『ソナチネ』

この映画によって、ヨーロッパで、北野武の名が知られるようになった、彼の代表作の一つです。

ストーリーは、自分が所属する組内の権力抗争の罠に嵌められ、それと知らずに子分数名と共に
東京から沖縄に移転させられた中年のヤクザ・村川（北野監督自ら演じている）が主人公。
沖縄に到着してしばらくはろくにすることもなく、子分達と美しい沖縄の海辺で日中は紙相撲の
真似事をしたり、夜は花火合戦で遊び呆けるばかりの様子が延々と描かれる。
しかし、敵側の組に雇われた殺し屋がやがて現れ、黙々と一人ずつ殺しては去って行く。…。

★★★★★★★★☆☆　8点

全編、沖縄が舞台なのに、沖縄のヤクザも全員、東京のヤクザと同じで、沖縄の島口でしゃべら
ないのが、ちょっと不自然だなぁと思ったね。
93年、あの頃は、携帯もなく、みんな公衆電話の時代だったんですね。（笑）