二日市温泉の歴史は古く、開湯は奈良時代までさかのぼる。江戸時代には、この地を領した黒田氏により御前湯が設けられ、温泉奉行が置かれた。
扇屋旅館は、公衆浴場の博多湯や御前湯もある二日市温泉のメインストリートに位置する老舗で、夜まで立ち寄り入浴も受け付けてくれる。浴室には湯舟が 2 つあり、広い方があつ湯、小さな方がぬる湯となっている。湯は、ツルスベ感のある MTMM で、掛け流しされていた。あつ湯は 45℃ くらいで、源泉は 43℃ なので沸かしているようだ。
(2016 年 4 月)
◆源泉情報◆
源泉名:二日市温泉配湯基地
泉質:アルカリ性単純放射能泉
湧出量:500 l/min
泉温:43.0℃
成分:pH8.6、溶存物質 621.9 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg、カッコ内はミリバル %)。
ナトリウムイオン | 187.5 (95.51) | 塩化物イオン | 195.7 (62.25) |
メタケイ酸 | 55.7 | 炭酸水素イオン | 97.7 (18.05) |
ラドン | 36.8 nCl | 炭酸イオン | 21.0 (7.89) |
分析日:2015 年 3 月 31 日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます