今日、渋谷、この日、藤木さんは、役者として尊敬する先輩と久しぶりの再会
藤木「久しぶりに、なんか、夜景見た気がするな、ムチャクチャ綺麗じゃないっすか~」 「うん」
その先輩とは、ドラマ「アンティークで共演した、椎名桔平さん
この時、藤木さんは、椎名さんの役者としての在り方に大きな影響を受けたのだそうです
椎名「俺には出来ないな~おもってな」 「俺です」 椎名「あ~」
藤木「僕は、何だろうな~、役者というものも、わからないまんま」 椎名「ん~」
藤木「この仕事、飛び込んできて~」 椎名「あ~」
藤木「だから本当に、何なんだろう?ね~、あたえられたセリフを覚えて現場に行って、
それをしゃべってるみたいな感じで」
椎名「ん~」
藤木「ず~っときてた」 椎名「ん~」 藤木「から~」 椎名「ん~」
藤木「その桔平さんにあえてね」 椎名「ん~」
藤木「そういう仕事の取り組み方っていのが」 椎名「ん~」
藤木「勉強になったっていうか」 椎名「そお?」
藤木「なるほどね~と思って」 椎名「マジで~?」
藤木「それまでは~、凄いね~、なんかね、ここにいていいのかな?って違和感ばっかりず~っと
思ってたんですよ」
椎名「ん~」
藤木「なんか、皆、周りにいる人は~、例えば、何だろうな~」 椎名「ん~」
藤木「テレビで、見た~人達って」 椎名「ん~」
藤木「桔平さんもそうなんですけど~」 椎名「ん~」
藤木「だから、なんか、こう、話、かけづらいみたいなね、そういう距離感があって~」 椎名「ん~」
藤木「・・・で、あ~俺の事皆どう思ってんのかな~、っていう、そういう気持ちばかりあったんですけど」
椎名「ん~」
藤木「でも、桔平さんは、あんときにこう」 椎名「ん~」
藤木「グッとこう引き込んでくれるっていうか」 椎名「ん~」
藤木「皆で一緒に作ろううよ~っていうのを」 椎名「ん~」
藤木「常に言い続けて、くれてたじゃないですか?」
椎名「ん~、・・・現場、しんどいじゃん!だったら、こう、なんかね、あの~、ひと~だけでもさ、
楽しい方がいいじゃん。まあ、そうやって、今やってるドラマなんていうのは、あの~、
わりとこう追い詰めていくようなさ~、世界かもしんないけど~、だけど、ん~、なんだろうな~
そういうキャラクターを、ず~っとさ、現場で、しょうっていうやり方もあるけれども~、
別にその~、人間に対して、ん~、なんだろう、カメラの前に行けば~、
そういう風に戻れる範囲内でさ、ラクにしてる方が、ラクじゃん、なんかさ、横にいてさ、
あ~、こうこの人、役、凄い作ってんな~と思ったらさ、話かけづらいじゃん、
冗談1つもさ」
藤木「なんかね・・・凄いこう、こ、細かい、部分にいっちゃうような気がして、あの~、僕が、
その~、出てくる、演じているキャラクターの」
椎名「ん~」
藤木「こう、気持ちの流れみたいなものはどうなんだろう?っていう事ばっかり 」 椎名「ん~」
藤木「こう、なんか、追って、」 椎名「ん~」 藤木「追ってて~」 椎名「ん~」
藤木「そりゃ、そ、それで凄い大切な事だと思うんだけど~」 椎名「ん~」
藤木「もと大きな、ね、」 椎名「ん~」
藤木「あの~、キャラクターとしての役割だったり~、いかに面白くするかっていう、そういう部分まで」
椎名「ん~」
藤木「こう、中々思いつかないな~と思ってて~、でも、桔平さんて、その~、ね!」 椎名「お~」
藤木「例えば、監督とかと、凄い」 椎名「ん~」
藤木「こう、話し合ったり」 椎名「ん~」 藤木「アイデアを出したりっていう」 椎名「ん~」
藤木「して、たじゃないですか?」
椎名「ん~、あの~、なんかあるじゃない、その、監督にさ、え~、それを意見、て思うのかさ~、
