(2018/8/10 育成の手の抜き方について追記しました。)
せっかくですのでイナズマイレブンfor3DS(以下、無印1)の極限育成について解説したいと思います。
極限育成自体は足し算と引き算さえ理解していれば可能です。
足し算と引き算を行うためのルールと、実践の手間を把握するのが面倒なだけなのです。
計算自体は性格補正で掛け算が入ってきたり振るべき努力値量の計算で割り算が入ってきたりするポケモンより簡単だゾ!
■イナズマイレブン 極限育成
本記事は無印1での極限育成についてのまとめです。
無印2、無印3での育成についてはこちらの記事をご覧ください。
■そもそも極限育成って何?
簡単に言うと極限育成とは「いらないステータスを1にする育成」です。
細かく言うと「成長限界に達した時にいらないステータスを最低値の1になるようにする育成」です。
■成長限界って何?
全ての選手には、レベルアップと特訓で成長できる個別の限界が存在します。
ここでは、それを成長限界と定義します。
成長限界は「Lv99時のキック+ボディ+コントロール+ガード+スピード+スタミナ+ガッツ+のびしろ」から求めることができます。
のびしろは攻略本などで「+α」、攻略サイトで「自由値」と記載している隠しステータスです。
今回はGOギャラクシーの記述を採用し、のびしろとして扱います。
無印1では選手のLv99時のステータスは以下の6パターン+のびしろパターンになります。
限界に到達している状態で特訓を行うと、ステータスが上がった分だけ天秤に対応したステータスが下がるようになります。
シューズやペンダントは育成に影響を与えません。
育成の段階では装備は外して考えた方が間違いが起こりにくいです。
外しておくことをオススメします。
各選手がどのタイプのステータスかはスカウト時のコメントである程度確認可能です。
頭がいい(バランス)、足がはやい(スピード)、体力自慢(ストライカー)、手先が器用(ディフェンス)となっています。
ただし、コメントがない場合もあり、コメントがない選手でもバランスタイプやスピードタイプだったりもするので確実ではありません。
私はこの本で確認しています。
■いらないステータスってどれ?
ポジションによって変わります。
例えば、シュートを行わないFW以外の選手にキックは不要です。
スタミナはサッカーバトルを連続で行う場合にはあると嬉しいですが、対人戦では不要と言って良いでしょう。
※無印3はキーマン設定次第でFW以外もキックが必要になったりしますが、ここでは割愛。
■逆に必要なステータスはどれ?
コマンドバトルに大きく関わる以下の4つは大事にされます。
・シュートに関わるキック
・ドリブルに関わるボディ
・ブロック、キャッチに関わるガード
・相手との接触(コマンドバトル発生)に必要なスピード
コントロールとガッツはそれに次ぐステータスという扱いです。
初代の場合、天秤の問題もあり、コントロールよりガッツを優先する傾向が強いです。
■天秤って何?
天秤とはステータスの関係性のことです。
例えば、ある状況で特訓を行うと「特訓でキックを上げるとガードが下がる」、「特訓でガードを上げるとキックが下がる」という現象が発生します。
このような関係を「キックとガードは天秤の関係にある」と表現します。
「ステータスXを特訓で上昇させると、対応するステータスYが下がる」という関係を天秤に見立てているわけですね。
これを天秤ではなくシーソーと表現することもあります。
■天秤の関係
天秤の関係は、以下のように3つのカテゴリに分かれています。
カテゴリA
・キックを上げる → ガードが下がる
・ガードを上げる → キックが下がる
カテゴリB
・ボディを上げる → コントロールが下がる
・コントロールを上げる → ボディが下がる
カテゴリC
・スピードを上げる → ガッツが下がる
・ガッツを上げる → スタミナが下がる
・スタミナを上げる → スピードが下がる
ご覧の通り、カテゴリは閉じた関係にあり「カテゴリAのキックを使ってカテゴリCのスピードを上げる」というようなことは不可能になっています。
カテゴリは口頭ではAカテ、Bカテと略すことが多いです。
ステータスを上げ下げするためには、このカテゴリを覚えておく必要があります。
無印1は無印2、無印3とカテゴリが異なります。注意しましょう。
■ステータスの上げ方
選手のステータスは、レベルアップ、特訓、修練場の3つの方法で上昇させることが可能です。
・レベルアップ
レベルが上がるとステータスが上昇します。上昇するステータス、各ステータスの上昇量はレベルごとに固定です。
ステータスの合計が成長限界に達すると、レベルアップではステータスは上がらなくなります。
・特訓、修練場
のびしろを消費してステータスを上げます。
特訓は「現在レベルの本来のステータス+50」まで上げることが可能です。
のびしろを消費しつくすと、「今後のレベルアップで上昇する予定だったステータス」を消費してステータスを上げます。
ステータスの前借りをしていると考えればわかりやすいでしょうか。
■ステータスの前借り
前借り可能なステータスは以下のように計算で求めることができます。
・成長限界-(現在のキック+ボディ+コントロール+ガード+スピード+スタミナ+ガッツ+のびしろ)
この前借り可能なステータスが0になると、「天秤って何?」のときに説明した「ステータスXを特訓で上昇させると、対応するステータスYが下がる」という現象が発生します。
■前借りする意味はあるのか?
