『スマイルコレクター』

最初のうちは、Ｂ級スリラーだろうと思って観ていたのですが、これが良い意味で期待を裏切る作品でした。
【あらすじ】失業中の男二人組が、200万ユーロの大金を持った見知らぬ男をはねた。その大金は、数日前に誘拐された少女のために支払われるはずだった。だが少女は絞殺死体となって発見され、その口元には謎の微笑が浮かんでいた。このひき逃げ事件と、誘拐殺人事件をプロファイリングを得意とするリューシー巡査長が捜査することになり……。

2008年フランス映画祭で上映され、高い評価を受けた本作。原作は、フランスミステリー界注目の気鋭フランク・ティリエの「死者の部屋」だそうです。
少女誘拐殺人事件と大金強奪ひき逃げ事件、性質の違う二つの事件を巧みに絡ませた展開は、サイコサスペンスとしても新らしさを感じます。猟奇的なシーンもあるので、結構グロいですので、ご注意ください。
でも、良くできたサイコ映画です。

★★★★★★★★☆☆8点