ディスカッションと思うのかさ~、たてついてるって思うのかさ~、色んな思い方、
があるわけじゃん、なんかこう~、ね?、あまりよくない、風に思われるっていう部分も
あるかもしんないけど~、皆で~、意見出し合ってさ、いいものを作る、
じゃあ俺がいいもんだっていう方向提示することによって~、相手が、いやそうじゃないんだよと、
俺ら作り手は、こうやってこういう風な事を狙って~、こう作ってるから~、
こういう風に受け取ってほしいんだと、色々そのキャッチボールする事によってさ~、
なにかこう、答え、みたいなものが~、見つかりやすいじゃない、ん~」
藤木「なんだろうな~、俺なんか、なんだろうな~、こうはみ出せなかったというか、真面目に生きて、
行くしかないな、っていう道を選んで、来たから~」
椎名「そんな真面目なのかよ~」 藤木「えっ~?」 椎名「あはははっ」 「あはは」
藤木「それ、良い意味じゃないっよ~、悪い、悪いな~、ホント、いけないな~と思うんだけど~
だから、なんかやっぱり、その~、解釈の限界っていうのが、あるよね~とは思うんですよね~」
椎名「ん~、ラクになんなきゃ~」 藤木「あはははっ」
椎名「あんまり、そういう、自分がどういきたいとか、え~、どういう風な人間だっていう風なものを
自分で持っちゃうとさ、足かせになっちゃうなっていうな、そういう、風になってくると、
それで俺はラクになってきた。ん~ラクだもん、どう思われたっていいやってさ、
その無責任さがさ、この職業の特権じゃん?人、殺してもいいわ、ね?なんか、あの~
女にだらしなくてもいいわさ、でも、ね?そういうの楽しんで、でも、俺じゃないもん!ってさ~
それがなんか特権じゃない、ん~」
藤木「・・・そういう考え方、ができるようになったのはいつごろなんでしょう?」
椎名「ん~、や、なんか、徐々にと思うけど~、・・・でもやっぱ、30・・・3、そうね、30過ぎてからだよね、
過ぎて、ん~、過ぎて、もっとかな~、30・・・さんし、とか、徐々に」
藤木「意識して、普段、やってる事って、あります?こういう事してたら、なんか、役者にかえるんじゃ
ないかな~みたいな・・・」
椎名「半身浴・・・とか?はははっ、なんだろう」 「はははっ」
藤木「なんか、ほん、本当に色んな事要求されたりするじゃないですか~」 椎名「ん~」
藤木「それは、もう、表現方法以外にも、例えば体の、」 椎名「ん~」
藤木「身のこなし方だったりして」
椎名「ん、や、色んな方向性が、色んなものがあってさ~、そのきりないんだけどさ~、なにか、その、
突き詰めてやるっていうよりは~、色んなものをこう、浅く広く、身につけていくっていう、中で、
役が来たときに、深めるっていう、そういう、事かな~、ただ、その~、何がきてもさ~、
じゅう、柔軟に、入れるっていうかさ~、ん~、要するにその、
興味ないものはないんだ、っていうさ、興味?」
藤木「なんか・・・」
椎名「歌とさ、役者っていうのは、どういう風に考えてんの、今」
藤木「なんか、自分の中のパーセンテージではないような気はするんですよね~」 椎名「お~」
藤木「ん~、でも、ん~、やっぱ音楽は単純に、凄い好きですよね、歌うこともそうですし~、
ギター弾くのもそうだし~、あと、なんだろうな、まったくゼロから、こう、ね、作りだして、
作品を作り出せるっていう」
椎名「そうだよね」
藤木「あの感覚、だっ、僕は、」 椎名「ん~」
藤木「その~役者、の仕事って、今までは~、ねっ、この役~で、っいう事しか、ない、から~、
そういうゼロから、作り上げるっていう作業をしてないんで~」
椎名「ん~」
藤木「音楽は、ね、」 椎名「ん~」
藤木「ホントにこう、空中にあるものからこう、パッてとると、できちゃう、みたいな、そういうのが凄い、
