あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

平和で幸せな世界をめざして

2023-05-29 | ライブレポ

三次市吉舎町の古民家カフェ「Shiibasan」に

リーパ―さん夫妻を迎えての

講演会が開催できたのは写真家・

宮角孝雄さんの出会いから。

宮角さんにご紹介頂いて、

2曲を英訳してもらった。

10数年来の念願が叶い先だって

ユーチューブにアップできた。

30年ぶりの花粉症を発症。

ベストとは言い難い状態で

レコーディングした。

動画撮影や編集でもすったもんだ。

お金もだいぶつぎ込んだ。

それが全然報われていないのが

むしろ笑えますぅ。

それはさておき、

リーパーさんの講演とにいやの歌は

おかげ様で好評だった。

講演タイトルは「世界平和の為にわたしたちが

できること」。

リーパーさんは原稿なし。

多角的な視点で世界の安定と平和について

お話された。

とても興味深い内容だった。

人口の1%が栄耀・栄華を満喫する為に

残り99%の人間が奉仕しているのが

この地球の現状だと。

メディアは情報操作をしていて、

1%の人間に不都合な事実が

一般人に気づかれないようになっている。

全ての政治経済は拝金主義者が牛耳って

いるのだから「お金」の価値を

上げないことをリーパーさんは

目標にされている。

銀行にお金を預けない。

投資しない。

全ての人間がお金を引き出したら

お金が効力を失う。

ただしそれだけのお金は実際には

保有されていないそうだ。

第2の視点は環境破壊。

末期的な状況を多くの人は

意識していない。

その為にもお金を介した流通や

物流に頼らず地産地消すること。

耕し・育てることが大事だと。

リーパーさんは来年から米国で

農業を始めるそうだ。

人口減少・高齢化から農業離れが

激しい日本。

特に里山が荒廃していくのを

危惧されている。

循環型社会の活動拠点にされていた

三次市甲奴町の古民家は

折悪くコロナでとん挫。

住める状態ではなくなり手放されたそう。

理想はあっても現実はそのように

厳しい。

講演の冒頭、

これまで社会や世界を変えようと

幾人もの人が立ち上がったが全員

暗殺された。

だから大きく変えるのは命がけだ。

ヒーローに我々の理想を託すのではなく

我々ひとりひとりが活動をするべきだ。

多くの人間がその理想を実行し

いつの間にか社会が変わっていくのが

理想だと。

写真提供/宮角孝雄

 

リーパーさんの活動は反核にも及ぶ。

ヒロシマが平和文化を掲げていることが

目からうろこだったそう。

平和と文化ではない平和文化は

ヒロシマ発の精神的バックボーンだ。

全ての問題の発端は自分さえ良ければ

という自己中心から。

集まった方々は次の世代のことを

慮っている人たちで大多数とは

異質な人だと講演途中で気づいた。

質疑応答でたくさんの意見が出たのは

想定外だった。

ある方の意見は政治的なことで

この場にそぐわないと言う意見も。

自民党が嫌いと言われたが

首相の奥様のいわば地元で

そう言える人はある意味で凄い。

大多数に流されず自分の意見を持つ

ましてや実践する人は少数だと思う。

世の中を動かしているのは多数決だが

この場に集う我々はその弊害を知る

少数派だと思った。

いわば同志だ。

そのことを皆さん深く理解下さり

意義ある会になった。

予定時間を20分オーバーして

ライブに入った。

前日、音響の大崎さんと会場作りに来た。

一日掛かったがおかげさまで好評だった。

英訳してもらった2曲を訳者と

発音指導のジェシカさんご本人の

前で歌うのはちょっとした勇気が

必要だったが和やかな雰囲気で、

皆さん好意的に聞いて下さった。

ライブ開始と同時に消防車が往来。

それから草刈り機の爆音が始まった。

前日に比べたらひんやり涼しかった。

草刈りに最適な日ではあった。

が、縁側と庭を使ってのコンサート。

あまりに爆音で皆さんの集中力が

途切れていた。

ライブと同時に終わったと思ったら

後で聞くにコンサートへの無言の

抵抗だったよう。

オケを使って外に向かっての

コンサートは関係者外には爆音。

ご近所迷惑だったと知る。

謝罪に行くもとりつくしまなく

厳しいお叱りを受けた。

この企画自体は歓迎された。

遠方から初めての参加も頂けた。

それはリーパーさん夫妻のお人柄。

出会えて幸せだ。

色々なことに気づけた1日だった。

まずは自分と隣人とに平和的関係を

打ち立てる。

そのことが基本のキと頭では

理解しているが現状はちょっと違う。

世界平和は遠いわけだ。

終えてリーパーさん夫妻他と

打ち上げた。

奥様のエリザベスさんのお誕生日の

お祝いもかねて楽しい時間だった。

明日からまた平和な世界に生きる為に

あくまでこっそりと頑張ろうと思う。

 


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