6月28日(木) 町田市民フォーラムで、私達が開催した「企業からの脱原発」講師吉原毅(城南信用金庫理事長)講演会に、会場一杯の200名が集まってくれました。
【講演の一部を紹介します】
地震の対応で大童だった時に、理事長室のテレビで爆発が報じられた。外資系の会社、関西に新幹線で逃げた。われわれは何も知らされず、12日には神奈川・東京に放射能が降った。しかし、新聞は、テレビは、「原発は想定外。止めるわけにはいかない」と言っていた。日本を代表するエリート集団の東電が、まったくひどい。匿名だが、原発がなくなったら昭和三十年代に戻るとの報道も。マスコミはいったいどうしたのだろう。
原発、言われていたように安全で経済性の高いものだろうか。金融機関の仕事は、健全な未来をつくるための、現在と未来の貨幣の交換。資金繰り、採算性。原発は「しり抜け」のシステム。国民から税金、電力料金として徴収できる。
責任を問われないから無責任。リスク、コストを考えなくていい。これを抜いて採算性を考えればいい。原発三法で、新たな原発を建てなければやっていけなくなる。交付金、補助金のお金が、コスト計算されていない。廃炉費用がコスト計算に入っていない。広島原爆と同じウランを大量に消費。使用済み核燃料の処理方法がない。なので、発電所の敷地内に保管しているが、敷地内に入りきれなくなっている。ゴビの砂漠に埋めるというひどい話もあった。トイレのないマンション。
天文学的な費用があとの世代に回ってくる。
信用金庫、社会貢献企業。まず、地域をよくするために、安心して暮らせるようになるために。9月まで30%節電、ノーネクタイでクールビズはじめた。乗り切れることを実証した。各企業でも。われわれもやりますから一緒にやりましょう。
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