楽しい、ですよね」
藤木「久しぶりに、なんか、夜景見た気がするな、ムチャクチャ綺麗じゃないっすか~」 「うん」
その先輩とは、ドラマ「アンティークで共演した、椎名桔平さん
この時、藤木さんは、椎名さんの役者としての在り方に大きな影響を受けたのだそうです
椎名「俺には出来ないな~おもってな」 「俺です」 椎名「あ~」
藤木「僕は、何だろうな~、役者というものも、わからないまんま」 椎名「ん~」
藤木「この仕事、飛び込んできて~」 椎名「あ~」
藤木「だから本当に、何なんだろう?ね~、あたえられたセリフを覚えて現場に行って、
それをしゃべってるみたいな感じで」
椎名「ん~」
藤木「ず~っときてた」 椎名「ん~」 藤木「から~」 椎名「ん~」
藤木「その桔平さんにあえてね」 椎名「ん~」
藤木「そういう仕事の取り組み方っていのが」 椎名「ん~」
藤木「勉強になったっていうか」 椎名「そお?」
藤木「なるほどね~と思って」 椎名「マジで~?」
藤木「それまでは~、凄いね~、なんかね、ここにいていいのかな?って違和感ばっかりず~っと
思ってたんですよ」
椎名「ん~」
藤木「なんか、皆、周りにいる人は~、例えば、何だろうな~」 椎名「ん~」
藤木「テレビで、見た~人達って」 椎名「ん~」
藤木「桔平さんもそうなんですけど~」 椎名「ん~」
藤木「だから、なんか、こう、話、かけづらいみたいなね、そういう距離感があって~」 椎名「ん~」
藤木「・・・で、あ~俺の事皆どう思ってんのかな~、っていう、そういう気持ちばかりあったんですけど」
椎名「ん~」
藤木「でも、桔平さんは、あんときにこう」 椎名「ん~」
藤木「グッとこう引き込んでくれるっていうか」 椎名「ん~」
藤木「皆で一緒に作ろううよ~っていうのを」 椎名「ん~」
藤木「常に言い続けて、くれてたじゃないですか?」
椎名「ん~、・・・現場、しんどいじゃん!だったら、こう、なんかね、あの~、ひと~だけでもさ、
楽しい方がいいじゃん。まあ、そうやって、今やってるドラマなんていうのは、あの~、
わりとこう追い詰めていくようなさ~、世界かもしんないけど~、だけど、ん~、なんだろうな~
そういうキャラクターを、ず~っとさ、現場で、しょうっていうやり方もあるけれども~、
別にその~、人間に対して、ん~、なんだろう、カメラの前に行けば~、
そういう風に戻れる範囲内でさ、ラクにしてる方が、ラクじゃん、なんかさ、横にいてさ、
あ~、こうこの人、役、凄い作ってんな~と思ったらさ、話かけづらいじゃん、
冗談1つもさ」
藤木「なんかね・・・凄いこう、こ、細かい、部分にいっちゃうような気がして、あの~、僕が、
その~、出てくる、演じているキャラクターの」
椎名「ん~」
藤木「こう、気持ちの流れみたいなものはどうなんだろう?っていう事ばっかり 」 椎名「ん~」
藤木「こう、なんか、追って、」 椎名「ん~」 藤木「追ってて~」 椎名「ん~」
藤木「そりゃ、そ、それで凄い大切な事だと思うんだけど~」 椎名「ん~」
藤木「もと大きな、ね、」 椎名「ん~」
藤木「あの~、キャラクターとしての役割だったり~、いかに面白くするかっていう、そういう部分まで」
椎名「ん~」
藤木「こう、中々思いつかないな~と思ってて~、でも、桔平さんて、その~、ね!」 椎名「お~」
藤木「例えば、監督とかと、凄い」 椎名「ん~」
藤木「こう、話し合ったり」 椎名「ん~」 藤木「アイデアを出したりっていう」 椎名「ん~」
藤木「して、たじゃないですか?」
椎名「ん~、あの~、なんかあるじゃない、その、監督にさ、え~、それを意見、て思うのかさ~、
ディスカッションと思うのかさ~、たてついてるって思うのかさ~、色んな思い方、
