ロビーニョ、レアルマドリードへ

レアル・マドリード（スペイン）は、現地時間21日（以下現地時間）、サントス（ブラジル）に所属するブラジル代表FWロビーニョ（21）の獲得について合意に至ったと発表した。移籍金は3000万ドル（約33億3000万円）と報道されている。
　ブラジルの次代を担うストライカーとして期待を集めるロビーニョを巡っては、昨年からレアル・マドリーが熱心なアプローチを続けていたものの、サントス側が近年の躍進の立役者を手放すことを頑なに拒んできた。今月に入ってからは、移籍を望むロビーニョ本人がサントスへの合流を拒否し、練習ボイコットに加えて３試合を欠場する事態にまで発展。今回、マドリードがサントスの設定した5000万ドル（約55億6000万円）という移籍金の６割に当たる3000万ドルを支払い、ロビーニョは移籍成立時にサントスから受け取る予定だった移籍金の４割となる2000万ドル（約22億2000万円）を放棄したことで、ようやく合意にこぎ着けた。
　ロビーニョの代理人、ワグネル・リベイロ氏は、「ロビーニョは、正式契約を結ぶのを心待ちにしている。レアル・マドリードでプレーするという夢を実現するために、彼が受け取る予定だった移籍金の40％を放棄までしたんだ」とコメント。マドリードにとっては、パブロ・ガルシア、カルロス・ディオゴに続く、今夏３人目の補強。しかし、ロナウド、ラウル、オーウェンとすでに世界的ストライカーを３人抱えるチームが、ロビーニョにどういった役割を与えるのか注目を集めている。
　ロビーニョは2000年に弱冠16歳にしてサントスでプロデビュー。ペレとも並び称されるトリッキーなテクニックを武器に02年のブラジル全国選手権優勝、03年のリベルタドーレス杯準優勝の原動力となるなど、名門復活に大きく貢献。ブラジル代表としても、先月ドイツで行なわれたコンフェデレーションズカップでは全５試合に先発し、２ゴールを挙げて存在感を見せた。

とうとう、サントスの抵抗も銀河系軍団に負けちゃいましたか。レアル、ＦＷいっぱいいるのにどうやってロビーニョを使うか興味ありますね。コイツ、身体はちっちゃいけど才能ありますからね。コンフェデで実証済み。０６年のＷ杯のブラジルの主役かもです。