベントについて報告がありました。

現在の到達は、署名が8000筆、賛同者が500人(26団体)です。1月11日の日中に行われた署名宣伝では、鶴川駅で50筆(11名参加)、町田駅で118筆(18名参加)の脱原発署名が集まったようです。1月中には1000人の賛同者を集めようと報告されました。

3・11イベントについては、被災地写真展や福島からの訴え、放射線量の検査、太陽光発電のデモなど盛りだくさんの内容を計画中。地震発生時刻の午後2時46分には、町田市広報や防災無線等で、市民に黙とうを呼びかけるよう市に要請していくとの報告もありました。原町田大通りから市民ホールまでの原発NOパレードも計画中です。

 

酒井さんの報告の次は、活動交流を行いました。

まちだ子育てネットワークからは、12月14日に福島で行われた「ママ・パパ座談会」の様子が報告されました。

福島の渡利地区を回った様子が映像付きで報告していただき、福島駅を降りた時で0.5μsvあったり、子どもの遊ぶ公園でも1.5μsvが計測され、看板には環境放射線の影響により、公園の利用は1日1時間程度としてくださいと書かれているなど、衝撃的な内容が報告されました。

 

次に子どもと未来をつなぐ会・町田から報告。

10月半ばから健康調査を開始し、2か月で120名の方から鼻血や下痢、倦怠感などの異常があると報告があったそうです。歳も子どもから大人まで男女問わず症状がみられるようで、医者で検査をしてもなんら原因が見当たらず、ストレス・気にしすぎなどの心療的な部分で片づけられてしまうそうです。

12月4日には、全日本民医連の方々をお呼びして、健康相談&懇談会を開催し、このような健康被害について「放射線被害を含むあらゆる可能性を排除しない」との合意をしたとの報告がありました。また、色んな人がすぐ放射能被害について相談できる放射能相談ホットラインのようなものをぜひ開設してほしいということや、放射能汚染が疑われる災害廃棄物受入れの見直しを求める署名運動の報告もありました。

 

連絡先にもなっているまちだ・さがみ総合法律事務所からは、新年号のニュースに賛同のお願い用紙を同封し、約70名の人から返信があり、賛同金も7万円ほど協力いただいたとの報告があり、町田市議の池川さんからは、この間の市政の変化について報告がありました。

(市政報告をする池川市議) 

最後に3・11イベント成功にむけて、頑張っていきましょうと確認し合いました。

活動報告としてくれた団体の詳しいことについては…

○まちだ子育てネットワーク

http://machidanet.exblog.jp/i0

○子どもと未来をつなぐ会

http://ameblo.jp/kodomotomirai


髪が拭ける、爪がはがれる、鼻血が止まらない

2012-01-12 16:25:25 | 日記

髪が拭ける、爪がはがれる、鼻血が止まらない、皮膚に発疹ができると重なれば、放射線による障害の疑いが濃厚ですよね!

福島で、そんな症状が報告されています。避難解除を急ぐべきではなく、それでも避難できないで居る人に行政は手をさしのべて下さい。

本当に始まっているんですね・・・ 真実は、想像よりも、ずっと怖いです。 南相馬の女性のブログをよんで! - もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

 


原子力安全基盤機構、事業者の検査手順書(要領書)丸写し検査、03年から

2012-01-12 16:23:10 | 日記

毎日新聞 1月11日(水)2時30分配信
原子力安全基盤機構、事業者の検査手順書(要領書)丸写し検査、03年から

こんなことが行われていたんですね!?
原発事故が人災だという、証拠のようなものです!


一番ひどいのは、責任者達がチェルノブイリから何一つ学んでいないこと

2012-01-09 11:33:09 | 日記

ドイツTAZ紙:デルテ・ジーデントプフ医学博士インタビューの日本語訳の一部です。

詳しくは、上の下線部をクリックして、翻訳者Canard Plus さんのブログに行ってください。チェルノブイリ事故でのベラルーシでの経験が載っていて参考になります。


女医デルテ・ジーデントプフは、20年来、チェルノブイリの子供達を療養滞在のためドイツに招聘し続けて来た。彼女は、福島事故に対する措置に、ただただ唖然としている。(ガブリエレ・ゲートレ取材)

***
12月初旬、ジーデントプフ博士は私達取材班を、ベルリン・パンコフの市民公園沿いにある彼女の小さな屋根裏のアパートに迎え入れてくれた。 お茶とクッキーをはさんで、今までの救援活動や経験について語ってくれる。

「一番ひどいのは、責任者達がチェルノブイリから何一つ学んでいないことです。チェルノブイリ事故よりもさらに規模の大きい福島原発事故に対する対応ぶりには、私は茫然自失としています。日本政府が避難地区を事故に見合った範囲に拡大しなかったこと、女性や子供達を即座に安全な南部に避難させなかったことに対しては、ただただやり場のない怒りを感じるだけです。そうした適切な措置を取る代わりに、国民はシステマティックに騙されてきました。実際の危険に関する情報は伝えられない、あるいは伝えられても誤った情報である。なんという無責任でしょう。これから日本の方々を襲おうとしている健康問題は想像を絶します。しかも政治と原子力産業はそのことを黙認しているのです! 世界中で!

チェルノブイリの先例を見れば、事故の規模についてはある程度想像が出来るでしょう。多くの人々がチェルノブイリははるか昔のことだ、ウィキペディアで調べられるような過去の事故だと考えています。しかし汚染地域の住民達は1986年から現在までチェルノブイリ事故と共に生活してきているのです。事故による被害は収束するということを知りません。自然災害と違って、原発事故の被害は時間の経過と共に減少していく代わりに増大していくのです。しかもその期間は今後少なくとも300年間にも及びます。このことに関しては後ほどもっと詳しくお話しましょう。」