月に魅せられて②

10周年のツア~!

ギター大百科~3~

2007-04-01 22:32:32 | ナレーション
第105回、直木賞受賞した芦原すなおさんの「青春デンデケデケデケ」。
1960年代の四国は松山市観音寺町を舞台に、
ベンチャーズのパイプラインに衝撃を受けた高校生が、
仲間とバンドを組み、青春を捧げる物語です。

小説に登場するベンチャーズは、
1959年に結成されたアメリカのロックバンド!
1962年の初来日以来、来日回数は50回以上!
公演回数は2200を超えています。

小説の主人公の世代、つまり1960年代に青春を過ごした達が、
そのベンチャーズのコピーバンドを次々と結成しています。

インターネットで検索できるだけでも、現在全国に1000以上の
コピーバンドがあります。
その一つが京都ベンチャーズ。
リードギターは宮下さん、54歳。電気工事店を営まれています。
16歳でギターを始め、途中ブランクをはさんで、
42歳の時に再びギターを手にしました。
壁一面に張られたベンチャーズのポスター、ここが宮下さんの練習部屋です。
大のギター好きの宮下さんは、毎日3時間の練習を欠かしません。
何度もCDと一緒に弾いて、曲の細かい所までギターのフレーズをコピーします。

こちらはメンバーの1人が経営するうどん屋さん。
サイドギターの光永さん、58歳。
41歳でギターを始めた遅咲きながらギターの魅力の虜になってしまう。
以来17年、ベンチャーズ一筋です。
この店が週末の夜になると、ライヴハウスに早代わり。
仕事を終えたメンバーが次々と集合~。
会社員もいればフリーターもいます。

京都ベンチャーズは、定期的なライヴの他、ボランティア活動で様々な施設で
演奏もしています。

この日は別のベンチャーズコピーバンドと合同練習。
京都だけでも30あるというベンチャーズコピーバンドならではの楽しみです。
ギター、そして音楽を生涯楽しみ続ける、
ベンチャーズ!というアイドルがいるからこそ、できるのかもしれません。



最新の画像もっと見る