前借りで行う特訓はプレイヤーが決めることが可能です。
つまり、カテゴリAを上げる予定だったステータスを前借りすることで、カテゴリBやカテゴリCを上げることが可能です。
また、過剰な前借りを行うことで選手が成長限界に到達すれば、レベルアップでカテゴリAが上がることはなくなり成長が止まります。
前借りを行うタイミングを調整して成長を止めることで、不要なステータスを1にすることが可能になるのです。
■前借りを行うタイミング
前借りを行うタイミングは、一言で「低レベル」と呼ばれることが多いです。
一言で低レベルとは言いますが、選手と育成方針によってはLv80になっても「低レベル」であることが多いです。
この「低レベル」は、基本的に以下の3つの条件を全て満たしている状態のことを指します。
・カテゴリAの目標値≧現在の「キック+ガード」
・カテゴリBの目標値≧現在の「ボディ+コントロール」
・カテゴリCの目標値≧現在の「スピード+スタミナ+ガッツ」
■各カテゴリの目標値(MF、DF、GKの場合)
いらないステータスを1にするためには、各カテゴリの目標値を計算する必要があります。
例えば、キックが不要なMFやDFの場合、カテゴリAの目標値は以下のように求めます。
・カテゴリAの目標値=1+レベル99時のガード+50
「1」はいらないステータス、つまりキックの最低値です。
「レベル99時のガード+50」はレベル99のときの「現在レベルの本来のステータス+50」。つまりレベル99のときのステータスの上限になります。
同じようにカテゴリCの目標値も計算しましょう。
・カテゴリCの目標値=レベル99時のスピード+50+1+レベル99時のガッツ+50
「1」はスタミナです。
カテゴリAとカテゴリCを求めた後であれば、カテゴリBはのびしろの具体的な数値がわからなくとも目標値を定めることが可能です。
・カテゴリBの目標値=成長限界-(カテゴリAの目標値+カテゴリCの目標値)
ここまで求めることができれば、後は実践するだけです。
■極限育成の実践:ステップ1.低レベル
目標値を決めたら、以下の条件を全て満たしている間はどんどんレベルを上げましょう。
・カテゴリAの目標値≧現在の「キック+ガード」
・カテゴリBの目標値≧成長限界-(カテゴリAの目標値+カテゴリCの目標値)
・カテゴリCの目標値≧現在の「スピード+スタミナ+ガッツ」
目標値と現在のステータスの差が1~3になったら、レベルが上がる直前にセーブしてください。
レベルアップで超過するようだったらリセットしてください。
ギリギリのレベルだったと確認したらリセットをすることでステップ1は完了となります。
■極限育成の実践:ステップ2.低レベルでの特訓
特訓で以下の条件を満たすように調整します。
・カテゴリAの目標値=現在の「キック+ガード」
・カテゴリCの目標値=現在の「スピード+スタミナ+ガッツ」
カテゴリAとカテゴリCの調整が終わったら、成長限界に達するまで、ボディとコントロールを特訓で上げましょう。
ボディを上げたときにコントロールが下がったら(または、コントロールを上げたときにボディが下がったら)、ステップ2も完了です。
■極限育成の実践:ステップ3.レベル99までレベル上げ
成長限界に達した選手をレベル99まで育てます。
レベル上げは駅前のサッカーバトルがオススメです。派手なミサンガを装備して駅前を徘徊しましょう。
■極限育成の実践:ステップ4.最終調整
特訓なり修練場なりを利用して、以下の最終調整を行います。
・ガードが最大にする ・ガッツが最大にする
・スピードが最大にする ・ボディが最大にする
これでFW以外の極限育成は完了です。
FWの場合、キックとガードを極力両立する必要があるため、各カテゴリの目標値が若干変わります。
■各カテゴリの目標値(FWの場合)
カテゴリCの目標値の計算は他のポジションと変わりません。
