ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

『ヴェロニカ・ゲリン』

2008年05月05日 18時00分00秒 | 映画
A mazon.co.jp
1996年、アイルランドのダブリンで、麻薬犯罪を追及し過ぎたゆえに、命を落とした女性ジャーナリストがいた。『エリザベス』のケイト・ブランシェット主演による、衝撃の実話の映画化。子どもたちにまで蔓延する麻薬の実態を摘発しようと決めたヴェロニカは、記者仲間でもタブーとされていた組織の中枢にまで取材を試みる。しかし、その強引な行動に対し、自宅に銃弾が撃ち込まれるなど彼女に魔の手が忍び寄るのだった。
ブランシェットは、モデルとなった実在の記者を演じるため、生前の彼女の話し方まで研究し、毅然とした表情で熱演。その一方で、夫や息子、母に対する良き家庭人としての面も見せている。物語は、ダブリンでの麻薬の実態を浮き彫りにするが、ヴェロニカが「女性」だということがほかの記者たちのやっかみに拍車をかけるなど、性差別もあぶり出す。ただ、家族や自分の命を犠牲にするほどのヴェロニカの情熱や使命感がどこから生まれたのか、いまひとつはっきり描かれない点は評価が分かれるところ。監督のジョエル・シュマッカーは、相変わらず男優の使い方がうまく、一瞬だけ登場するコリン・ファレルも強烈な印象を与える。(斉藤博昭)
★★★★ ☆☆☆☆☆☆4点
アイルランドも麻薬が蔓延していたんですね。日本も近いうち同じような悲劇が起きないとも限りませんね。都会での覚せい剤や麻薬の低年齢化が危惧されます。


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