があるわけじゃん、なんかこう~、ね?、あまりよくない、風に思われるっていう部分も
あるかもしんないけど~、皆で~、意見出し合ってさ、いいものを作る、
じゃあ俺がいいもんだっていう方向提示することによって~、相手が、いやそうじゃないんだよと、
俺ら作り手は、こうやってこういう風な事を狙って~、こう作ってるから~、
こういう風に受け取ってほしいんだと、色々そのキャッチボールする事によってさ~、
なにかこう、答え、みたいなものが~、見つかりやすいじゃない、ん~」
藤木「なんだろうな~、俺なんか、なんだろうな~、こうはみ出せなかったというか、真面目に生きて、
行くしかないな、っていう道を選んで、来たから~」
椎名「そんな真面目なのかよ~」 藤木「えっ~?」 椎名「あはははっ」 「あはは」
藤木「それ、良い意味じゃないっよ~、悪い、悪いな~、ホント、いけないな~と思うんだけど~
だから、なんかやっぱり、その~、解釈の限界っていうのが、あるよね~とは思うんですよね~」
椎名「ん~、ラクになんなきゃ~」 藤木「あはははっ」
椎名「あんまり、そういう、自分がどういきたいとか、え~、どういう風な人間だっていう風なものを
自分で持っちゃうとさ、足かせになっちゃうなっていうな、そういう、風になってくると、
それで俺はラクになってきた。ん~ラクだもん、どう思われたっていいやってさ、
その無責任さがさ、この職業の特権じゃん?人、殺してもいいわ、ね?なんか、あの~
女にだらしなくてもいいわさ、でも、ね?そういうの楽しんで、でも、俺じゃないもん!ってさ~
それがなんか特権じゃない、ん~」
藤木「・・・そういう考え方、ができるようになったのはいつごろなんでしょう?」
椎名「ん~、や、なんか、徐々にと思うけど~、・・・でもやっぱ、30・・・3、そうね、30過ぎてからだよね、
過ぎて、ん~、過ぎて、もっとかな~、30・・・さんし、とか、徐々に」
藤木「意識して、普段、やってる事って、あります?こういう事してたら、なんか、役者にかえるんじゃ
ないかな~みたいな・・・」
椎名「半身浴・・・とか?はははっ、なんだろう」 「はははっ」
藤木「なんか、ほん、本当に色んな事要求されたりするじゃないですか~」 椎名「ん~」
藤木「それは、もう、表現方法以外にも、例えば体の、」 椎名「ん~」
藤木「身のこなし方だったりして」
椎名「ん、や、色んな方向性が、色んなものがあってさ~、そのきりないんだけどさ~、なにか、その、
突き詰めてやるっていうよりは~、色んなものをこう、浅く広く、身につけていくっていう、中で、
役が来たときに、深めるっていう、そういう、事かな~、ただ、その~、何がきてもさ~、
じゅう、柔軟に、入れるっていうかさ~、ん~、要するにその、
興味ないものはないんだ、っていうさ、興味?」
藤木「なんか・・・」
椎名「歌とさ、役者っていうのは、どういう風に考えてんの、今」
藤木「なんか、自分の中のパーセンテージではないような気はするんですよね~」 椎名「お~」
藤木「ん~、でも、ん~、やっぱ音楽は単純に、凄い好きですよね、歌うこともそうですし~、
ギター弾くのもそうだし~、あと、なんだろうな、まったくゼロから、こう、ね、作りだして、
作品を作り出せるっていう」
椎名「そうだよね」
藤木「あの感覚、だっ、僕は、」 椎名「ん~」
藤木「その~役者、の仕事って、今までは~、ねっ、この役~で、っいう事しか、ない、から~、
そういうゼロから、作り上げるっていう作業をしてないんで~」
椎名「ん~」
藤木「音楽は、ね、」 椎名「ん~」
藤木「ホントにこう、空中にあるものからこう、パッてとると、できちゃう、みたいな、そういうのが凄い、
楽しい、ですよね」