田口萌【紀田克美1987】のブログ『大安吉日。』

3月26日劇団球ジャージ番外公演2023弥生/CM大江戸温泉物語O.A中

グローブ座にて「王女メディア」観劇。。。

2016-01-12 10:13:56 | 映画・演劇・LIVE
言葉。

台詞ではなく 言葉。

台詞である 言葉。

声。

声の音。

俳優の身体を通して 放たれる

声と音が 連なって伝わる 言葉。


「平幹二朗」という 俳優が 劇場に響かせる「音」は

凄まじい情熱と 繊細な呼吸の 織物のようでした。


大切なのは 平さんのようなエネルギーを持つ俳優に

どの「言葉」を 世界へ放たせるかの さらなる

エネルギーを感じさせる 脚本と 演出。



であると 作り手の私は感じました。

俳優が 放ってみたい と思うような台詞を

産み出す作業が まず 作家には必要です。


私が 自身の人生を どう生きようかと

50年から 先を どうしていこうかと考えている日々に

劇作 家  ではなく  

劇 作家  と 思えるきっかけを

またひとつ戴く事ができました。



歳を重ねることの 素晴らしさ。

年輪を重ねるごとの 細胞の震えの重奏。



色々なものを 削ぎ落としても

そこに残るものを 密度高く 精度を高く

形に出来ること。


演劇は 演劇であるからこそ

存在しているのだと

心の底から 感じました。






だから また 走ります。

私も。

先へ。

進みます。。。















幹の会+リリック プロデュース公演
「王女メディア」

東京公演は16日(土)まで
http://lyric-produce.com/




































2016年。。。

2016-01-01 12:02:01 | 気まぐれ日記
皆様 どんな元旦をお過ごしでしょうか。

昨年も本当にお世話になりました。

そしてまた今年も宜しくお願い致します。




昨年12月、
私の人生にとってとても大切な方が
神様に必要とされ、高い空へと昇っていきました。


そしてその旅立ちをお見送りする為に
高速バスで故郷へ向かう途中、
蒲原の海を眩しい太陽がきらきらと照らしていました。
美しい景色でした。


最期を迎えることになった病室のカーテンを、
どんな日差しが入ろうとも閉めないで、と
いつも彼女は言っていました。


「ほら、ここから、青空が見えるから」と。


ずっとずっと、笑顔でした。










2016年が、皆様にとって、どのような一年であっても

「私が 今 生きている」と 実感できるような

大切で愛おしい一秒一秒の積み重ねとなりますように。。。








2016年1月1日


田口 萌