幼少期に大きな影響を受けた「男はつらいよ 寅次郎真実一路」のロケ地として、一度は訪れてみたい温泉であった。「寅次郎真実一路」では、仕事に疲れ果て失踪した“課長さん”(演:米倉斉加年)を探し、寅さんと課長さんの妻であるヒロイン大原麗子が彼の故郷である枕崎まで旅をする。課長さんが車寅次郎を名乗って泊まった「うなぎ荘」も現存しているが、立ち寄りはできないので外観を見学だけし、区営鰻温泉で入浴することにした。
入れ替わり立ち代わりで人がやってくる割とにぎわった浴場で、タイル張りの浴槽に、うっすら硫化水素臭のする湯がかけ流されていた。浴室のカランに、水道水が地熱で熱くなっている場合があるので注意するよう掲示がされていたのが印象的であった。
(2018 年 2 月)
◆源泉情報◆
源泉名:鰻 1 号および 2 号
泉質:アルカリ性単純温泉
泉温:97.2℃
成分:pH6.8、溶存物質 129.7 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg、カッコ内はミリバル %)。
カルシウムイオン | 9.6 (37.04) | 硫酸イオン | 26.8 (40.51) |
ナトリウムイオン | 9.9 (33.29) | 炭酸水素イオン | 27.5 (32.72) |
メタケイ酸 | 34.9 | チオ硫酸イオン | 3.3 (4.31) |
分析日:2008 年 9 月 1 日
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