・カテゴリCの目標値=レベル99時のスピード+50+1+レベル99時のガッツ+50
「1」はスタミナです。
カテゴリBの目標値が変わります。
・カテゴリCの目標値=レベル99時のボディ+50+1
「1」はコントロールです。
カテゴリAの目標値は定めず、代わりの目標値を定めます。
・成長限界-(カテゴリBの目標値+カテゴリCの目標値)≧100
■極限育成の実践:ステップ1.低レベル
・成長限界-(カテゴリBの目標値+カテゴリCの目標値)≧100
・カテゴリBの目標値≧現在の「ボディ+コントロール」
・カテゴリCの目標値≧現在の「スピード+スタミナ+ガッツ」
他は前述のステップ1と同じです。
■極限育成の実践:ステップ2.低レベルでの特訓
最初にキックとガードの特訓を行います。
キックとガードに+50した後にカテゴリC、カテゴリBの調整です。
ステップ3以降はガードではなくキックを最大とする点以外は他のポジションと同じです。
■追記 育成の手の抜き方
手抜きの方法です。手抜きと言っても極力手間を省くというだけです。
選手の強さ自体は変わりません。
育成を成功させるためにも、ミスが生じるような手間は省くべきです。
A.「低レベル」時に行うべき特訓を減らす。
「ステップ1.低レベル」の調整は、可能な限りレベルアップのみで行いましょう。
特訓、修練場巡りはなるべく控えてください。
「1レベルでも上げるとカテゴリのどこかが目標値をオーバーしてしまう!」というところまでレベルを上げましょう。
そこまで来てから特訓、修練場巡りを行いましょう。
そこまでは「低レベル」なのです。
たとえゲームクリア時のレベルを大きくオーバーしていても、ウラゼウスを余裕で倒せるレベルだとしても、
「目標値に達していなければ低レベル」なのです。
※極端な例として、無印3の選手である「パンツ」は、育成の方針次第ではLv99でも低レベル扱いです。
B.最終調整は修練場でまとめて行おう。
「ステップ4.最終調整」は、レベル99になった後の調整です。
ステップ4はレベル99になったらすぐ取り掛からなくてはいけないというわけではありません。
チームメンバー16人がそろってから行ってもよいのです。
全員まとめて修練場を利用すれば、特訓はガッツ分だけで済ませることが可能です。
1.アタックコースで全員のキックとボディを上げる
2.ディフェンスコースでFW以外のガードを上げる。
3.スピードコースで全員のスピードを上げる。
4.特訓で全員のガッツを上げる。
C.wikiの情報はこの際ひとまず忘れよう。
海外勢からも「ボディやガードを特訓で+20すればいいの?」という質問を頂いたりします。
おそらくwikiの情報を読んだのでしょう。
wikiの情報は有用ですが、さすがに古い情報もかなり含まれています。
混乱するくらいならいっそwikiの情報はひとまず忘れましょう。
大事なのは「各カテゴリの値を目標値に合わせること」です。
無印2や無印3では多少異なる育成方針も存在しますが、無印1に限っては以下のことを守って育成した方が良いです。
・低レベル時に必要以上の特訓はするべきではない。
・各カテゴリの調整は、可能な限りレベルアップだけで調整する。
極限育成はこの2点さえ抑えておけば、あとは足し算と引き算だけの話なのです。
だいたいこれで極限育成に必要な情報は全て列挙したと思います。
何か足りないもの、わからないことがあったらレスして教えてください。
1.レベル上げ
2.ステータス調整
3.レベル上げ
となっていますが、1.レベル上げの最中(例えば、対象選手を引き抜いた直後など)でも
Kc+Gd, Bd+Ct, Sp+St+Gtをそれぞれの目標の範囲内にとどめれば
修練場や特訓をしても問題ないでしょうか?
2.ステータス調整について。特訓や修練場は使っているうちに1度で+3されますが、「あと+1だけ割り振りたい、+3すると目標オーバーする」ような場合はどうするのでしょうか?