がちゃころ

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ファイナンス1

2006-10-23 22:10:14 | 日常
今日は大学の特別講義『ファイナンス』の一回目。

毎週月曜、18時半~21時、8週間続き、毎週特別講師がやってくる。

【前半】
「失われた10年」を超えて

バブルとその崩壊について講義を受ける。
バンダイが『たまごっち』で大赤字。それがハブルの縮図であったこと。

地価の高騰により企業の資産が増え、"トービンのq"により株価は割安とされ投資が加熱したこと。加熱しすぎ、含み益をも上回り、バブルが崩壊したこと。株式投資に資金が回ったのは、"未成熟債権国"と言われる黒字だがお金を貸す機能が未成熟で滞留し、そのお金が株式投資に回ったこと。

日本政府が作った銀行は、日本銀行以外すべて姿を消したこと。

女性労働力率と合計特別出産率に相関関係があること。(日本では相関係数が0.55)
女性が働きやすく出産もしやすい社会にすることが、経済的ゆとりと出生率の増加につながる。

などなど。


【後半】
好調日本経済の課題
スピーカー:NHK解説員 山田伸二 氏

まずは、NHKの不祥事の謝罪と、組織が変わるには外からの圧力が必要であること。そのためには受信料を納め国民から正々堂々とバッシングが必要なこと。などの挨拶。

バブルの崩壊で1,500兆円が失われたこと。これはGDPの3倍にあたる。しかし金融資産が1,400兆円あったこと、貯蓄率が下がり消費の落ち込みが限定的であったことなどで、最悪の事態は免れたこと。

今月で"いざなぎ景気"と並んだとされているが、好景気の実感がある人は少ないのではないだろうか。これは、緩やかに経済が上昇しているため。"悔い改めの景気"と山田氏は定義し、バブルの反省を踏まえている。バランスのよい景気。

当面の懸念材料として
  • 原油の高騰
  • アメリカ経済の原則
  • 中国経済

『つい最近、ダウ終値でも過去最高やったやん!』と突っ込みたくなったが、俺の間違い。ダウは確かにそう。でも大企業がヨーロッパ・アジアでの業績が伸びているのが反映されている。小さい企業も含む、すなわちアメリカ経済と符合する指標である"ラッセル2000"は高値から10%下落。アメリカの今年の経済成長は
  • 1stQ 5.6%
  • 2ndQ 2.6%
  • 3rdQ ~2%

だそうな。

日本は豊かな国だが、過去の高度成長ではなく、今後はどのような国にしていくのか。
スピーカーは"小さい政府"というが、それほど今は大きいのか。ヨーロッパのような社会保障の厚い国がよいのではと。



安陪総理「美しい国」ってなんですか?



ここではとてもじゃないが書ききれないな、今日の講義の内容は。おもろかったですわ。でも、書くのは疲れた。

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